新垣 潤二(SHINGAKI JUNJI)

新垣 潤二(SHINGAKI JUNJI)
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人文社会学部 国際法政学科 政治・国際関係学プログラム 萩原ゼミ 卒業
新垣 潤二さん (沖縄県)

2022年3月 人文社会学部 国際法政学科 政治・国際関係学プログラム 萩原ゼミ 2022年卒業
2022年4月 株式会社 地域科学研究所 入社

琉球大学へ進学を決めた理由を教えてください

 好きなことを自由に、また沖縄のことをしっかり学びたいという思いが決め手です。

 中学生のころから社会科が大好きで、自分が生きているこの社会はどんなものなのか、どう動いているのかを学びたいと思っていました。また生まれ育った沖縄県が抱える多様な問題解決に貢献するには、まずは地元を知ることが大切だと思い、国際法政学科、政治・国際関係学プログラムへの進学を決めました。

大学在学中の思い出や印象深かった講義について教えてください

 地方自治論、行政学、公共政策学、比較政治学、日本政治史では国内政治の動き方・歴史について、また国際政治学では国内外の比較や基地見学など、近代~現代の政治の動きを座学やフィールドワークも併せて学んでいました。また卒論は大変でしたが、問いに対して、調査を通じて仮説を立てながら論立てていく工程は非常に良い経験でしたし、現職にもつながる部分が多くあると感じています。

 また3~4年次はコロナ禍でしたが、就職活動、オンラインの長期インターンシップを通じて県外のつながりができるなど、不自由が多い状況でも新しいことにチャレンジすることができました。

営業の長期インターンシップに2期にわたり参加 屋久島町の公共施設に関わる住民ワークショップ

就職活動と現在のお仕事について教えてください

 就活の軸は、①行政・自治体に関わる②自社開発システムのセールス③自由度が高い環境でした。行政が抱える課題を解決し、民間企業との連携・棲み分けを図り、事業最適化を進めていくことが地域をよくすることにつながると考えました。益々発展するICTの力を適切に利活用し、伝えられるようになる。また職種に縛られず、色々なことを経験していきたいと考え、就活をしていました。東京・福岡を中心に行っていましたが、たまたま足を運んだ合同説明会で当社と出会い、すぐに採用試験を受けました。

 現職では、市町村の資産や財務書類の整備をベースとしつつ、財政運営や予算など、そこから派生する様々な課題を自社開発のシステムやコンサルティングを通じて解決していく、といった業務をしています。既存・新規の営業活動だけでなく、財務書類作成等の実務作業もあるため、幅広い知識と経験が必要とされ、日々勉強の連続です。ただ沖縄本島や離島をはじめ、九州・西日本にいるお客様、そして地域住民の方々とお会いすることが多く、多様な文化や固有の事情を鑑みながら、その地域の課題解決に寄与できるチャンスがあることが大きな魅力だと感じています。

琉球大学を目指す学生へのメッセージをお願いします

 沖縄での暮らしや特有の歴史文化や社会事情を、4年以上の大学生活を通してじっくり知ることができるのが琉球大学の魅力の一つです。沖縄という軸をもって他県、他国をみる、色々なルーツを持つ人とつながっていく、研究や学問に没頭する、、ご自身のやりたいことを実践できる場だと思います。受験対策等大変だと思いますが、頑張ってください。応援しています!

大分市の公共不動産を活用し、有志で朝市を開催した時の写真