平成31年3月20日(水)、本学千原団地構内において、琉球大学(千原)学生寄宿舎新混住棟新営その他工事の安全祈願祭を開催しました。
工事の安全を祈って行われる神事には、受注者である(株)仲本工業のほか1社が参加し、本学からも大城肇学長をはじめ、渡名喜庸安理事・副学長、福治友英理事・副学長(事務局長)のほか11名が出席し、厳かに安全祈願祭を挙行しました。
本学千原寮は、古いもので築後約30年を経過しており、建物の経年劣化等により住環境の悪化が懸念されています。また、現在の居室数に対し留学生及び女子の居室は不足している状況でもあります。このため、今後、4年間かけて、住環境の改善並びにアメニティ向上、そして居室数の充足を図るべく既存棟の改修と併せて、男子混住棟(7階建、112室)及び女子混住棟(7階建、112室)(うち留学生用が各棟に32室ずつ)を整備する事業を行うこととしています。
新棟は、既存棟と比較して、特に設備の充実を図り、そのうえ防犯及び省エネ対策に配慮した、次のとおりの仕様となっています。なお、新棟の竣工は、2020年2月を予定しています。
① 設備については、各フロアにエレベータ、洗濯室を設置し、各個室にはトイレ、シャワー及びキッチンを完備(完成後、リース契約で各個室にエアコンも設置)します。また、手すりを備えた身障者対応室を各棟に2室ずつ設置します。
②防犯については、各棟の玄関には、オートロックを採用し、各フロアに共用棟直通のインターホンを設置します。更に、女子棟玄関には防犯カメラも設置します。
③省エネについては、空調機器への負荷を低減するための断熱材や複層ガラスを適宜採用して、省エネに配慮したものになっています。
大城学長は、関係者への御礼と工事期間中の安全を祈念すると共に、「本施設完成の後には、本学の学生に対し、生活と勉学のために良好な環境を提供し、自主的に規律された共同生活を通じて、一個の独立した社会人としての自覚を養うこととする本学千原寮の設置目的を、さらに推し進めるものとなる」と挨拶を述べました。