2023年11月24日~26日に開催されたグローバルヘルス合同大会において、保健学研究科の小林潤教授が令和5年度「日本熱帯医学会賞」を受賞しました。授与式は東京大学安田講堂で行われました。
グローバルヘルス合同大会は、日本熱帯医学会、日本国際保健医療学会、日本渡航医学会、国際臨床学会の4学会合同で行われ、1500名以上の参加によって盛大に開催されました。日本熱帯医学会は、グローバルヘルス系の4学会で最も古く第65回目の学術集会で、学会の最高賞である熱帯医学会賞の20人目の受賞となりました。
小林教授は1997年に提唱された橋本イニシアティブ事業に参画し、学校を基盤とした寄生虫対策の普及に必要な科学的根拠を示しました。国家事業が終了した2008年以降は国際学校保健コンソーシアムを日本及びアジア発のシンクタンクとして結成しました。これにより、新しい保健・教育課題に対応した学校保健の国際的普及に寄与する研究を、日本・海外の研究パートナーと実施し、成果を現在まで創出し続けていることが高く評価されました。
本賞は、平成17年に野中薫雄名誉教授、平成29年に山城哲教授が受賞しており、琉球大学からは3人目の受賞となり、熱帯医学・グローバルヘルスに対し、本学は大きく貢献しています。山城教授は現在熱帯医学会の理事長を務められており、今回、山城理事長から小林教授に授与されることとなりました。
授賞式の様子