法務研究科法務専攻 を選んだ理由を教えてください
私は琉球大学人文社会学部国際法政学科に在籍し、ロースクール(法科大学院)進学を志す学生が集まる特修クラス(現在では法曹コースもあるそうです)に所属していました。この制度を活かし、学部在学中から琉球大学法科大学院の講義を先行受講し、実際の法科大学院の学びに触れることができました。
講義や先生方とのやり取りを通じて、ここであれば司法試験に向けて着実に力を伸ばせると確信しました。慣れ親しんだ環境で、より専門的かつ実践的な学びを積み重ねたいという思いが強くなり、学部3年次に法科大学院の入学試験に挑戦。結果、飛び級での入学を果たしました。
あなたが思う(感じる)琉球大学の魅力を教えてください
琉球大学法科大学院の魅力は、1学年13名前後という少人数体制にあります。そのため、先生方との距離が近く、相談や質問にも親身に応じていただけます。もちろん、その分予習や課題の負担は多くなりますが、それが学年全体の団結力を高め、“戦友”と呼べるほどの絆を築くきっかけにもなっています。
また、仕事や育児と両立しながら通う方も多く、年齢層や背景が多様なのも特徴で、長期履修制度や、個別に席が割り当てられる自習室、豊富な資料を揃えた資料室など、学びを支える環境も充実しています。
さらに、琉球大学法科大学院ならではの取り組みとして英米法研修ハワイプログラムがあります。昨年度、私も参加し、貴重な経験を積むことができました。
ワイキキビーチのサンセット
英米法研修ハワイプログラムに参加した際に撮影
熱中している研究や勉強、学業面で今後取り組んでみたい分野を教えてください
私は、在学中に司法試験を受験・合格することを目標に、日々学習を進めています。琉球大学法科大学院では、各学期の期末まで一瞬で過ぎるほど多忙な毎日ですが、自分の勉強時間を確保し、司法試験に向けて全力で取り組んでいきたいと考えています。
人に寄り添える弁護士になることが私の将来の夢です。普段の講義や課外活動では、法律や判例の知識、法的思考力を磨くことに多くの時間を費やしますが、実務に触れる機会を通じて、法曹にとって本当に重要なのはコミュニケーション能力や人間性であると感じるようになりました。
私は学部からそのまま進学しており、社会人経験はありません。その分、未熟な部分もありますが、多様性に富んだ琉球大学法科大学院で多くの経験を積み、法曹としての土台をしっかり築いていきたいと考えています。
![]() 席は棚を置いたり、コルクボードを設置したりと、 カスタマイズでき、快適に学習できます |
![]() この棚は司法試験対策本が置かれており、 私もよく利用しています |
サークル活動や部活、アルバイトなど、学校が終わってからの過ごし方を教えてください
私は沖縄県出身ですが、学習時間を確保するため、今年度から琉球大学の学生寮(千原寮)で生活しています。普段は、朝に自習室へ向かって予習や課題に取り組み、その後講義や演習を受講し、授業後は再び自習室で勉強を続け、夜に帰寮するという一日を送っています。試験期間には、最長で13時間ほど勉強したこともあります。また、学生同士でのゼミにも積極的に取り組んでいます。
昨年度は、土曜日に塾講師のアルバイトをしたり、サークル活動に参加したりと、忙しくも充実した日々を過ごしていました。しかし、司法試験が近づいてきた現在は、勉強に時間を充てるよう心がけています。とはいえ、勉強だけでは気持ちが張り詰めてしまうため、同期と一緒に学生食堂やコンビニに行くなど適度にリフレッシュする時間も大切にしています。
自習室で短答問題を解く新垣さん
一緒にゼミをやってます
琉球大学を目指す学生へのメッセージをお願いします
琉球大学法科大学院は、少人数ならではのきめ細やかな指導と、学生同士の強い絆が魅力です。
予習や課題の量は決して少なくありませんが、その努力は必ず司法試験や実務の場で力になります。ここには、年齢や経歴の異なる仲間と切磋琢磨しながら学べる環境があり、多様な視点に触れ、自分を磨き、法曹としての土台を築くことができます。
挑戦には不安がつきものですが、一歩を踏み出せば、必ず得られるものがあります。ぜひ、この環境で自分の可能性を広げ、夢に向かって歩んでください。