琉球大学学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

琉球大学は、「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、「普遍的価値を身につけた21世紀型市民として、地域社会及び国際社会の発展に寄与できる人材」の育成を掲げています。本学では、学士課程教育における人材育成の目的を達成するため、学士課程教育の総称である琉大グローバルシティズン・カリキュラム(URGCC)の学習教育目標を以下のとおり定め、各教育課程でこれらを身に付けた者に学位を授与します。

  1. 自律性
    自分自身が掲げる目標の達成に向けて、自律的に学習し行動することができる。
  2. 社会性
    市民として社会の規範やルールを理解し、倫理性を身に付け、多様な人々と協調・協働して行動できる。
  3. 地域・国際性
    地域の歴史と自然に学び、世界の平和及び人類と自然の共生に貢献することができる。
  4. コミュニケーション・スキル
    言語とシンボルを用いてコミュニケーションを行い、自分の考えや意思を明確に表現することができる。
  5. 情報リテラシー
    幅広い分野の情報や知識を多様なチャンネルから収集し、適切に理解した上で取捨選択し、活用することができる。
  6. 問題解決力
    批判的・論理的に思考するとともに、これまでに獲得した知識や経験等を総合して問題を解決することができる。
  7. 専門性
    専攻する学問分野における思考法、スキル、知識等を体系的に身に付け、活用することができる。

各学士教育プログラムにおける学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

人文社会学部

法学

 法学 学士教育プログラムは琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、人文社会系の専門的、学際的分野において真理を探究し、それを基に、個人の尊厳と基本的人権を尊重する平和・共生社会の形成者、社会全体の持続的発展に寄与する人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、法学学士教育プログラムでは、法体系及び個々の法律の理解・専門的知識を取得し、さらに政治学・国際関係学など社会科学の幅広い知識に触れることで、豊かな学際的知を形成しながら多様な社会との共生の在り方や持続的発展のための政策提言・発信力及び平和共生社会を構築できる実践力の獲得を目指します。法学を通じて法的思考力を培い、必要な判断力やコミュニケーション能力を身に付けます。

 本学部の所定の単位を修得し、下記の知識・能力を身に付けた者に学士(法学)の学位を授与します。
(1)自律性:法学を学び、自分自身が掲げる目標の達成に向けて、自律的に学習し行動することができるようになる。
(2)社会性:法学を学び、市民として社会の規範やルールを理解し、倫理性を身に付け、多様な人々と協調・協働し、社会の一員として行動できるようになる。
(3)地域・国際性:憲法・行政法学で対象とされる地方自治をはじめ、法学の学びを通じて地域的な側面に通じるとともに、国際的な側面も学び、世界的地域的に貢献できるようになる。
(4)コミュニケーション・スキル:法学を学ぶことをとおして、言語を用いて他人とコミュニケーションを行い、自分の考えや意思を明確に表現することができるようになる。
(5)情報リテラシー:法学を学び、幅広い分野の情報や知識を多様なチャンネルから収集し、適切に理解したうえで取捨選択し、活用することができるようになる。
(6)問題解決力:法学を学び、批判的・論理的に問題を立て、思考し、これまでに獲得した知識や経験等を総合して問題を解決することができるようなる。
(7)専門性:法学を学び、法学における思考法、スキル、知識等を体系的に身に付け、活用することができるようになる。

政治・国際関係学

 政治・国際関係学 学士教育プログラムは琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、人文社会系の専門的、学際的分野において真理を探究し、それを基に、個人の尊厳と基本的人権を尊重する平和・共生社会の形成者、社会全体の持続的発展に寄与する人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、政治・国際関係学士教育プログラムでは、政治・国際関係学を中心とし、法学を含めた社会科学の幅広い知識をもち、地域社会や国際社会に貢献できる人材の育成を目標にします。

 本学部の所定の単位を修得し、下記の知識・能力を身に付けた者に学士(政策科学、国際関係論)の学位を授与します。
(1)政治・国際関係学を中心とする基礎的・応用的専門知識を身に付け、自ら継続的に学習し行動することができる能力(専門的知識)
(2)政治・国際関係学を含む社会科学の分野に関して適切な資料・文献を調査・収集し、修得した専門知識と組み合わせることで課題を発見し分析することができる能力(専門的情報収集・分析力)
(3)社会の諸現象に対して問いを立て、知識・調査と論理的思考に基づいて課題を深く探求し、解決を見出す能力(専門的考察力)
(4)社会科学の課題に対して多様な他者と協働して取り組むために、自らの考えを討論や文章を通して的確に表現・発信することができる能力(専門的知見の展開力)

