お知らせ

人文社会学部 山本准教授が石橋湛山賞を受賞

 令和2年10月23日(金)、本学人文社会学部国際法政学科の山本章子准教授が、著作『日米地位協定――在日米軍と「同盟」の70年』(中公新書、2019年)で第41回石橋湛山賞を受賞しました。
 同賞は、政治経済・国際関係・社会・文化などの領域で、その年度に発表された論文・著書の中から、石橋湛山の自由主義・民主主義・国際平和主義の思想の継承・発展に最も貢献したと考えられる著作に贈られています。
 国会で承認されていない「合意議事録」をもとに日米地位協定が運用されている実態を指摘した山本准教授の著作は、日米同盟を重視しつつ、米国に対して非は非と主張し続けた石橋湛山の名を冠する本賞にふさわしいとして、50を超える著作の中から選出されました。
 本著作は令和2年1月23日(木)に第41回沖縄研究奨励賞も受賞しています。

 詳細は一般財団法人石橋湛山記念財団HPをご覧ください。

受賞のコメント

 地位協定の最前線に立たされるのが国ではなく自治体であることがこの問題の本質。国が国民を守らないので、地方自治体が住民を守るためになけなしの知恵を絞って苦心せねばならない。日米地位協定の現状が改善されることを願って、沖縄で研究を続けていきたい。


授賞式が行われた東洋経済ビルの会場にて