琉球大学では、文部科学省令和6年度オープンアクセス加速化事業の採択を受け、オープンアクセスに係る理解向上等を目的とし、10月18日に公開シンポジウム「大学の研究環境にオープンアクセスがもたらすもの」を開催しました。
第一部前半で文部科学省科学技術・学術政策研究所データ解析政策研究室の林和弘室長から、「オープンサイエンスの潮流とオープンアクセス義務化政策の背景・狙い」として政策やその背景などについて講演が行われました。
後半では、東北大学研究推進・支援機構知の創出センターの浜手雄一郎特任准教授が、研究データ管理やオープンアクセス対応について東北大学における事例を交えた講演を行いました。
第二部では、附属図書館から琉球大学における事例報告を行った後、第一部の演者に再度登壇いただき、総合質疑、意見交換を行われました。
今年2月に統合イノベーション戦略推進会議で決定した「学術論文等の即時オープンアクセスの実現に向けた基本方針」により、2025年度の科研費等の公的資金による研究成果の即時オープンアクセス化が義務付けられるなど、大学等の研究機関においても大きな変化が見込まれます。当シンポジウムでは、これらの動きに対する疑問や不安を持つ教職員から活発な質疑応答が行われ、実り多いシンポジウムとなりました。
シンポジウムの様子