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令和4年度 北東アジア学会「学生奨励賞」受賞

 2023年3月13日、本学法文学部総合社会システム学科政治・国際関係専攻4年次の新城圭織さんが、北東アジア学会「学生奨励賞」を受賞しました。この賞は、北東アジア学会が、推薦を受けた全国の優秀な卒業論文について匿名の査読を実施し、その賞の該当者を決定するものです。新城さんの卒業論文「ソウルはなぜオリンピック開催権を獲得したのか:開催における日本と韓国の誘致活動比較」ですが、1988年のオリンピック開催候補地であったソウル市と名古屋市を取り上げ、ソウルと名古屋の現地調査を通じて韓国語史料と日本語史料を収集、双方の誘致活動を分析し、ソウル開催決定の要因を探ったものです。新城さんは、4月から本学地域共創研究科公共社会プログラム博士前期課程に進学し、引き続き研究を続ける予定です。

【受賞した新城圭織さんのコメント】
「この度は学会奨励賞という素晴らしい賞をいただけて大変光栄に思います。今回の受賞は、日頃から熱心にご指導いただいた金成浩教授あってのことと、厚くお礼申し上げます。受賞対象論文では、先行研究の少ないソウルオリンピック誘致の政策過程をテーマにし、日韓両地域の誘致活動の比較を行いました。研究にあたって、当時の外交資料や新聞記事を集めるのに苦労したのですが、その努力が報われたと感じとても嬉しい限りです。今回の賞をいただいたことを励みに今後も精進したいと思います。」

 


受賞者の新城圭織さん