哲学・教育学

 哲学・教育学 学士教育プログラムは琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、人文社会系の専門的、学際的分野において真理を探究し、それを基に、個人の尊厳と基本的人権を尊重する平和・共生社会の形成者、社会全体の持続的発展に寄与する人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、哲学・教育学学士教育プログラムでは、教育課程を通して培った専門性に基づいて、人間に対する深い洞察力と豊かな人間性を基に、複雑化した社会の諸領域で柔軟かつ適正な問題解決を可能とする能力を身に付けます。

 本学部の所定の単位を修得し、下記の知識・能力を身に付けた者に学士(人文社会)の学位を授与します。
(1)各学問分野と関連した高度な専門的能力
(2)人間や地域、国際社会に対する知識・理解に基づく深い洞察力、社会性、コミュニケーション・スキル
(3)自律的な学習による多様な情報の収集とそれを駆使した問題解決能力、自律性

心理学

 心理学 学士教育プログラムは琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、人文社会系の専門的、学際的分野において真理を探究し、それを基に、個人の尊厳と基本的人権を尊重する平和・共生社会の形成者、社会全体の持続的発展に寄与する人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、心理学学士教育プログラムでは、教育課程を通して培った専門性に基づいて、人間に対する深い洞察力と豊かな人間性を基に、複雑化した社会の諸領域で柔軟かつ適正な問題解決を可能とする能力を身に付けます。

 本学部の所定の単位を修得し、下記の知識・能力を身に付けた者に学士(人文社会)の学位を授与します。
(1)心理学専攻学生が獲得すべき高度な専門的能力
(2)人間や地域、国際社会に対する多角的な知識・理解に基づく深い洞察力
(3)自律的な学習による多様な情報の収集と人や社会の問題や課題を分析し解決する能力
(4)社会を構成する多様な人々とコミュニケーションを取り、共生・協働していく能力

社会学

 社会学 学士教育プログラムは琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、人文社会系の専門的、学際的分野において真理を探究し、それを基に、個人の尊厳と基本的人権を尊重する平和・共生社会の形成者、社会全体の持続的発展に寄与する人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために社会学学士教育プログラムでは、人間集団としての社会のあり方や暮らしを社会学的な視点と方法で読み解き、現前の課題に対して適切な処方箋を提示し、社会制度づくりを提言できる人材に必要とされる能力の涵養を目指します。

 本学部の所定の単位を修得し、下記の知識・能力を身に付けた者に学士(人文社会)の学位を授与します。
(1)人間の行動、生き方、生活問題の発生過程及びその解決方法などの社会生活の諸側面を理論的・実証的に捉える能力(論理的思考力)
(2)現実の社会で生じている様々な現象を多種多様な角度から分析し、社会の仕組み・変動を見極める能力(分析力)
(3)市民社会の発展や生活問題・福祉問題の解決に貢献しうる能力(問題解決力)
(4)知識基盤社会を知性と知識を備えた21世紀型市民として、自律的に学習し行動し、多様な人々の存在を認めて尊重し、互いに協働して生きていく総合的教養人としての能力(自律生、社会性を意識)
(5)地域や世界における複雑化した問題を全人類的視点から取り組むことができる専門的知識人として、多様な情報を受け取り、自らの考えを論理的かつ的確に伝えることができる能力(地域・国際性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシーを意識)
(6)社会の要求に対応し様々な科学、技術及び情報を自主的、継続的に学習し問題解決する能力(自律性、問題解決力を意識)
(7)数学的専門知識を理解し、それを様々な問題に柔軟に応用することができる実践力(専門性、プログラムの「専門性」の学習教育目標の内容の詳細化を意識)

歴史・民俗学

 歴史・民俗学 学士教育プログラムは琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、人文社会系の専門的、学際的分野において真理を探究し、それを基に、個人の尊厳と基本的人権を尊重する平和・共生社会の形成者、社会全体の持続的発展に寄与する人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、歴史・民俗学学士教育プログラムでは、琉球・沖縄及び日本・アジアという地域を主な対象とする広範な文化のありようを深く認識し、歴史・民俗学の研究で得られた知見を通して、地域や世界における複雑化した問題を全人類的視点から取り組むことができる専門的知識人として、多様な情報を受け取り、地域及び国際的な場で活躍する人材育成を目指します。

