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琉球大学附属図書館職員が沖縄文化協会賞を受賞

この度、本学附属図書館職員(保存公開係)の久貝典子事務補佐員が、沖縄文化協会が主催する第41回沖縄文化協会賞のうち、金城朝永(きんじょう ちょうえい)賞を受賞しました。

沖縄文化協会賞は、沖縄研究のさらなる発展を願い創設された賞で、仲原善忠賞(文学等)、比嘉春潮賞(歴史学等)、金城朝永賞(言語学・民俗学等)の3つの賞で構成され、昨年度までに計124人が受賞しています。今回は191人の対象者から、東京と沖縄で選考委員会が開催され、3名の受賞者が決定されました。久貝氏は、沖縄県立芸術大学大学院在学中から手掛けた「鎌倉芳太郎ノート」の整理を通して、鎌倉の研究の足跡と展開を解明するとともに、琉球・沖縄の染織文化の歴史と特徴を明らかにしようと継続的に研究をすすめており、その成果が高く評価され、今回の受賞となりました。

令和元年11月16日(土)に沖縄国際大学において授賞式が行われました。同日、式に先立ち、「近世琉球の布の諸相を描くため―今後の研究の課題―」と題して久貝氏が自身の研究を振り返り、また近世期~近代・戦後にいたる琉球・沖縄における染織文化の概要と今後の研究の課題について発表しました。久貝氏は、こうした専門を活かして、本学においては琉球大学附属図書館で所蔵している貴重な琉球・沖縄関係資料を学内外に発信する業務で活躍しています。


【受賞者の研究発表の様子】


【授賞式の様子】


【授賞式を終えて】


【附属図書館長に受賞を報告】


【(左から)熊渕部長、川本附属図書館長、久貝氏、佐藤情報サービス課長】