お知らせ

第1回 琉大未来共創フォーラムを開催 ~第10回 ロッキーチャレンジ賞 受賞式、記念トーク・リサイタル~

 この度、第10回ロッキーチャレンジ賞にピアニストとして活躍されている大嶺未来様が受賞され、その授賞式と記念トーク・リサイタル(第1回 琉大未来共創フォーラム)を、令和元年6月16日に琉球新報ホールにおいて開催いたしました。
 ロッキーチャレンジ賞は、日産ディーゼル元社長の仲村巌氏が設立した「外界志向」「志」「チャレンジ精神」をキーワードに前進する人々を応援する基金です。

 受賞式では、仲松健雄氏(仲村巌チャレンジ基金事務局長)から今回の受賞理由として、「大嶺様は、ピアニストとしての折り紙付きの実力に加え音楽教育への貢献やコンクール審査員活動、ハイレベルの個人指導や学校クラスコンサート、尚美学園教員としての音楽教育など、幅広い活動が評価されました」と述べられました。
 大嶺様は受賞挨拶において、「音楽家として、20代を越えて表彰されることは本当に稀で、音楽を続けて頑張っていくことで、皆さんに応援していただける存在になれるということを若い方々に示せたのかなと思っています。今回は本当にありがとうございました」と御礼のスピーチを行いました。

 引き続き、記念トークでは、本学教育学部 岡田恵美准教授がインタビュアーとなり、「『芸術に生きる』ということ」をテーマとして、大嶺様のこれまでの道のり、音楽とどう向き合ってきたか、これからの展望等を語っていただきました。また、トークの最後には、これから芸術に生きようとしている若者に向けてエールが送られました。
 以下に大嶺様のお言葉を一部抜粋・掲載いたします。

 「クラシック音楽というのは何百年も前からヨーロッパで栄えてきた文化です。それを代々継承してきたものなので、作曲家が伝えたいことを理解して、それを再現しようとするのが、ピアニストの役目だと思っています」
 「音楽で生きることは努力のみの世界ですが、挫けずに頑張ってほしいです。ピアノを弾くということだけではなく、文化や作家の背景を知ることにも興味を持ってほしいと思います」

 記念トークの後にリサイタルとして、大嶺様から7曲(ショパン、ラフマニノフ)の素晴らしいピアノ演奏が行われました。大嶺様の1時間にもおよぶ演奏には子どもから大人まで、200名以上の観客が魅了され、演奏後には会場から割れんばかりの大きな拍手が送られました。

 最後に、琉球大学の理事・副学長の牛窪潔から閉会の挨拶が行われ、フォーラムが終了しました。

(左から)仲村巌チャレンジ基金代表 仲村巌様と大嶺未来様

(左から)記念トークを行う岡田准教授と大嶺様

記念リサイタルの様子

閉会の挨拶を行う牛窪理事