 本学部の所定の単位を修得し、下記の知識・能力を身に付けた者に学士(人文社会)の学位を授与します。
(1)琉球・沖縄及び日本・アジアという地域を主な対象とする広範な文化のありようを深く認識する能力(専門的知識)
(2)琉球・沖縄及び日本・アジアに関する歴史・民俗・文学・言語を理解し、歴史・民俗学の研究で得られた知見を通して、地域や世界における複雑化した問題を全人類的視点から取り組むことができる専門的知識人として、多様な情報を受け取り、地域及び国際的な場で活躍する高度な能力(専門的情報収集力、社会性)
(3)歴史・民俗学の知見を通して社会の要求に対応し、様々な科学、技術及び情報を自主的、継続的に学習し問題を解決することで、異なる文化背景を持つ人々と平和的に共生していく能力(自律性、社会的問題解決力)
(4)歴史・民俗学の知見を通して、議論や意見交換を行い、自らの考えを論理的かつ的確に伝達することで、様々な問題に柔軟に応用することができる実践力(情報発信力、コミュニケーション・スキル、社会的問題解決力)

言語学

 言語学 学士教育プログラムは琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、人文社会系の専門的、学際的分野において真理を探究し、それを基に、個人の尊厳と基本的人権を尊重する平和・共生社会の形成者、社会全体の持続的発展に寄与する人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、言語学学士教育プログラムでは、琉球・沖縄及び日本・アジアという地域を主な対象とする広範な文化のありようを深く認識し、言語学の研究で得られた知見を通して、地域や世界における複雑化した問題を全人類的視点から取り組むことができる専門的知識人として、多様な情報を受け取り、地域及び国際的な場で活躍する人材育成を目指します。

 本学部の所定の単位を修得し、下記の知識・能力を身に付けた者に学士(人文社会)の学位を授与します。
(1)琉球・沖縄及び日本・アジアという地域を主な対象とする広範な文化のありようを深く認識する能力(専門的知識)
(2)琉球・沖縄及び日本・アジアに関する歴史・民俗・文学・言語を理解し、言語学の研究で得られた知見を通して、地域や世界における複雑化した問題を全人類的視点から取り組むことができる専門的知識人として、多様な情報を受け取り、地域及び国際的な場で活躍する高度な能力(専門的情報収集力、社会性)
(3)言語学の知見を通して社会の要求に対応し、様々な科学、技術及び情報を自主的、継続的に学習し問題を解決することで、異なる文化背景をもつ人々と平和的に共生していく能力(自律性、社会的問題解決力)
(4)言語学の知見を通して、議論や意見交換を行い、自らの考えを論理的かつ的確に伝達することで、様々な問題に柔軟に応用することができる実践力(情報発信力、コミュニケーション・スキル、社会的問題解決力)

文学

 文学 学士教育プログラムは琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、人文社会系の専門的、学際的分野において真理を探究し、それを基に、個人の尊厳と基本的人権を尊重する平和・共生社会の形成者、社会全体の持続的発展に寄与する人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、文学学士教育プログラムでは、琉球・沖縄及び日本・アジアという地域を主な対象とする広範な文化のありようを深く認識し、文学の研究で得られた知見を通して、地域や世界における複雑化した問題を全人類的視点から取り組むことができる専門的知識人として、多様な情報を受け取り、地域及び国際的な場で活躍する人材育成を目指します。

 本学部の所定の単位を修得し、下記の知識・能力を身に付けた者に、学士(人文社会)の学位を授与します。
(1)琉球・沖縄及び日本・アジアという地域を主な対象とする広範な文化のありようを深く認識する能力(専門的知識)
(2)琉球・沖縄及び日本・アジアに関する歴史・民俗・文学・言語を理解し、文学の研究で得られた知見を通して、地域や世界における複雑化した問題を全人類的視点から取り組むことができる専門的知識人として、多様な情報を受け取り、地域及び国際的な場で活躍する高度な能力(専門的情報収集力、社会性)
(3)文学の知見を通して社会の要求に対応し、様々な科学、技術及び情報を自主的、継続的に学習し問題を解決することで、異なる文化背景を持つ人々と平和的に共生していく能力(自律性、社会的問題解決力)
(4)文学の知見を通して、議論や意見交換を行い、自らの考えを論理的かつ的確に伝達することで、様々な問題に柔軟に応用することができる実践力(情報発信力、コミュニケーション・スキル、社会的問題解決力)

法文学部

法学

法学を中⼼として、経済学・政治学・国際関係論などの社会科学の幅広い知識をあわせ持ち、現代社会の諸問題を理論的・総合的かつ多⾓的に捉える能⼒を備えた⼈材をめざします。また、責任ある社会⼈として必要な判断⼒やコミュニケーション能⼒を⾝に付けることを⽬標とします。

法律・経済・政治・国際関係などの分野で活躍できる基礎⼒を⾝に付け、地域社会に対して多様な能⼒をもった有為な⼈材を⽬指します。そして、卒業までに社会⼈として必要な基礎能⼒を⾝につけていきます。

