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川島菫研究員(理学部)と池田譲教授(理学部)が2022年度 Zoological Science Award(日本動物学会 論文賞)を受賞

 本学の川島菫研究員(理学部)と池田譲教授(理学部)が2022年度 Zoological Science Award(日本動物学会論文)を受賞しました。Zoological Science Awardは日本動物学会の出版する学術誌Zoological Scienceに掲載された論文のうち、特に優れた研究に対して贈られるもので、受賞者にはあわせて藤井賞が授与されます。2022年9月9日に、早稲田大学で開催された日本動物学会第93回年次大会早稲田2022の中で大隈記念講堂大講堂にて授賞式が行われました。

<受賞論文名>
Evaluation of Visual and Tactile Perception by Plain-Body Octopus (Callistoctopus aspilosomatis) of Prey-Like Objects
(ヒラオリダコによる餌様模型の視覚と触覚による認識についての検証)https://doi.org/10.2108/zs210037

<受賞者>
川島菫(琉球大学)・池田譲(琉球大学)

<論文の内容>
無脊椎動物最大サイズの脳と精巧な眼を持つタコを対象に、動物が物体認知の際に用いる感覚を実験的に検証した。これにより、琉球列島沿岸に生息するヒラオリダコは、餌であるカニを視覚と触覚を組み合わせて認識していること、視覚が触覚に比べて餌認知には優先して用いられることをなど、感覚モダリティについて重要な事柄を明らかにした。