岡田直樹 内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策、地方創生、規制改革、クールジャパン戦略、アイヌ施策)が2023年7月26日、琉球大学医学部・病院の移転先である宜野湾市を訪問し、移転事業の進捗状況を視察しました。
視察現場では、宜野湾市の松川正則市長と本学西田睦学長から、これまでの内閣府からの支援及び骨太の方針への沖縄健康医療拠点整備に関する記載について御礼を述べるとともに、物価高騰を受けている現状を伝え、更なる支援を要請しました。引き続き、松川市長から区画整理事業の概要の説明と本学キャンパス移転を担当する大屋祐輔理事から移転事業の進捗等の概要説明が行われました。
岡田大臣からは、今後もしっかりと支援していく旨と当該事業が宜野湾市と協力しつつ地元住民の健康増進等に貢献し、さらに広い効果を及ぼしていくことを期待している旨発言がありました。
午後には、内閣府主催の「強い沖縄経済セミナー2023」が開催され、西田学長がプレゼンターとして出席しました。
冒頭の岡田大臣による基調講演では、「強い沖縄経済」の実現に向けたビジョンが共有され、基調講演の後には沖縄工業高等専門学校の眞喜志副校長と兼城特別顧問、沖縄科学技術大学院大学のカリン・マルキデス学長、本学の西田学長がそれぞれプレゼンテーションを行いました。
西田学長は「基地跡地の利活用」をテーマに、先端医学研究センターで実施している先端研究・産業振興についての状況や、高度医療・地域医療水準の向上に向けた県内初の取組みとして高度救命救急センターを整備すること等を説明しました。最後に、「本学医学部及び病院の移転が及ぼす経済効果」と「地元経済界・産業界との協働」との相乗効果により、沖縄健康医療拠点における整備効果の最大化をはかり、駐留軍用地跡地利用のモデルケースとして沖縄振興への貢献を実現したいと結びました。
左から大屋祐輔理事、西田睦学長、岡田直樹大臣、松川正則市長、和田敬悟副市長
移転先用地の様子
セミナーでのプレゼンテーションの様子(西田学長)