原田 宙(HARADA SORA)

原田 宙(HARADA SORA)
NO.20
農学部亜熱帯地域農学科循環畜産学コース 3年 原田 宙さん (岡山県出身・岡山県立倉敷青陵高等学校)

農学部 亜熱帯地域農学科 循環畜産学コースを選んだ理由を教えてください

 地元が農村でもともと農業が身近にあり、祖父母も農業をしていたので、農学部で農業について学びたいと考えていました。農業のなかでは、植物、畜産、農業経済に興味があり、それは大学に入ってから学ぶ中で、選択していきたいと考えていました。亜熱帯であることから、一年中温暖で植物を栽培することができ、畜産も盛んな沖縄で、農業について幅広く分野に偏りなく学びながら専門を選択できるのは農学部亜熱帯地域農学科だと思い、ここに進学しようと思いました。

循環畜産学コースの学生研究室で同級生と

あなたが思う(感じる)琉球大学の魅力を教えてください

 琉球大学農学部の魅力としては、農学部には千原フィールドという農学部附属農場があり、身近に圃場や家畜がいる環境であることから毎週実習ができるところにあると思います。実際に体を動かして学ぶことは、気晴らしにもなりますし、教室で学んでいるだけでは分からないような農業の面白さや苦労が分かり、多くの学びを得ることが出来ると思います。また、農場で気になることや、やってみたいことがあった時に、先生や技術職員さんが教えてくれたりするので、それも魅力であると思います。
 また、私は畜産資源経済学研究室所属ですが、同じ亜熱帯地域農学科の家畜栄養学研究室の豚の管理や、植物育種学研究室の田植えや芋の植付け・収穫なども手伝わせてもらったりしています。興味があれば、研究室を越えて様々な経験をさせてもらえるのも魅力だと思います!

熱中している研究や勉強、学業面で今後取り組んでみたい分野を教えてください

 今、興味を持っているのは、畜産経済です。日本全体で、農業産出額に占める畜産部門の割合が最も高くなっています。沖縄県でも畜産は農業産出額の約半分を占めるまでになっています。そのような中で、家畜は飼料を食べたら必ずふん尿を出すので、循環型の畜産を営んでいく必要があります。しかし、今の日本では、循環型の畜産が行えているとは言いづらい現状があります。そのような点について、経済学的視点から研究していきたいなと考えています。

サークル活動や部活、アルバイトなど、学校が終わってからの過ごし方を教えてください

 学校が終わってからは、ほとんど塾講師のアルバイトをして過ごしています。アルバイトまで時間がある時やお休みの時は学生室で過ごしていることが多いです。学生室では友人や先輩とお話をしたり、勉強をしたりしています。

 学校が終わってからの過ごし方とは違うかもしれませんが、休日にはフードバンクのフードパントリー事業のボランティアに参加したり、沖縄県中央卸売市場の沖縄協同青果さんと協力して花と食のフェスティバルに出店参加したりするなどしています。そのような中で、様々な人と協力したり接したりすることは、大学だけではできない貴重な経験だと感じています。長期休暇では、5大学合同ゼミ(高崎経済・和歌山・広島・広島修道・琉球)に参加しました。地域や分野の違う他大学の学生と一緒に楽しみながら学ぶことは、新たな友人が出来、新たな視点も得られ、とても有意義な時間となりました。

フードバンク・セカンドハーベスト沖縄でのボランティア
右は同じ亜熱帯地域農学科の先輩

花と食のフェスティバルで島やさいの苗を販売

琉球大学を目指す学生へのメッセージをお願いします

 琉球大学は、積極的に行動すれば楽しいことがたくさんある大学だと思います。やりたいことがある人はそれに向かって、特に無い人も大学で色々な経験をしていく中で、やりたいことが見えてくると思います。皆さんの入学を楽しみにしています。

和歌山県紀美野町での5大学合同ゼミ_琉大のメンバーで記念撮影