お知らせ

琉大ハカセ塾・琉大カガク院受講生の全国発表会で受賞

 本学の研究者の指導のもと、研究活動を行っている高校生および中学生が、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)が推進するグローバルサイエンスキャンパス(GSC)事業における「GSC2021年度全国受講生研究発表会」およびジュニアドクター育成塾事業における「サイエンスカンファレンス2021」で研究発表を行い、「優秀賞」や「分野賞」、「チャレンジ賞」などの賞を受賞しました。また、琉球大学の西田学長、井上副学長(教育・学生支援)へ受賞報告のための表敬訪問を行い、学長から直接、受賞の賞状を受け取りました。

<GSC2021年度全国受講生研究発表会>
・優秀賞受賞 
仲松 日菜子(なかまつ ひなこ)さん(球陽高校)(福本晃造教育学部准教授指導)
「鉄錯体と紫外線はケイ素ー硫黄結合切断反応において有効か」

<サイエンスカンファレンス2021>
・分野賞[物理・化学系]受賞
 田場 梨央奈(たば りおな)さん (球陽中学校)(福本晃造教育学部准教授指導)
「水蒸気で冷える布の開発とその冷却効果」
・チャレンジ賞 受賞
 大城 輝真(おおしろ てるま)さん(琉球大学附属中学校)(中川鉄水理学部助教指導)
「微生物燃料電池の可能性を探る~自作は製品に勝てるか~」

 GSC事業は世界を舞台に活躍できる科学技術系人材の育成を目的として、卓越した意欲と能力を持つ高校生などを対象に、各地の大学・機関等で育成プログラムを開発、実施する取り組みで、平成30年度に採択された本学では「琉大カガク院」の愛称で事業を行っており、令和3年度は、17名高校生が第二段階(2年度)の受講生として、本学の研究室でサポートを受けながら研究活動に取り組みました。その全国大会に当たる「GSC2021年度全国受講生研究発表会(10/13~11/21、オンライン開催)」では、本学を含め、同事業を実施している全国16の大学・機関で研鑽を重ねた高校生61名が計56件の発表を行い、日頃の研究活動の成果を披露しました。本学の「琉大カガク院」からも、4名の受講生がそれぞれの研究成果を発表し、審査の結果、1件が「優秀賞」を受賞するなど、本学の受講生の発表内容が高い評価を受けました。
 また、ジュニアドクター育成塾事業は、将来の科学技術イノベーションを牽引する傑出した人材の育成に向けて、各地の大学・機関等が、高い意欲や突出した能力を有する小中学生を発掘し、さらに能力を伸長する体系的育成プランの開発・実施する取り組みで、平成29年度に採択された本学では「琉大ハカセ塾」の愛称で事業を行っており、令和3年度は、8名の中学生が第二段階受講生として、本学の研究室でサポートを受けながら研究活動に取り組みました。その全国大会に当たる「サイエンスカンファレンス2021(11/6・11/7、オンライン開催)」では、全国28の大学・機関で研究を行ってきた小中学生約90名が計53件の発表を行い、地域や専門分野を超えて交流・啓発し合うことで、さらなるステップアップを目指しました。本学の「琉大ハカセ塾」からも、2名の受講生がそれぞれの研究成果を発表し、審査の結果、それぞれ「分野賞[物理・化学系]」および「チャレンジ賞」を受賞するなど、研究への取り組み・内容が高い評価を受けました。


受賞者と関係者で記念撮影