お知らせ

琉球大学・JICA沖縄共催アフリカ・イベント開催

 平成31年2月22日(金)、JICA沖縄ニライホールにおいて、琉球大学・JICA沖縄共催によるSDGs(持続可能な開発目標)合同イベント「もっとアフリカを知ろう!」を開催しました。
 これは、今年8月に横浜で開催される「第7回アフリカ開発会議(TICAD7)」を見据え、アフリカの認知向上へ向けた学生イベントとしてJICA沖縄との連携により開催したもので、2月15日(金)にはJICA沖縄において、企業やNPO等を対象とした「アフリカセミナー」も開催されました。

 アフリカ・イベントには、県内大学生、大学教員、民間企業等からの参加者に加え、アフリカからの留学生も含め、60名が参加しました。
花城梨枝子理事・副学長(国際戦略担当)の開会挨拶に続き、JICA沖縄国際センターの鈴木薫次長が「アフリカ地域における持続可能な開発へのJICAの貢献」と題し、アフリカの現状やアフリカで展開しているJICA事業について講演しました。

 引き続き、工学部小倉暢之教授が「ABEイニシアティブプログラムによる琉球大学のアフリカへの貢献」について講演しました。またボツワナから同プログラムの研修員として小倉教授の研究室で学んでいるタビソ・セノさんは琉球大学での留学生活について紹介しました。
 農学部川満芳信教授は、「ボツワナの乾燥冷害地域におけるヤトロファ・バイオエネルギー生産のシステム開発」と題して、ボツワナで実施したSATREPSプロジェクト〔JICA・JST(科学技術振興機構)との共同実施による地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム〕について講演しました。また、医学部小林潤教授が、「アフリカの保健医療の状況」と題して、アフリカにおける保健医療の現状や取組について講演しました。

 講演に続いて、JICA青年海外協力隊経験者3名によるアフリカでの体験談として、それぞれ派遣国でのボランティア活動や生活等について紹介しました。

  • 大山千智さん(ベナン共和国、感染症対策)
  • 照屋大地さん(ウガンダ共和国、コミュニティ開発)
  • 辻和歌子さん(セネガル共和国、助産師)

 最後に、琉球大学国際交流サークルによる音楽が披露され、アフリカからの研修員も音楽にあわせてダンスするなど、和やかな雰囲気なイベントとなりました。