平成30年4月6日
琉 球 大 学
英国王立キュー植物園ミレニアムシードバンク
国際共同プロジェクト:
東アジア島嶼の植物種子の遺伝資源保存計画
レニアムシードバンクとの国際共同プロジェクトを開始し、そのワークショップを開催します。王立キュー植物園は世界最大の植物園で、全世界の熱帯植物に関する研究・教育活動を実施しています。さらに、王立キュー植物園はミレニアムシードバンク・パートナーシップ (Millennium Seed Bank Partnership:MSBP)と呼ばれる国際保全プロジェクトを展開しており、全世界の植物の種子を収集して貯蔵する活動を50年以上に渡って継続しています。 琉球大学は、王立キュー植物園の科学研究チームと共同して、琉球諸島を含む東アジア島嶼の樹木種の種子を収集し、種子保全事業に貢献するとともに、種子の様々な特性を調査することになりました。種子の発芽特性や貯蔵可能性は、遺伝資源としての植物を数百年(ミレニアム)に渡って保存するための基礎的情報です。さらに、植物の多様性がどのように起源して維持されているのかを解明する上で、重要な機能特性データになります。このような観点から、今回の琉球大学と王立キュー植物園との国際共同プロジェクトは、生物多様性ホットスポットである沖縄の生物多様性保全にも寄与します。 4 月の国際ワークショップでは、王立キュー植物園ミレニアムシードバンクの研究スタッフが日本に初めて来日し、その意義や研究計画を議論します。 つきましては、下記の日程を参考に取材してくださるよう、お願います。なお、王立キュー植物園ミレニアムシードバンクの研究スタッフのインタビューなどもアレンジできます。 |
場 所:琉球大学理学部
内 容:別紙参照
【問い合わせ】
琉球大学理学部
FAX:098-895-8576
E-mail:kubota.yasuhiro@gmail.com
国際ワークショップの日程
4 月 7 日:王立キュー植物園 MSB チーム来沖
4 月 8 日:ワークショップの事前打ち合わせ
4 月 9 日:終日、琉球大学にて種子保全プロジェクトに関する講義
4 月 10 日:琉球大学にて国際ワークショップ、夕方からヤンバルへ移動
4 月 11 日:終日、ヤンバルで種子採取実習、夕方、那覇へ帰着
4 月 12 日:終日、琉球大学にて種子の保存処理、モニタリング方法についての講義
4 月 13 日:終日、琉球大学にて発芽試験についての講義
4 月 14 日:王立キュー植物園 MSB チーム帰国