お知らせ

留学生の日本文化研修「豆腐作り体験学習」が行われました 目標4:質の高い教育をみんなに

 2025年11月15日(土)、国際地域創造学部の留学生(日研生、短期交換留学生)11人が、日本文化研修の一環として「豆腐作り」に挑戦しました。池田食品の與儀さんと上間さんが講師として指導にあたってくださいました。

 沖縄の食文化に欠かせない豆腐ですが、今回は石臼を使う伝統的な製法で作りました。まず石臼で水を加えながら17時間浸漬した大豆を挽き、生呉(なまご)ができます。留学生たちは、滑らかな生呉(なまご)ができるように石臼を回すスピードにも気をつけながら、大豆を挽きました。そして、できた生呉(なまご)を木綿の布を使って絞り、おからと豆乳に分けます。講師は簡単そうに絞っていましたが、強く絞り過ぎると豆乳とおからがきれいに分離しないため「あまり強くない力で上から絞らなければならない」のですが意外に難しく、悪戦苦闘していました。また、できたての豆乳を試飲することもでき、おかわりする留学生もいました。

 最後に、分離した豆乳をシンメーナービ(大鍋)で泡を丁寧に取り除きながら煮立て、そこにニガリを加えて「ゆし豆腐」の完成です。できたての「ゆし豆腐」のほかにも、講師の與儀さんが「ゆし豆腐」を型箱に入れて作った「島豆腐」、そして「おからサラダ」も一緒にいただくことができました。豆腐を作るだけでなく、留学生の出身地の豆腐文化についても学び合い、たいへん有意義な時間となりました。

 留学生たちは日本人でもめったに体験できない伝統的な製法による豆腐作りを楽しむことができ、大変満足している様子でした。また自分たちで丹精込めて作った豆腐は、格別おいしく感じられたようです。

 


【写真1】工程の説明を受ける留学生たち

【写真2】石臼を挽く留学生たち①

【写真3】石臼を挽く留学生たち②

【写真4】生呉を絞る留学生たち①

【写真5】生呉を絞る留学生たち②

【写真6】シンメーナービで煮たて、にがりを加えてゆし豆腐の完成

【写真7】ゆし豆腐を型箱に入れて作った島豆腐

【写真8】ゆし豆腐を食べる留学生たち①

【写真9】ゆし豆腐を食べる留学生たち②

【写真10】講師との集合写真