2026年2月15日(日)に第43回沖縄県外国人による日本語弁論大会(主催:公益財団法人沖縄県国際交流・人材育成財団)が浦添市のアイム・ユニバースてだこホールで開催されました。
多数の応募者の中から原稿審査により選ばれた大学生、社会人の9カ国12人の弁士が出場いたしました。本学からは、国際地域創造学部所属のタイ、中国、韓国、ペルー出身の留学生が出場の機会を得ることができました。
それぞれが、「日本人ステレオタイプ」で判断しない大切さ、日本と中国の食文化の違い、漢字の難しさに負けない日本語学習への熱い思い、ペルー県系4世のアイデンティティとエイサーとの出会いをテーマにスピーチしました。日本での経験と学習成果を披露した弁士たちに、会場から称賛の拍手が送られました。
弁論大会の本学学生の結果は次の通りとなりました。
1位(県知事賞) ソテロ・ウエハラ・ファビオさん(ペルー)
なお、弁論大会の模様は沖縄テレビのニュースで放送されました。
下記URLよりご覧いただけます。
沖縄テレビ放送ニュース
文化の違いやアイデンティティへの思い語る 外国人の日本語弁論大会
https://www.otv.co.jp/okitive/news/post/00015343/index.html

弁論大会 応援の学生との集合写真
【出場者4人のコメント】
1.ソテロ・ウエハラ・ファビオ(ペルー)
「たどり着くまで」(最優秀賞:県知事賞)
日研生の仲間たちとともに弁論大会に参加する機会をいただき、大変嬉しく思います。大会が始まる前は、自分の順番を待つ間、緊張のあまり吐き気を感じるほどでした。しかし、友人たちが落ち着いて堂々とスピーチをする姿を見て、その素晴らしさに感動すると同時に、大きな刺激を受けました。そして、いざ自分の番になると、それまでの不安が嘘のように消え、言葉が自然にあふれ、最後まで落ち着いて話すことができました。この大会で優勝という結果をいただけたことを、大変光栄に思っております。
このような結果を得ることができたのは、先生方の温かいご指導と支えがあったからこそです。心より感謝申し上げます。また、私のスピーチと沖縄への想いが審査員の皆様に届き、さらに会場にいらした多くの方々の心にも何かが伝わっていたなら、これ以上の喜びはありません。

ソテロ・ウエハラ・ファビオ(ペルー)
2.童欣梦(ドウ・キンム)(中国)
「少し残してください」
今回の日本語弁論大会に参加できたことは、私にとってとても貴重な経験になりました。準備の段階では、内容を覚えていても人前に立つと緊張してしまい、思うように話せないことが何度もありました。そのたびに自信をなくしそうになりましたが、先生や友人たちが「大丈夫」と声をかけてくれたことで、最後まであきらめずに練習を続けることができました。本番ではやはり緊張しましたが、練習してきたことを信じて話すことを意識しました。結果よりも、自分の言葉で最後まで伝えきれたことが何よりの成長だと思います。今回の経験を通して、挑戦する勇気と継続する大切さを学びました。これからも失敗を恐れず、新しいことに積極的に挑戦していきたいです。

ドウ・キンム(中国)
3.キム・ミングン(韓国)
「ショクモク、タベシナ、ダイソー」
外国人による弁論大会に出場し、自分の物語を大勢の人の前で語ることは、私にとって大きな挑戦でした。これまであまり自分の思いを表に出すことがなかったため、強い緊張と不安を感じました。
しかし、その大きな舞台で、私と同じ立場にいる人たちへ自分なりのメッセージを届けることができたことは、何にも代えがたい経験となりました。勇気を出して一歩踏み出したからこそ見えた景色があったと感じています。
また、各国の弁士の発表を聴き、多様な視点や価値観に触れることができたことも大きな収穫でした。それぞれの言葉が新たな気づきを与えてくれたお陰で、世界の広さとつながりを実感しました。今回の経験を胸に、これからも自分自身の内面から出る声を大切にしながら歩んでいきたいと思います。

キム・ミングン(韓国)
4.パラデーチ・ハッサトーン(タイ)
「食わず嫌い」
今回、弁論大会に参加する機会をいただき、本当にありがとうございました。私にとって人前でスピーチをするのは人生で初めての経験で、最初はとても緊張しました。しかし、このような貴重な機会を通して、自分の考えを日本語で伝えることの大切さや難しさ、そして楽しさを学ぶことができました。準備の過程では、何度も原稿を直し、そのたびに先生が丁寧にご指導してくださいました。先生の支えがあったからこそ、最後までやり遂げることができたと思います。心から感謝しています。もし私のスピーチが、少しでも誰かの心に残り、何かを考えるきっかけになったのなら、それだけで十分に大成功だと思います。今回の経験をこれからの学びにも生かしていきたいです。

パラデーチ・ハッサトーン(タイ)

表彰式 ファビオさんへ最優秀賞授与

弁論大会 弁士

弁論大会本学出場学生(左から、キム・ミングンさん、ソテロ・ウエハラ・ファビオさん、パラデーチ・ハッサトーンさん、ドウ・キンムさん)