~2020年、琉球大学は開学70周年を迎えます。~
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2020年12月11日(金)に琉球大学の大学本部棟において、オリオンビール株式会社と琉球大学研究推進機構との産学連携に関する協定の締結が執り行われました。
本包括連携協定は本学と地域を代表する企業が連携することにより、人的・知的資源の交流と活用を図り、包括的な連携のもと、教育、研究等の分野において相互に協力し、地域社会の持続的な発展、SDGsへの貢献及び人材育成に寄与することを目的としています。
これまでに、本学農学部及び理学部とオリオンビール株式会社との社会課題の解決に資する共同研究や、公益財団法人オリオンビール奨学財団から一般社団法人大学コンソーシアム沖縄への寄附を通じた子どもの居場所学生ボランティア活動支援などを実施しており、学部・組織を超えた連携が生まれてきていることから、本産学連携協定を締結し、地域社会の持続可能な発展とSDGs(国連が定めた持続可能な開発目標)に貢献するため、更なる連携強化を図ります。
式典では始めに、産学連携協定の目的やこれまでの連携事業の実績、今後想定される連携事業等の概要説明が行われ、協定書を確認後、早瀬京鋳 オリオンビール株式会社代表取締役社長兼CEO、木暮一啓 琉球大学研究推進機構長の二者による署名を行いました。その後、早瀬 代表取締役社長兼CEO及び木暮 研究推進機構長からそれぞれ挨拶が行われました。
早瀬 代表取締役社長兼CEOコメント
「オリオンビールでは「人を、場を、世界を、笑顔に。」をミッションに、サステナブルな社会の実現への取り組みを行っている。沖縄の社会課題に対して、琉球大学の技術革新力とオリオンの発信力はよい掛け算になる。琉球大学の技術革新を地域に発信していくのがオリオンビール社の役割であり、発信することで様々な波紋やアクションを投げかけたい。」
木暮 研究推進機構長コメント
「これまで、オリオンビール株式会社と本学で取り組んできた連携の芽を確実にしていくことを第一歩とし、連携協定締結を機に現在進行中のテーマの社会実装の拡大と、社会的にアピールすることができると期待している。また、潜在的に広がっている様々な社会の課題解決に繋がる新たなテーマの発掘にも、この連携協定を通じて取り組んでいきたい。」
【連携事項】
(1)地域社会の持続可能な発展に関すること
(2)社会課題の解決に資する新技術の創出に関すること
(3)教育・人材育成の相互支援および推進に関すること
(4)その他、本協定の趣旨・目的達成のために必要と認める事項
【想定する実施内容例】
(1)社会課題の解決に資する共同研究・共同事業などの企画立案・実施
(2)共同研究・共同事業などの成果を地域社会へ還元
(3)琉球大学の学生のインターンシップ受け入れ
(4)オリオンビールからの外部講師の派遣、琉球大学におけるリカレント教育の実施
(5)SDGsに関連する各種イベントへの相互参画
【協定締結式典の様子】