琉球大学は、1950(昭和25)年5月22日、戦火で灰儘に帰した首里城の跡地に、沖縄県民をはじめ海外の県系人の大学設立に対する熱い思いと関係者の尽力により開学しました。「自由平等、寛容平和」を建学の精神とし、これを継承・発展させて、「真理の探求」、「地域・国際社会への貢献」、「平和・共生の追求」を基本理念として今日まで活動してまいりました。
このような背景を持つ本学は、全世界で学問の自由が保障され、平和で安全な環境が実現されることを望んでいます。令和4年3月4日、本学も所属する国立大学協会からウクライナ情勢に係る声明が発出されましたが、本学としても昨今のウクライナを巡る情況の一日も早い平和的解決を強く求めます。
また、本学としては、全ての留学生や研究者が自由で差別のない平穏な生活を送ることができることを願うとともに、安心して教育研究活動が継続できるよう、できる限りの支援に努めてまいります。
2022年3月9日
国立大学法人琉球大学
学長 西田 睦