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松波雅俊助教(大学院医学研究科)がGGS PRIZE 2021(日本遺伝学会誌「Genes & Genetic Systems (GGS)」優秀論文賞2021)を受賞

 本学の松波雅俊助教(大学院医学研究科)がGGS PRIZE 2021(日本遺伝学会誌「Genes & Genetic Systems (GGS)」優秀論文賞2021)を受賞しました。
 GGS prizeは日本遺伝学会の出版する学会誌『Genes and Genetic Systems (GGS)』に掲載された論文を対象として、優れた学術論文1~2編に与えられます。

 <受賞論文名>
 Signature of positive selection in mitochondrial DNA in Cetartiodactyla
 (鯨偶蹄類のミトコンドリアDNAにおける正の自然淘汰の痕跡)

 <受賞者>
 森智子(北海道大学)、松波雅俊(琉球大学)

 <松波雅俊助教からのコメント>
 解析技術の発達により、これまででは考えられないスピードで遺伝情報の蓄積が進んでいます。今回の研究では、データベース上に蓄積された約200種の鯨偶蹄類のミトコンドリアDNAを詳細に解析することで、一部の遺伝子の変化がこの種の水棲適応に関係しているという意外な進化を発見しました。関係者に感謝するとともに、今後もこのような表現型進化に関係する遺伝情報の進化を探っていきたいと思います。