お知らせ

第41回沖縄県外国人による日本語弁論大会で2位と3位受賞

 2024年2月10日(土)に第41回沖縄県外国人による日本語弁論大会(主催:公益財団法人沖縄県国際交流・人材育成財団)が那覇市のパレット市民劇場で開催されました。
 多数の応募者の中から原稿審査により選ばれた大学生、社会人、高校生の11カ国12人の弁士が出場いたしました。本学からは、国際地域創造学部所属の台湾、タイ、中国、フランス出身の留学生が出場の機会を得ることができました。
それぞれが、日本のお笑い文化、漢字の難しさや奥深さ、ふるさとと呼べるようになった沖縄、日本の小説が読めるようになるまでをテーマに経験や考え、感じたことについてスピーチしました。練習の成果を披露した弁士たちに、会場からあたたかな拍手が送られました。
 弁論大会の本学学生の結果は次の通りとなりました。

 2位 周煜さん(中国:福建師範大学))
 3位 タイセンベーグ・アンマリさん(フランス:ケンブリッジ大学)

なお、弁論大会の模様は沖縄テレビのニュースで放送され、本学の学生が取り上げられております。下記URLよりご覧いただけます。
  ≫沖縄テレビ放送 ニュース:お笑いに夢中 外国人の弁論大会

【出場者4人のコメント】

周煜さん(中国)「いつも笑顔を忘れずに」(2位)
 今回外国人による日本語弁論大会に参加できたことは、とても貴重な経験だと思います。私の留学生活に大きな彩りを添えてくれた大切な経験です。そして、受賞できて大変嬉しく思います。出場決定の知らせを受けたときは、選ばれた唯一の中国人ということで光栄に思うと同時にプレッシャーを感じました。荷が重かったのですが、頑張ろうと奮起しました。
 出場順は二番手でしたが、いざ本番になると、日々の練習のおかげで、自分でも驚くほどあまり緊張しませんでした。スピーチの後、観客の皆さんから温かい拍手をいただき、とても感動しました。
 この大会の出場者はみんなレベルが高く、とてもすばらしいスピーチを披露しましたが、その中でも私のスピーチを評価してくださり、優秀賞を受賞させてくださった審査員の方々に感謝しています。またいつも指導してくださっている先生方をはじめ、応援に来てくれた友人のみんなさんに心から感謝しています。どうもありがとうございました。

アンマリさん(フランス)「悪戦苦闘する日々!」(3位)
 一番嬉しかったのは、私のスピーチを聞いた聴衆が反応してくれたことです。
 私が話した漢字のことについて共感してくれたことに、大変感謝しています。
 弁論大会に参加したことで、向上心、ひたむきさ、自信について多くのことを学びました。弁論大会は素晴らしく、とても楽しい経験になりました。先生方、そして私のスピーチの練習に協力してくれた友人たちに感謝します。

タウィーシータクーン・ナッチャーさん(タイ)「ホームシックのホームって・・・」
 自分に自信がない私が、ステージに立って、おおぜいの人の前でスピーチをするなんて、以前はあり得ないことでした。人の目が怖く、他の人からどう見られているか不安でした。しかし、今回、日本語弁論大会に参加することになったことで、何回も何回も練習を繰り返しながら、自分の弱さと戦って、挑戦することができました。今までやったことがない、やろうとも思わなかったいことにチャレンジできて良かったと思っています。
 受賞はできませんでしたが、今回のスピーチの経験を通して、私の沖縄への思いが観客の皆様に伝えられたのなら、それだけでも十分です。「日常生活の中でいつもやっていること。それが、どんなに小さいことであっても、その行為が誰かの心を救っているかもしれないよ。」と考えるようにしています。

林新傑さん(台湾)「泣きっ面に、ハチミツ」
 この弁論大会への参加は、私にとって非常に意味深い経験でした。自分の限界に挑戦し、それを乗り越える過程で自信を深めることができました。この経験は、何にも代え難い価値あるもので、これからも継続的な学びと成長を追求していきたいと考える原動力となりました。

弁論大会集合写真 弁論大会本学出場学生

周煜さん(中国)「いつも笑顔を忘れずに」(2位)

アンマリさん(フランス)「悪戦苦闘する日々!」(3位)

タウィーシータクーン・ナッチャーさん(タイ)
「ホームシックのホームって・・・」

林新傑さん(台湾)「泣きっ面に、ハチミツ」