お知らせ

琉球大学附属図書館職員が沖縄文化協会賞(比嘉春潮賞)を受賞

 この度、本学附属図書館職員の前田勇樹保存公開係員が、沖縄文化協会が主催する第44回沖縄文化協会賞(比嘉春潮賞)を受賞しました。
 沖縄文化協会賞は、比嘉春潮賞(歴史学等)、仲原善忠賞(文学等)、金城朝永賞(言語学・民俗学等)の3つの賞で構成されています。前田氏は、「沖縄初期県政期の政治・社会研究」というテーマで、沖縄県設置前後の近代期における近代文献史料・新聞ほかを政治・社会状況の両面から分析、旧来の研究になかった沖縄県政初期の政治・社会状況を体系的に研究しました。また、『つながる沖縄近現代史』(2021年11月)の刊行にみる近現代史研究、全国誌『歴史学研究』(1023号)への寄稿など、沖縄近現代史研究に関する新たな見解を次々と発表しています。今回の受賞は、それらの成果が総合的に評価されたものとなりました。
 前田氏は、これらの専門性を活かし、附属図書館で所蔵している貴重な琉球・沖縄関係資料を学内外に発信・広報する業務で活躍しています。


授賞式(令和4年11月26日開催)における研究発表


授賞式の様子


附属図書館長に受賞を報告