お知らせ

琉球⼤学と⼋千代エンジニヤリングにおける産学連携の協⼒推進に関する連携協定を締結しました 目標7:エネルギーをみんなに そしてクリーンに目標8:働きがいも経済成長も目標9:産業と技術革新の基盤をつくろう目標11:住み続けられるまちづくりを目標17:パートナーシップで目標を達成しよう

 琉球大学(学長:喜納 育江)と八千代エンジニヤリング株式会社(代表取締役社長執行役員:高橋 努)は、カーボンニュートラル実現および地域社会の交通環境向上を目的として、2026年2月17日に新たな産学連携協定を締結しましたのでお知らせいたします。

 本協定は、本学と八千代エンジニヤリング株式会社が実施してきた「キャンパスMaaS」の実証実験の成果を基盤として、地域交通課題解決のための「社会実装アプローチ」を本格化させるものです。

 琉球大学周辺では、通学・通勤に伴う深刻な交通渋滞が課題となっています。本学が掲げる「2050年カーボンニュートラル」には、運輸部門における脱炭素化が不可欠です。本学のカーボンニュートラルロードマップにおいても「交通インフラ」を重要な手段と位置づけています。

 本学と八千代エンジニヤリング株式会社は2018年より「キャンパスMaaS」における交通環境の向上に関する検討を共同で進めてきました。学生約200名が参加した2024年度の「キャンパスMaaS」の本学での実証実験では、適切なインセンティブ付与により、自動車利用者の約59%が一度以上公共交通を利用し、全通学回数の約16%が公共交通などへ転換されるという成果が得られました。

 これらの成果を恒久的なシステムとして社会実装するために、本協定の締結に至りました。本協定では、八千代エンジニヤリング株式会社が有する交通計画分野における行政支援やAI・デジタル技術と、本学の神谷大介教授(工学部)が進める交通工学・都市計画の知見を融合し、EBPM(データに基づく施策立案)の推進、公共交通への転換を促すインセンティブ設計の高度化、行政(沖縄県・周辺自治体)や交通事業者との広域連携の強化などを実施し「キャンパスMaaS」の実装を進めていきます。

 沖縄においての渋滞緩和という「社会的責任」を果たすとともに、持続可能なモビリティ社会のモデルケースを構築することを目指します。

▶琉球大学のカーボンニュートラルロードマップはこちら
https://ecocampus.jim.u-ryukyu.ac.jp/?p=1906

▶ 2024年に実施した「キャンパスMaaS」の実証実験の詳細はこちら
・キャンパスMaasの取り組みについて
https://www.u-ryukyu.ac.jp/news/61109/
・実証実験の結果について
https://www.u-ryukyu.ac.jp/news/67770/


    本協定の概要

     今回の産学連携協定は、国立大学法人琉球大学と八千代エンジニヤリング株式会社が、相互に協力して、自家用車による通勤・通学の抑制を図り、公共交通等の利用を促進することにより、地域社会全体の交通環境の向上とカーボンニュートラルの実現に寄与することを目的とする。

     以下に、「産学連携の協力推進に関する協定書」より第2条および第7条の抜粋を掲載する。(甲:国立大学法人琉球大学 乙:八千代エンジニヤリング株式会社)

    【連携事項】
    第2条 甲及び乙は、前条の目的を達成するため、次に掲げる事項について連携し、協力する。

    (1)自家用車の利用抑制と公共交通等の利用促進に関すること

    (2)自家用車利用抑制にかかる経済的アプローチに関するシステム開発に関すること

    (3)環境負荷の軽減に向けた教育の実施に関すること

    (4)交通データの収集と分析に関すること

    (5)その他、本協定の目的達成に必要な事項に関すること

    【有効期間及び更新】
    第7条  本協定の有効期間は、本協定締結日にかかわらず、令和7(2025)年 6月1日から令和10(2028)年5月31日までとする。ただし、本協定の有効期間が満了する日の1ケ月前までに甲乙のいずれかから書面による特段の申し出がないときは、本協定の有効期間は、1年間更新されるものとする。


     始めに、関係者間で締結式が行われました。《第一部》


    左から八千代エンジニヤリング株式会社の天方所長、喜納学長、水野取締役副社長執行役員

     


    調印の様子

     続いて、記者向けにプレス発表が行われました。《第二部》


    協定書を持つ水野取締役副社長執行役員、喜納学長

     
     締結に向けて喜納学長、水野取締役副社長執行役員よりご挨拶をいただきました。

    喜納育江 琉球大学長コメント
    「本学と八千代エンジニヤリング株式会社は、「キャンパスMaaS」の共同研究や実証を通じて、マイカー通学から公共交通への転換を促す新たな通学モデルに取り組んできました。その結果、マイカー通学者の16%が公共交通に転換するという確かな成果が得られ、学生が安心して通えるキャンパス作りの大きな一歩となりました。その一方で、恒久的な仕組みとして定着させるには、多くの課題が存在することが明らかになりました。今回の協定は、こうした課題の克服に向けて、両者の知見と強みを結集し社会実装に向けた歩みを進めるための、重要な節目となります。」


    挨拶をする喜納学長

    水野高志 八千代エンジニヤリング株式会社 取締役副社長執行役員コメント
    「八千代エンジニヤリング株式会社と琉球大学は、2019年から「キャンパスMaaS」の取組にて共同研究を進めてきましたが、今回の協定はその成果が、社会実装のフェーズに至った記念すべき日だと思っています。琉球大学のカーボンニュートラルの実現に向けた、コミュニティ社会のモデルの構築を通じて、渋滞の緩和をし、この成果を沖縄から発信していきたいと考えています。」


    挨拶をする水野取締役副社長執行役員

     工学部の神谷教授、八千代エンジニヤリング株式会社の菅原プロジェクトリーダーより、協定締結に係る提携内容の詳細についてご説明をいただきました。



    説明を行う工学部の神谷教授

     


    説明を行う八千代エンジニヤリング株式会社の菅原プロジェクトリーダー


     最後に質疑応答にて出席者よりご説明をいただきました。


    記者からの質問に回答する出席者ら