令和元年10月25日(金)、医学部機器センター学術室にて、医療・医学分野で用いることを念頭に開発されたヴァーチャルリアリティ(VR)の体験会を行いました。
このVRシステムは、コロラド州立大学(CSU)のVRラボが開発し、主に医科系の学生が解剖学実習(系統解剖)を行う前の人体構造の詳細な理解(VR人体模型)を得るためと、実際の患者のCTやMRI等をVR変換し、様々な医療・医学の分野での臨床応用へ探索のために使用されています。琉球大学医学部では、放射線診断治療学講座の山城恒雄講師が、日本の大学との橋渡しを受け持ったJSR株式会社(東京)と産学連携の共同研究を行っており、CSU製のVR機器の貸与を受けています。今回、CSUの開発チーム3人を琉球大学に招き、操作法などを直接聞きながら、VRを体験する会を催しました。
当日は、医学科や保健学科の学生・大学院生に加え、多数の医師、診療放射線技師、臨床工学技士などがVRを体験し(約50名が参加)、臨床使用や教育への応用、将来の展望などに関して熱いディスカッションが交わされました。
【ヘッドセットを装着し、神経解剖のVR模型を体験している様子。ヘッドセットを付けた体験者には、奥のディスプレイに表示されている画像が目の前に 3D画像として立体的に表示される】
【石田肇 医学部長への表敬訪問。前列右の男性がコロラド州立大学のVRラボのリーダーである、 Tod Crapp准教授】
【事前の案内用のチラシ】