本学では、事務系職員の能力及び資質向上を目的として、体系的なSD研修を実施しています。今回は、そのうちの若手事務系職員の選択科目である「令和4年度評価・IR研修―応用編―」を大学評価IRマネジメントセンターの主催で、令和4年12月21日(13:15-16:45)に実施しました。
本研修は、令和4年11月に開催された基礎編をベースに、より実践的なIR業務に触れることで、職員のデータ分析・解釈能力と資料作成・プレゼンテーション能力の向上を図ることを目的としています。研修の講師を当センターの吉田望講師が務め、事務系若手職員ら6名が受講しました。
以下は応用編の主な研修内容です。
評価・IR研修―応用編―
1.IRの概略や基本的な手法(ダッシュボードやベンチマーキング等)、当センターが実施したIR事例を交えたIRの手順についての講義
2.大学ポートレートに関するデータを教材にして、BIツールを用いたデータ処理や可視化の方法について演習
3.「本学のダイバーシティ」について強み・弱みをベンチマーキングにより分析し、結果を分かりやすく伝えることを目的としたIRのグループワークの実施
4.当センター長の越野泰成教授及び副センター長の前田髙士教授に対して、各グループが分析の結果を発表
研修後のアンケートでは、「短時間での基本的な考え方、Power BIの使い方、考察の仕方について習得できました。」「大学におけるIRについてよく耳にするけれども、実際にどのように分析し、それを活かしていくか全体像がわかりました。」「実際にデータを用いて分析することができたため、分析に失敗したりもしましたが、試行錯誤して楽しく研修ができた。」等の意見が寄せられました。
評価やIRはPDCAサイクルによる内部質保証実現のための仕組みやツールであり、本学構成員には評価・IRについての理解が求められています。当センターは、研修を継続することにより、これらのマインドを涵養し、内部質保証を推進する環境を整えていきます。
研修資料は、以下の大学評価IRマネジメントセンターのサイトに学内限定で掲載しています。
URL https://gspd.skr.u-ryukyu.ac.jp/raimc/?p=2046
研修の様子