本学医学部保健学科の小林潤教授が創設時より理事長を務めるNPO法人「メータオ・クリニック支援の会(Japan Association for Mae Tao Clinic:JAM)」が、2026年7月26日、公益財団法人社会貢献支援財団による第65回社会貢献者表彰を受賞しました。社会貢献者表彰は、社会福祉、国際協力、教育、環境保全などの分野で長年にわたり社会に貢献した個人・団体を顕彰するものです。
メータオ・クリニック支援の会は2008年に設立され、タイ・ミャンマー国境地域において、メータオ・クリニックを通じて、難民・移民への保健医療支援、人材育成、学校保健、院内感染対策、難民移民とタイ社会との交流事業など、多岐にわたる活動を継続してきました。メータオ・クリニックは難民でもあるシンシア医師が中心となって設立され、難民自らが運営し、世界中からの支援によって活動を展開している病院であり且つ国境地域の公衆衛生活動の中核機関でもあります。ミャンマー国内の政情不安や紛争の長期化に伴い医療ニーズが高まる中、JAMは医療従事者の派遣、資機材の提供、保健・教育プロジェクトの実施を通じて、国境地域における人道支援を強化してきました。
同団体は難民の現状を日本国内に伝える活動にも重きを置いており、その中で毎年スタディーツアーを実施してきました。支援者の皆様や日本各地の学生が直接現地を訪問し、難民の生活や保健医療の現状を理解する機会を提供してきました。今まで琉球大学や県内の学生も、参加し県内の次世代のグローバルヘルス人材育成にも貢献してきました。また新型コロナ感染症パンデミック、自然災害、軍事クーデーターと度重なる外的ショックの保健医療への影響を科学的に分析するため研究を開始しています。これによってデータに基づく適切な支援につなげる試みを始めており、本学大学院生も当会会員として研究に参加しています。このように教育・研究・社会貢献を一体的に推進する活動として、本学の国際貢献にも寄与しています。
今回の受賞は、約20年にわたって、タイ・ミャンマー国境地域において、難民・移民への保健医療支援と人材育成を長年にわたり継続してきた功績が評価され、その社会的意義が高く評価されたものです。

社会貢献支援財団理事長安倍昭恵氏からの表彰状授与
関連リンク
メータオ・クリニック支援の会:https://www.japanmaetao.com/
公益財団法人社会貢献支援財団:https://www.fesco.or.jp/