本学では、事務系職員の能力及び資質向上を目的として、体系的なSD研修を実施しています。今回は、そのうちの若手事務系職員の選択科目である「令和5年度評価・IR研修―応用編―」を大学評価IRマネジメントセンターの主催で、2023年11月29日に実施しました。
本研修は、2023年9月に開催された基礎編をベースに、より実践的なIR業務に触れることで、職員のデータ分析・解釈能力と資料作成・プレゼンテーション能力の向上を図ることを目的としています。研修の講師を当センターの吉田望講師が務め、事務系若手職員ら6名が受講しました。
以下は応用編の主な研修内容です。
評価・IR研修ー応用編ー
1.IRの概略や基本的な手法(ダッシュボードやベンチマーキング等)、当センターが実施したIR事例を交えたIRの手順についての講義
2.大学ポートレートに関するデータを教材にして、BIツールを用いたデータ処理や可視化の方法について演習
3.「本学のダイバーシティ」について強み・弱みをベンチマーキングにより分析し、結果を分かりやすく伝えることを目的としたIRのグループワークの実施
4.当センター長の喜納育江教授及び副センター長の中村真也教授をゲストに迎え、各グループが分析の結果を発表
研修後のアンケートでは、「BIツールの使い方、データの見方が分かって良かった。」「実際にデータを作る際の注意点やどのような心構えが必要かわかったのでよかった。」「今後データをとりまとめる際には学んだことを生かしていきたい。」等の意見が寄せられました。
評価やIRはPDCAサイクルによる内部質保証実現のための仕組みやツールであり、本学構成員には評価・IRについての理解が求められています。当センターは、研修を継続することにより、これらのマインドを涵養し、内部質保証を推進する環境を整えていきます。
研修資料は、以下の大学評価IRマネジメントセンターのサイトに学内限定で掲載しています。
URL https://gspd.skr.u-ryukyu.ac.jp/raimc/?p=2104
研修の様子