お知らせ

【教職員向け】「令和2年度前学期における講義等の実施にかかる基本的な考え方」に関するガイドライン

~2020年、琉球大学は開学70周年を迎えます。~
Island wisdom, for the world, for the future. 


教職員の皆さんへ

 令和2年度前学期における講義等の実施については、「令和2年度前学期における講義等の実施にかかる基本的な考え方」に基き対応を頂きますが、その具体的方策についてガイドラインを示します。
 なお、学問分野や個々の授業形態に特徴があるため、実際の対応は学部や授業担当の教員による工夫をお願いします。

1.授業環境について

1.1 授業を実施する要件

「令和2年度前学期における講義等の実施にかかる基本的な考え方」に示す
(1)換気の悪い密閉空間である
(2)多くの人が密集している(手の届く距離に多くの人がいる)
(3)近距離での会話や発声が行われる
の「3つの条件」が同時に重なり合わないような環境を確保した上で、授業を実施してください。

1.2 「3つの条件」が同時に重なり合わないような環境とは

 具体的に「3つの条件」が同時に重なり合わないような環境とは、
(1)教室の収容定員に対して受講生(実際に教室にいる学生数)の割合が70%以下であること。
(2)密閉空間でない、若しくは30 分に1回程度、換気が実施できること。
(3)近距離での会話や発声および機器の共用がほとんど生じない、若しくは少しの会話は伴うが受講生のマスク着用や手洗いなど衛生管理が十分に行われていること。
の要件を全て満たす環境とします。

2.「3つの条件」が同時に重なり合わない要件を全て満たすことができない場合

 遠隔授業、レポートや課題研究等を活用することで対面授業を実施しないでも学修時間を確保した上で、授業を実施してください。なお、「3つの条件」が同時に重なり合わないような環境が維持できると判断されても、授業の形態、様々な状況等に応じ、授業担当教員の判断で下記のような方法を実施しても差し支えありません。

具体的な方法として、

  • メールや掲示板等でレポート課題(教科書を読み考察するなど)などを与える。
  • クラスの受講生を半分に分け、講義参加者を半分に縮小し、「3つの条件」が同時に重なり合わないような環境で、学生は隔週で講義に出席し,講義に出席していない学生に対しては自習課題を課す。
  • LMS(学習管理システム:琉球大学ではWebClass)を用いて、ネットを介して学習に必要な学習教材の配信や課題提出などを行う。
  • 授業参加の替りにLMS等を用いた教室外での自習を認め、対面授業への参加学生数をコントロールしながら「3つの条件」が同時に重なり合わないような環境で、対面授業と教室外自習を併用した授業を実施する。
  • テレビ会議システム(Zoomなど)を用いて講義をリアルタイム配信し、学生は教室以外の場所で受講する。
  • 学内のサーバを利用して動画等の大容量のコンテンツを配信する場合は、容量の関係から配信期間を限定するなどの措置を行うことがあります。
3.授業開始と期間について

3.1 授業開始について

 「3つの条件」が同時に重なり合わないような環境確保と、その中で実施する授業の実施計画・評価方法の見直しや準備ができた後に授業を開始してください。授業開始の時期を1か月程度まで延期しても差し支えありません(目安として5月連休後まで)。授業の実施に伴う授業計画、評価方法等のシラバスの変更は差し支えありませんが学生に十分に周知してください。

4.授業内容の学生への周知について

 登録調整期間が終了までに、授業内容を学生に周知する必要があります。授業を担当する教員は、教務情報システムから事前に登録者数を確認し、「3つの条件」が同時に重なり合わないような環境が維持できるかを確認し、今後の授業の内容をシラバスに記載することで周知してください。

 教務情報システムの事前の登録者数から、「3つの条件」が同時に重なり合わないような環境の維持が不可能、若しくは困難が想定される場合は、第1回目の授業では、通常の授業ができないので、今後の授業の方法や開始時期、学生への連絡方法(メール、WebClassなど)および追加登録や取り消しのための許可コードについて通知するオリエンテーションを何らかの方法で実施ください。例えば、通知文書を配布する、換気を十分に行いながら短時間(30分以内)で説明を行うなどが考えられます。授業の詳細が決定後、受講学生に十分に周知した上で、授業を開始ください。

5.学生に関する配慮

 新型コロナウイルスに感染した若しくは感染したおそれ等のある学生から申し出があった場合は、欠席扱いとしないなど、学生の不利益が生じないよう配慮してください。
 自宅でのインターネット環境がない学生、マスクを準備できない学生、手洗いのため遅刻する学生、また、感染を恐れ大学に来ることができない学生なども想定されます。不明な点があれば学生部教育支援課にご相談ください。

6.年次指導教員の履修指導

 履修登録の際に、授業担当教員との連絡が十分取れず、登録漏れが生じる可能性があります。履修登録の確認を十分にお願いします。その際、登録調整期間については弾力的に対応してください。

7.非常勤講師について

 非常勤講師の世話役の先生は、本ガイドラインに沿って、授業の実施方法について担当講師と相談の上、決定してください。

8. その他の注意事項

8.1 実験室での授業について
 安全確保のため広い空間が準備されている実験室で、人が密集する状況でない場合は、換気を徹底した上で、授業が行えるものとします。器具等を共用する場合などは、設置されたシンクでの石鹸を用いた手洗いやアルコール消毒を十分に行い実施してください。

8.2 パソコン実習室での授業について
 入口に、アルコール消毒液を設置しているので、出入りの際は必ず手指の消毒を行うように指導してください。講義が終わったら、手で石鹸を洗う、もしくはアルコール液で殺菌するように指導してください。

8.3 ゼミ室、学生控え室等、近距離での会話を伴う場合
 会話の相手とできるだけ距離を離すなど注意してください。換気を十分に行い、マスクを着用し、時間を短くするよう工夫してください。飲食しながらの会話は避けてください。

資料編

 授業準備にあたって、下記情報をご活用ください。今後追加していく予定です。

先生のためのWebClass入門

  • テスト作成編
  • レポート課題作成編
  • 資料作成編
  • アンケート作成編

上記4点のWebClassの使い方動画が、以下のWebClassのHPに掲載されています。
WebClassマニュアルページ

PowerPointでナレーションを録音する方法
PowerPointでプレゼン動画を作成する方法