お知らせ

在大阪・神戸ドイツ総領事オンライン講演会を開催しました -Online Lecture by German Consul General in Osaka-Kobe-

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 令和3年7月21日(水)にマルティン・エバーツ在大阪・神戸ドイツ総領事による講演会「Germany in the Indo-Pacific Region - balancing National, European and Global issues(インド・太平洋地域におけるドイツ~国・欧州・国際レベル課題のバランス~)」を開催しました。本学は、ドイツにサテライトオフィスを設置し、ヨーロッパとの交流推進に取り組んでいます。

 講演会はオンラインで開催し、大学生、教職員約70名が参加し、国際地域創造学部に所属し、在沖縄ドイツ名誉領事でもあるティル・ウェーバー教授が司会を務めました。本学では、学部共通科目として「EU研究」を提供しており、講演会に参加した学生が熱心に聴き入っていました。

 マルティン・エバーツ総領事は、講演の中でインド太平洋地域におけるドイツの政策路線、EUにおけるドイツの役割、世界的な課題に対する多国間主義とルールに基づく国際秩序及び現実政策と価値に基づいた政策等についてお話がありました。日本とドイツは、共通の価値(平和、民主主義、オープンな社会等)及び共通の課題(気候変動問題、少子高齢化、開発援助等)を有し、日本とEUの戦略的パートナー協定等に基づき、今後もパートナーとして世界の諸課題に取り組む重要性について強調されました。
 講演に続いて、質疑応答が行われ、参加者からはブレグジットのドイツへの影響、中米貿易摩擦のドイツ対外貿易への影響等多くの質問があり、マルティン・エバーツ総領事は1つ1つ丁寧に説明してくださいました。

 参加者は、マルティン・エバーツ総領事による講演会を通して、インド太平洋地域やEU、世界的課題に対するドイツの政策や役割等について理解を深めることができ、日独関係の意義について改めて考える有意義な機会となりました。


講演を行うマルティン・エバーツ在大阪・神戸ドイツ総領事


オンライン講演の様子