琉球大学とガブリエル・レネ・モレノ国立自治大学(ボリビア)は、令和3年6月25日(金)午前8時(ボリビア時間6月24日(木)午後7時)、琉球大学千原キャンパスとガブリエル・レネ・モレノ国立自治大学をオンラインで結び、大学間学術交流協定及び学生交流覚書を締結しました。
本学から西田睦学長、牛窪潔理事・副学長(地域貢献・国際交流・広報担当)、喜納育江学長補佐(国際連携担当)、カストロ ホワンホセ工学部教授(中南米部会長)、満尾俊一総合企画戦略部長が出席しました。ガブリエル・レネ・モレノ国立自治大学からは、サウル・ロサス学長、オスワルド・ウジョア副学長ほか関係者が参加され、JICAボリビア事務所から中島敏博氏も参加されました。
調印式では、オスワルド・ウジョア副学長、牛窪潔副学長、喜納育江学長補佐及びカストロ ホワンホセ工学部教授による挨拶が行われた後、両大学の大学紹介が行われました。その後、協定書への署名がオンラインの映像を通じて行われ、引き続き西田睦学長及びサウル・ロサス学長による挨拶が行われました。
本学にとって、初めての試みとなるオンラインによる海外の機関との交流協定調印式は、モニターを通して終始和やかな雰囲気の中で進行しました。
ガブリエル・レネ・モレノ国立自治大学は、ボリビアを代表する伝統校の1つで、ボリビア第二の都市サンタクルス市にメインキャンパスがあります。農業科学、経済学、人間科学(医学を含む)、生化学、人文学、コンピュータサイエンス等18学部を有する総合大学で、各地方にも総合学部を置いています。学生数は約105,000人で、多くの日系人学生も在籍しています。
平成30年8月大城肇学長(当時)がボリビアを訪問した際、同大学を訪問し、学術交流、学生交流等について協議を行い、その後JICAボリビア事務所の協力のもと、同大学との情報共有や今後の連携等に関する協議を進め、今回の協定締結となりました。
本学は、第3期中期目標・中期計画において、海外沖縄県系人ネットワークとの連携を掲げており、沖縄県系移民の多い中南米との交流推進を積極的に進めています。サンタクルス市には、沖縄県系移民が開拓したコロニア・オキナワ(居住区)があり、沖縄県系、日系住民の多い地域となっています。本学では、これまでブラジル、アルゼンチン等中南米の大学との交流を推進しており、沖縄県系人学生も多く在籍するガブリエル・レネ・モレノ国立自治大学との大学間交流協定の締結により、今後の活発な学生交流や研究交流が期待されます。
記念撮影(左から、カストロ ホワンホセ工学部教授(中南米部会長)、牛窪潔理事・副学長(地域貢献・国際交流・広報担当)、サウル・ロサス学長、西田睦学長、喜納育江学長補佐(国際連携担当)、満尾俊一総合企画戦略部長)
サウル・ロサス学長(左)、西田睦学長(右)
調印式会場(琉球大学)の様子
オンライン調印式の様子