
左から福田英昭教育学部長、中城村教育委員会 教育長 宮平 守一氏、株式会社ルネサンス 執行役員 渋谷 弘衛氏
琉球大学教育学部は、中城村教育委員会、株式会社ルネサンスの三者において、2026年8月19日付で「学校水泳のアップデートに向けた産官学共同研究協定」を締結しました。
本協定は、学校水泳が直面する課題を解決し、児童の安全を守る実践的なカリキュラムの開発とその学術的な効果検証を目的としています。
■ 共同研究の背景と目的
近年、学校プールの老朽化や維持管理費の増加、教員の負担軽減などを背景に、民間施設の活用など学校水泳の実施方法が各地で変化しています。しかし、水難事故から自らの命を守るための知識や技能を育むという、学校水泳が本来持つ重要な教育的役割は、いかなる実施形態においても維持・向上させる必要があります。
本研究では、「泳ぐ」「浮く」「潜る」技能を中心に状況に応じて適切に判断・行動し、自らの命を守る水中での自己保全能力に着目し、教育現場の実践と学術的な検証を両輪とすることで、未来へつなぐ持続可能な学校水泳のあり方を探求します。
■ 本学(教育学部)の役割と主な取り組み
本共同研究において、本学教育学部は主に「研究・分析」の観点から以下の取り組みを主導・支援します。
1.測定・評価手法の確立: 児童の水中での自己保全能力を客観的に測定・評価する学術的な手法の構築
2.データ分析と効果検証: 民間施設を活用した水泳授業の実践データに基づく、新たなカリキュラムの教育効果の検証
3.カリキュラム開発への知見提供: 教育的価値を高めるための専門的なフィードバック
なお、現場での授業実践は「中城村教育委員会」が、授業運営や安全管理、施設提供は「株式会社ルネサンス」が担います。
■ 今後の展望
三者による実践と研究・分析のサイクルを回すことで教育モデルを磨き上げ、本研究の成果を、将来的には沖縄県内および全国の他地域でも活用できる「持続可能な学校水泳モデル」として社会へ還元することを目指します。

取り組み内容を説明する様子

集合写真