6月は、世界各地でLGBTQを含む性的マイノリティの権利について啓発活動が広く行われる「プライド月間(Pride Month)」です。
琉球大学では、プライド月間の取り組みとしてヒューマンライツセンター、ハラスメント相談支援センター、プライド・オフィスが合同で以下の活動を実施します。
※プライド(Pride)とは、セクシュアリティに対する「誇り」や「矜持」を意味するとともに、その思いを共有する人々がパレードなどを通じて社会に表明する活動を指します。プライド月間は、1969年6月28日未明にアメリカで起こった「ストーンウォールの反乱」を記念し、毎年6月に行われるようになりました。
プライド・ポスター2025 作成・掲示
本学執行部メンバーの顔写真入り啓発ポスターを作成し、学内に掲示します。
また、各部局窓口ではプログレス・フラッグを掲揚し多様性の尊重の意思を表明します。
セクシュアリティに関する国際ミニシンポジウムの開催
1989年にデンマークで初めて同性間のパートナーシップ制度が成立してから36年、2001年オランダで婚姻平等(性別、セクシュアリティの制限なく婚姻が可能)が達成されてから24年がたちました。2016年以降、 G7で同性パートナーに関する法制度をもたないのは日本だけです。
そこで本シンポジウムでは、日本の婚姻平等裁判(「結婚の自由をすべての人に訴訟)を研究する2人の海外研究者から見た日本の判例についてご報告頂きます。また、琉球大学からは2名の研究者によるセクシュアリティ関連判例の分析を行い、意見交換を通して日本の現在地点を検証します。
日 時:2025年6月18日(水)18:00~20:30
場 所:文系総合研究棟703
申し込み:無料・予約不要
登 壇:The William S. Richardson School of Law講師 ブランドン・マーク・比嘉氏(通訳付)
憲法裁判研究院 責任研究官 蘇恩瑩(ソ・ウニョン)氏(日本語)
琉球大学ヒューマンライツセンター 特命講師 竹葉 梓 (判例評釈)
琉球大学ハラスメント相談支援センター 主任専門相談員 永光由樹(判例評釈)
主 催:琉球大学ヒューマンライツセンター
共 催:琉球大学法務研究科
プライド・カフェの開催
啓発を兼ねた情報提供・ゆんたくカフェスペースを開設します(無料・予約不要・入退室自由)
関連図書・資料の展示や、お茶・お菓子を用意してみなさんをお待ちしています。どうぞお気軽にお越しください。
日 時:2025年6月26日(木)13:00~16:00
場 所:文系総合研究棟510室
対 象:本学構成員(教職員・学生)
琉球大学は、プライド月間の趣旨に強く賛同するとともに、すべての構成員のセクシャリティが尊重され、誰もが安心して過ごせる学内環境を目指します。
【問い合せ】
琉球大学ヒューマンライツセンター
hrc@acs.u-ryukyu.ac.jp