仲松里佳(RIKA NAKAMATSU)

仲松里佳(RIKA NAKAMATSU)
007
法文学部国際言語文化学科 2018年卒業
仲松里佳さん (沖縄県)

法文学部国際言語文化学科 2018年卒業
18年4月 株式会社琉球新報社 入社

琉球大学へ進学を決めた理由を教えてください!

高校3年生に進級してすぐ、保育士か学校教員になるため大学探しをしていたところ、「琉大受けてみたら」と担任から助言を受けました。模試で判定が低かったため、意識していなかったのですが、そこから大急ぎで大学調べを始めました。志望学科を決める中で、「日本語学」に興味を持ち、オープンキャンパスに参加。在学生のトークセッションや模擬授業を通して、自分が普段使っている日本語を研究する学問があるんだ、という驚きと同時に、4年間学ぶならこの分野を学んでみたいと感じ、志望大に決めました。

大学在学中の思い出や印象深かった講義について教えてください!

在学中は、講義だけでなく普段の学生生活を通して「実際に見る、聞く、話す、書く」という、自分から積極的に動いていく経験が多くありました。個人的にはそれが社会に出て大いに役に立っているなと思います。在学中に思い出深かった出来事を2つご紹介します。

・海外文化研修
 約2週間、台湾・高雄の文藻外語大学に文化研修に行きました。平日は学校で中国語の授業を受け、放課後や休日に史跡めぐりや夜市で観光をする、内容盛りだくさんの研修でした。それまでは積極的に外に出ていくタイプではなかったのですが、文化研修での経験を通じて、その土地の歴史や文化を知ること、人と交流することに対して新しい発見をした時のワクワク感や嬉しさを感じました。それ以来、旅行が好きになり、社会人になってからも旅行を楽しみに日々仕事に励んでいます(今はコロナの影響で我慢の日々ですが…)。

海外文化研修:台湾・高雄の美麗島駅

海外文化研修:文藻外語大学の様子

・卒業論文
 私の在籍していた学科は卒業論文が必須だったため、所属ゼミが決まるとすぐ卒業論文のテーマ探しをすることから始まりました。テーマ決定の後は、先行研究の論文を探して読み、用例集め、論文執筆と、毎日卒論と向き合いながら過ごしていました。週に一回は所属ゼミでの発表があり、意見や質問をもらっては検討して書き直す、という作業を繰り返していきました。所属ゼミの他にも関連科目のゼミにも参加し、休みの日に先輩方に論文内容をみてもらうこともありました。初の研究活動ということもあり、つまずきや不安な点もありましたが、周りの方々の手助けで何とか論文を提出することができました。
 卒論提出後は、担当教員の所属する研究会で卒論を発表する機会も頂きました。ベテランの先生方の前で緊張しましたが、自分の卒論を発表できたことはとても貴重な経験になりました。

卒論表紙

就職活動と現在のお仕事について教えてください

言語学を学んでいることがきっかけで、文章を扱う仕事や広告に興味を持ち、大学3年の時に琉球新報社のインターンに参加しました。新聞社は業種のデパートというだけあって、様々な業務内容の上に政治、経済、文化、教育、スポーツなど幅広い分野の仕事に関われることを知り、そこに魅力を感じました。就活中は、「地元に貢献でき、人々の喜びが直接見える企業」を中心に、業界を問わず就活していました。最終的に、新聞にも関わりつつ、自分の考えを反映させ、人に喜んでもらえる仕事がしたいと思い、琉球新報社への受験を決めました。

入社後2年間は事業系の部署で、展覧会やコンサートなどの運営業務に携わりました。イベント運営は業務が幅広く、予算の作成からフライヤーづくり、会場の調整や当日の運営、簡単な記事執筆などを経験しました。2020年度からは広告営業の部署で、新聞の記事下にある広告のセールスや広告企画を担当しています。お客様のニーズに合うことはもちろん、自社のどの媒体に広告を掲載すればより効果的な広告になるのか、一緒に考えながらお手伝いをさせていただいています。

仲松さん:現在の様子

 

琉球大学を目指す学生へのメッセージをお願いします!

大学調べを始めた高校生の当時、「国公立大学って成績が良い人しか入れないし、教室にこもって勉強ばかりって感じなのかな」というイメージを持っていて、自分にはハードルが高いと感じていました。しかし、オープンキャンパスで教授や先輩方の生の声を聞くと、勉強といっても先行研究を読んだりレポートを書いたりするだけではなく、史跡を巡ったり現地の方にお話を聞いたりという、座ったままでする勉強だけではないことがわかりました。その上で、学科や学内の仲間との交流があり、人間的にも学びが多いということを知りました。オープンキャンパスへの参加で、大学は「自分が持っている疑問を先生や仲間と解決する場」というイメージにガラッと変わり、「そういう勉強なら私もやってみたいかも!」と思ったことを覚えています。

このページにアクセスしてくださった「琉大のことが気になっている、または進学を目指している」皆さんはぜひ、学びたい学問がどれかということだけでなく、自分がどんな大学生になりたいかイメージしてみるのも良いかと思います。その上で琉球大学を選んでいただけたら嬉しいです!