いにしえから琉球は、風に乗り世界と交易を重ねてきました。その風が現代の企業を世界へ導くーそのような想いを込め、4月10日(金)に琉球大学工学部にて~琉球の風がビジネスを世界へ~企業誘致説明会を開催しました。
■開催概要
琉球大学工学部(下里工学部長)は、表面処理分野の企業誘致を目的として、一般社団法人表面技術協会(会員数2,060名)のSYMTEC部会(青年経営技術懇話会)を招き、沖縄県との共催により企業誘致説明会を開催しました。
日 時:2026年4月10日(金) 13:00~16:30
会 場:琉ラボテック(工学部1号館)
出席者:計60名 (SYMTEC14社16名、沖縄県側22名、琉球大学15名、ゲスト7名)
![]() ①会場の様子 |
![]() ②名嘉村理事による歓迎の挨拶 |
![]() ③SYMTEC側挨拶と自己紹介の様子(スズキハイッテク鈴木社長) |
![]() ④白田特命教授による概要説明 |
表面処理(メッキ・熱処理)は電子・機械部品において、なくてはならない基礎技術です。表面の耐摩耗性・潤滑性・防錆性・放熱性などを向上させ、組み込まれるデバイスの性能を飛躍的に高めます。半導体、半導体製造装置、フラットパネルディスプレイ製造装置、自動車部品、電気自動車、電子・機械部品等工業分野において不可欠かつ重要な基礎技術といえます。
しかし、沖縄県には表面処理を行う企業がなく、電子機械産業系の企業では進出における課題となっていました。また、表面処理の市場もありませんでした。
こうした背景を踏まえ、琉球大学ではSYMTECに呼びかけ、沖縄県と共催で企業誘致説明会を行いました。出席企業の多くは、海外に顧客(市場)と調達先を抱えており、特に東アジアに近い沖縄の立地は、時間、運賃、情報の面で優位性があることから、高い関心が寄せられています。
![]() ⑤末吉学⾧補佐による琉球大学や支援内容の紹介 |
![]() ⑥押川教授による研究プレゼンテーション |
![]() ⑦藤橋助教による説明 |
■琉球大学の概要と支援・研究について
1. 技術的支援、学術指導/共同研究/委託開発
2. 人的資源総合大学の強みである幅広い人材
3. 企業・事業所設立クラスター制度設立登記から資金調達まで一括対応
4. 工学部教員押川副工学部⾧/藤橋助教による研究プレゼンテーション
![]() ⑧下里工学部⾧の挨拶 |
![]() ⑨沖縄県職員による挨拶1 |
![]() ⑩沖縄県職員による挨拶2 |
■沖縄県側の主な支援制度
1.沖縄県、沖縄県産業振興公社、工業技術センター、沖縄県工業連合会
進出支援制度/補助事業/航空機クラスター/工場立地/水処理など
2.うるま市・沖縄市
工業用地/進出企業の減税制度/人材・労働力の支援確保など
3.内閣府沖縄総合事務局
進出企業への各種支援、補助事業など

≪集合写真≫
【出席者の感想】
琉球大学出席者
・皆さん熱心に支援内容を聞いている姿が印象的でした。やはり経営者というのは、自分の企業に対して「どのような価値」があるのかとういう点に対して真剣さが違いますね。
・企業誘致会の話が出たのが昨年の12月、それから4ヶ月間の間で一気に話が進みました。成⾧する企業、世界で勝負する企業の方々は判断と決断が早いですね。驚きました。
沖縄県側出席者
・沖縄県製造業のウィークポイントである表面処理、その業界の方々から、こんなに多くのメンバーで来沖いただいて感激です。
・是非、進出を検討していただきたい。全力でお手伝いをしたいと思います。
・沖縄には工業高校が6校、工学部所有の大学・高専が2校あります。若い人材が沢山います。その人たちが県外に行かずに地元で働くことを希望しています。是非沖縄へ!
SYMTEC側出席者
・アジアとの距離が近く、時間的な優位性、運賃での優位性に改めて気が付きました。
・若い人材が多いには驚きました。また、県内志向が強いというのはプラス材料でいいですね。
・県・外郭団体、市町村、国の支援が厚いですね。環境がとってもいいと思います。
・琉球大学の支援は、まさしく「至れり尽くせり」ですね。ここに来れば、会社立上げ、その後の会社経営・運営に関して心配がありません。素晴らしいと思います。
ちょっといい話
・魚釣りが趣味の私は、企業誘致説明会の翌日、釣り船に乗り、一日釣りを楽しみました。釣りが終わると、船⾧に地元の方々の飲み会に誘われました。全くの飛び入りでの参加なのでちょっと心配でしたが、皆さんに暖かく迎えていただき、とても親切にしてもらいました。沖縄の人々は暖かいと聞いていましたが、ここまでとは驚きました。沖縄の人々に感激です貴重な体験でした。ありがとうございました。









