お知らせ

2月期学長記者懇談会を開催しました

 琉球大学では2月24日(水)、大学本部棟4階第一会議室において、「2月期学長記者懇会」を開催しました。 
 今回は、本学周辺の渋滞解消などを目的とした電動自転車のシェアリングサービス実証実験の紹介や、台風に関するシンポジウム・成果報告会開催について案内しました。また、文化財の保護として赤羽刀(日本刀)の修繕や、デジタルアーカイブ化を目指すクラウドファンディング実施に関する説明をしました。その他にも、小中高生を対象とした科学教育プログラムである「琉大ハカセ塾」、「琉大カガク院」受講生の受賞や、中学生向けの工学教材企画コンテストにおいて本学学生チームが受賞した旨の報告がありました。

 今回の懇談事項は以下のとおりです。 
 資料については、こちらをご覧ください。

➀ 本学キャンパスにおけるシェアサイクルを活用した新たな交通環境の創造による行動変容研究について
(研究推進機構研究企画室 上席URA 羽賀 史浩)
 概要: 本学及びその周辺を対象とした電動自転車のシェアリングサービス実証実験の紹介。当研究は、本学新入生が自動車を持たなくても生活できる環境を整備することで自動車通学率を抑え、大学構内及びその周辺の交通渋滞緩和につなげることや、シェアサイクルでの利用電力を再生可能エネルギーで供給し、脱炭素社会構築等を目的として行われており、現在はてだこ浦西駅を始めとする4カ所にステーションを配置している。
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② シンポジウム兼研究報告会「多面的な台風のすがた」について
(理学部 准教授 伊藤 耕介)
概要:令和3年3月13日(土)本学理系複合棟にて開催される台風に関するシンポジウム兼研究プロジェクト報告会開催についての案内。「多面的な台風のすがた」と題したテーマにて、プロジェクトの研究成果である台風と海洋、生態系をつなぐシュミレーションモデルや、AIを活用し気象衛星画像から台風の強度を予測するシステムの構築等について紹介する。
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➂ 「日本刀保存修復プロジェクト」のクラウドファンディングの実施について
(理学部 助教 小林理気)
概要:令和3年2月12日(金)に開始した日本刀の学術研究とデジタルアーカイブ化を目指すクラウドファンディングについての説明。 今回のクラウドファンディングは、沖縄にある赤羽刀(日本刀)や沖縄に縁のある日本刀の解析を行い、その材料力学的特徴の解明を行うことで、デジタルアーカイブとして保存することを目的として行われる。目標金額に達した場合、次のステップとして沖縄県立博物館・美術館所有の赤羽刀1振の修繕実現にかかる費用を募る予定。
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➃JST事業「琉大カガク院」「琉大ハカセ塾」における受講生の受賞報告について
(教育学部 准教授 福本 晃造)
概要:小中学生を対象とした琉大ハカセ塾、高校生を対象とした琉大カガク院における受講生の受賞報告。琉大ハカセ塾受講生から眞榮城綾香さんが「バナナセサリ~その不思議な生態に迫る~」と題した研究テーマにて、琉大カガク院から平良健史朗さんが「サンゴの産卵時期は人為的に変えられるか?~ウスエダミダリイシの性ステロイドホルモン合成経路解明からのアプローチ~」と題した研究テーマにてそれぞれ受賞した。
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⑤第3回 電子工学教材企画コンテスト受賞報告について
(工学部4年次 宮良 諒)
 概要:第3回電気工学教材企画コンテストにおける本学学生チームの受賞報告。当コンテストは中学生向けの教材企画をとおして電気工学の魅力や楽しさの習得を目的としており、今回は「電気・電力と地球環境」をテーマに企画を募集した。本学からは理工学研究科の屋比久哲也さんを中心としたチームが、スマートメーターを用いた消費電力の測定に関する教材を企画し、見事特別賞を受賞した。
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懇談会の様子


シェアサイクル実証実験について説明する宮田助教(左)、羽賀上席URA(右)


シンポジウム兼研究報告会について説明する伊藤准教授


日本刀保存修復プロジェクトについて説明する小林助教


「琉大カガク院」、「琉大ハカセ塾」における受講生受賞について説明する福本准教授


電気工学教材企画コンテストについて説明する宮良さん