令和3年1月20日、司法試験の結果が発表され、本学の修了生6名が合格し、最終合格率は23.08%(72校中21位)でした。昨年度の合格率が14.71%(73校中36位)でしたので大きく躍進しました。今年度の合格者6名全員が沖縄県出身者です。
5月実施の予定だった司法試験がコロナ禍で8月に延期され、台風の季節で空路途絶のリスクが大きく、またそのことで心理的な負担の増す悪条件にも負けず(司法試験の試験地で本学から最も近いのは福岡です)、約1週間の試験期間を乗り切りました。
今後も、琉球大学法務研究科では、「地域にこだわりつつ、世界を見つめ、性の多様性を尊重する法曹」の養成に努めていきます。今後ともご支援よろしくお願い致します。
〇 合格者の声
伊集朝也さん
こんにちは。琉球大学法科大学院14期既修者コースの伊集朝也と申します。
この度、令和2年司法試験に合格することができました。
私は球陽高校理数科を卒業後に、1年浪人し、琉球大学法文学部総合社会システム学科法学専攻に進学しました。大学卒業後、琉球大学法科大学院に既修で入学しました。
琉球大学法学部総合社会システム学科法学専攻や、琉球大学法科大学院での先生方のご指導、琉球大学後援財団などからの奨学金や修了後の沖縄銀行様のリーガル・アシスタント制度によるご支援がなければ、合格は叶わなかったと思います。
本当にありがとうございました。
新垣結麻さん
令和2年司法試験に合格した新垣結麻です。私が修了した琉球大学法科大学院では、司法試験に合格するために必要な必須科目はもちろん、民事執行法・民事保全法のような周辺法分野や、アメリカ憲法などの諸外国の法についても学ぶことができます。さらに、性の多様性の尊重と法など、昨今注目される分野についても学ぶことができます。支援制度も充実しており、私は、鎌倉フェローシップ財団からの奨学金を受給し、また修了後2年間、琉球銀行様から経済的なサポートを受け、勉学に集中することができました。司法試験に合格したいのであれば、琉球大学法科大学院はベストな選択肢であると確信しています。
成田清子さん
琉球大学法科大学院11期の成田清子です。
この度、4回目の受験で司法試験に合格することができました。
琉球大学法科大学院で学んで良かった点は、第1に、先生と学生の距離が近いため、気軽に質問や相談をできる環境にあったことです。多くの先生方が、授業中か否か、在学生か修了生かを問わず、質問や相談に対し親身に丁寧に答えてくださいます。
第2に、在学中や修了後に勉強に専念するための経済支援制度が充実していることです。私自身、在学中は当山フェローシップの奨学金の給付を受け、修了後は琉球銀行様のリーガルサポート制度により雇用していただくことにより、安心して勉学に励むことができました。
このような支援体制や、周囲の方々のご協力のおかげで、無事司法試験に合格することができたと思っています。
湧田広太郎さん
こんにちは。湧田広太郎と申します。司法試験合格までは長く先の見えない日々でしたが、今は無事合格してホッとしております。この数年は毎日勉強で、休日もない日々を過ごしてきましたが、それも無駄ではなかったのかなと受け止められています。自分を信じ続けることはとてもきつかったですが、良いこともあるようです。今後も自分を信じながら頑張ろうと思います。