教育学部学校 教育教員養成課程 小学校教育コースを選んだ理由を教えてください
思い返せば、小学生時代に出会った教師の影響というものを強く感じています。当時、学校生活の中で、努力の継続が身を結ぶことや、周りへの感謝の大切さを教えて下さったり、一歩踏み出す勇気を与えてくれたりなど、素敵な人間性を持つ先生方との出会いに恵まれました。あの頃の教えや掛けて頂いた言葉は今でも私の力となっています。そんな私も今では誰かの目標や夢を支える側になりたいと思うようになり、教師を目指し教育学部に入学しました。
また、小・中・高と続けてきた吹奏楽の経験を活かしたいと考え、音楽の専門的な知識と技術を学びながら、教員としての理論と実践を学べる教科教育専攻を選択しました。
あなたが思う(感じる)琉球大学の魅力を教えてください
琉球大学では、沖縄の豊かな自然や独特な食文化などに、学部を問わず様々な角度から関わることができます。また、将来に向けて何かしらに取り組んでいる人が多く、様々な学部の学生との交流を通して、アルバイトや学校外での活動、講義などの情報を共有したりして良い刺激になっています。
さらに、他県出身の学生も多く、日常会話から地元との共通点や相違点を見つけ多様な価値観、考え方を知ることができ、異文化理解にも繋がっていると感じています。
熱中している研究や勉強、学業面で今後取り組んでみたい分野を教えてください
後学期から始まった教職体験は、附属小学校にて授業観察を通じ、児童の興味・関心を引き出す工夫や学習環境等について五感で学ぶことができる貴重な体験です。毎回の授業で違った発見があり、大学に戻って記録をもとに反省をしながら振り返る作業がとても楽しいです。
また、キャリア形成の講義を受け、海外での教育ボランティア活動にも興味を持つようになりました。実際に海外と沖縄の教育を比較するなどして多角的な視点から教育について研究することで、将来働く場所がどこであったとしても、関わる子供たちに広く良い影響を与えられる教師を目指しています。
トランペットレッスン(管弦打の授業)の様子。
優しい先生方の丁寧な指導を一対一で受けている。
トランペット練習の様子。
「トランペットは大学生になって始めましたが、日々楽しく練習に励んでいます」(比嘉さん談)
ピアノレッスンの様子。「現在コロナ禍の影響により、オンラインで先生から指導を受けています。
少人数で落ち着いた雰囲気の中、実技の授業も安心して展開されています」(比嘉さん談)
サークル活動やアルバイトなど、学校が終わってからの過ごし方を教えてください
休みの日は楽器経験を活かし、那覇市内の小学校の金管バンド部を訪れ、指導を行うこともあります。実際に指導をした子供たちが舞台に立つのを見た時は、技術だけではなく人としてもたくましく成長している子供たちの姿に、感動とやりがいを感じました。
他にも、プログラミング教室にてアルバイトにも励んでいます。2020年に学習指導要領が改訂され小学校でもプログラミング教育が必修化になり、私自身が将来児童に柔軟な指導や対応が行えるよう取り組んでいます。
那覇市立銘苅小学校金管バンド部の児童に楽器指導を行っている比嘉さん。
休みの日も充実した活動をしている。
大学での休憩時間の様子。同じ学部の友達と仲良く話をしたり、
一緒に課題をしたり等、自由に過ごしている。
琉球大学に進学を考えている高校生へアドバイスをお願いします
まだ進路が明確ではない高校生の方もいるかもしれませんが、大学生活を通して様々な人との出会いや、自らの行動が自然と今後の自分を作っていくと思います。琉球大学はそんな新しい自分とも出会える場所です。
ぜひ積極的に大学生活を充実したものにしてほしいです。