2010年4月 沖縄県庁 入庁
北部土木事務所 配属
2013年4月 八重山土木事務所
2016年4月 海岸防災課
2018年11月 産休・育休取得
2020年4月~ 中部土木事務所
琉球大学へ進学を決めた理由を教えてください!
私が小さい頃は、休日に両親とドライブに行くことが楽しみの一つでした。その際、父は道路や橋梁等の建設予定場所にもよく連れて行ってくれました。後に再度訪れると、大きな離島架橋ができていたことに衝撃を受け、これが「土木工学」だと教えられました。私もこんな大きなモノを造ってみたいと思い、琉球大学の工学部土木コースの進学を決めました。
大学在学中の思い出や印象深かった講義について教えてください!
橋梁建設工事の見学会や車両が通行している橋梁内にて調査を行ったり、崩落した橋梁の調査を行ったりと橋梁の最初から最後の姿を実際に触れる機会がありました。構造のスケール感や周囲の環境、社会基盤構造物に係わっている多くの関係者等々、教科書だけでは分からない生の現場状況を学ぶ機会があり、とても勉強になりました。みんなが普段何気なく使っている橋梁や道路などの社会基盤構造物は沢山の人が携わり、多くのお金や時間をかけて出来てきたのだと学生ながらに考えさせられました。
研究室の仲間と現場調査(学生時代)
就職活動と現在のお仕事について教えてください
現在の仕事は、土砂災害から県民の生命と財産を守るため、ソフト対策となる土砂災害警戒区域等の指定業務を中心に、ハード対策となる工事を行うために急傾斜地崩壊危険区域や地すべり防止区域等の指定、道路などの公共事業における事業化に向けた計画等に携わっています。琉球大学で学んだ土木工学に関する建設会社等での仕事をしたいと考えていましたが、当時はまだ女性の土木職が少ない状況でしたし、長く働いていくためには福利厚生などが整っているところがいいと考え、沖縄県の土木技術職に就職しました。働き始め時は、まだ大学院に在籍していましたので、平日は働き、休日に大学に通う生活で苦労しました。ですが、生活面や精神面で両親や家族がサポートしてくれましたし、琉球大学の先生もご多忙にもかかわらず、休日しか通えない私に付き合って頂き指導してもらい、職場の人達も学会発表などで連日休暇を頂く際も協力して頂き、沢山の人達に支えられ無事、修了することができました。
離島勤務などを経て現在は、育休から復帰しまして中部土木事務所にて勤務しています。育児への理解があり、とても優しい人達に恵まれた職場なので、職場の協力も得ながら勤務時間を調整し、子供を保育園に送迎しながら通勤しています。住民説明会など、どうしても残業を行う必要がある場合は、両親に子供を預け、なんとか子育てしながら仕事を行っています。残業が続いてしまうと甘えん坊さんになって大変ではありますが、元気いっぱいのウーマクーさんに成長しています。まだまだ、上手に子育てと仕事を両立しているとは言い切れませんが、両親や職場の人々に支えられ、なんとか日々を過ごしています。
仕事の様子
現場監督(沖縄県土木技術職)として働く様子
子育ての様子
琉球大学を目指す学生へのメッセージをお願いします!
琉球大学では、地元沖縄出身はもちろん、県外国外の人達も含めいろんな人達と出会える大学です。大学生活の中で人脈を培っておけば、社会人になってからとても助けられることがあります。
是非、いろんな人達と仲良くなって大学生活を楽しんでください。