その基礎能⼒とは、次の7つです。
1⾃主性
2社会性
3平和性
4コミュニケーション・スキル
5情報リテラシー
6問題発⾒・解決能⼒
7専⾨性

経済学

経済学専攻課程では幅広い教養、経済学に関する深い知識、経済分析の基礎的な⼿法、それに論理的な思考⼒と明確な発表能⼒を⾝に付けることで、社会を経済学の視点から捉えることのできる⼈材の育成を⽬標にしています。具体的には、以下のような能⼒の習得を⽬標とします。
(1)経済学を中⼼に社会科学についての幅広い知識を持ち、現代社会の諸問題を総合的・多⾓的に捉える能⼒を⾝に付ける。[⾃律性、専⾨性]
(2)社会科学の基礎⼒を応⽤して地域社会が抱える問題を⾒出し、その解決策を提案できる能⼒を⾝に付ける。[地域・国際性、問題解決⼒]
(3)情報化社会におけるツールとして情報を⾃在に駆使できる能⼒や、社会の様々な場⾯に対応できるコミュニケーション能⼒を⾝に付ける。[社会性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー]

政治・国際関係

本専攻は、政治学・国際関係論を中⼼とした社会科学の幅広い知識をもち、地域社会や国際社会に貢献できる⼈材の育成を⽬標に、以下のような知識・能⼒を⾝につけます。

(1)政治学・国際関係論を中⼼とする基礎的・応⽤的専⾨知識
(2)政治学・国際関係論を含む社会科学の分野に関する資料収集・⽂献調査能⼒
(3)社会の諸現象に対して問いを⽴て、知識・調査と論理的思考に基づいて解決を⾒出す能⼒
(4)現代社会の諸問題に対処するため必要とされるプレゼンテーション・討論・⽂章作成の能⼒

⼈間⾏動

⼈間⾏動学⼠教育プログラムでは、教育過程を通して培った専⾨性に基づいて、⼈間に対する深い洞察⼒と豊かな⼈間性をもとに、複雑化した社会の諸領域で柔軟かつ適正な問題解決を可能とする能⼒を⾝につけます。具体的には、次のような能⼒を⾝につけます。

(1)各学問分野と関連した⾼度な専⾨的能⼒
(2)⼈間や地域、国際社会に対する知識・理解に基づく深い洞察⼒
(3)⾃律的な学習による多様な情報の収集とそれを駆使した問題解決能⼒

社会学

【社会学専攻の⽬標】

社会学専攻では、⼈間集団としての社会のあり⽅や暮らしを社会学的な視点と⽅法で読み解き、現前の課題に対して適切な処⽅箋を提⽰し、社会制度づくりを提⾔できる⼈材に必要とされる能⼒の涵養を⽬指します。具体的には、以下に⽰される能⼒を⾝につけることを⽬標とします。

(1)⼈間の⾏動、⽣き⽅、⽣活問題の発⽣過程及びその解決⽅法などの社会⽣活の諸側⾯を理論的・実証的に捉える能⼒(論理的思考⼒)
(2)現実の社会で⽣じている様々な現象を多種多様な⾓度から分析し、社会の仕組み・変動を⾒きわめる能⼒(分析⼒)
(3)市⺠社会の発展や⽣活問題・福祉問題の解決に貢献しうる能⼒(問題解決⼒)

地理歴史⼈類学

地理歴史⼈類学専攻では、地理学・歴史学・⼈類学を有機的に結びつけた学問知と実践能⼒を⾝につけることによって、地域社会や国際社会で⾃⽴した個⼈として活躍できる⼈材を育成します。具体的には、次のような能⼒を⾝につけることを⽬標とします。

(1)地理学・歴史学・⼈類学に関わる専⾨的な諸資料(フィールドデータ、地理情報や統計資料、⽂献史料等)を正確に理解し、そこから課題を発⾒する能⼒
(2)上記の諸資料や諸情報を⾃ら収集・分析し、課題を解決する能⼒
(3)調査研究の成果を論⽂や報告にまとめ、地域社会・国際社会に向けて発信する能⼒

琉球アジア⽂化

琉球アジア⽂化専攻では、対象領域(沖縄、⽇本、中国、台湾、朝鮮半島)の⽂化、⾔語、⽂学、歴史、⺠俗に関する学習と研究を通して専⾨知識を深め、地域社会および国際的な場で琉球・沖縄や⽇本・アジアを的確かつ、積極的に指導、教育、発信する能⼒を修得します。具体的には次の能⼒を指します。

(1)琉球・沖縄および⽇本・アジアという地域を主な対象とする広範な⽂化のありようを深く認識する能⼒。
(2)琉球・沖縄および⽇本・アジアに関する歴史・⺠俗・⽂学・⾔語を理解し、地域及び国際的な場で活躍する⾼度な能⼒。
(3)異なる⽂化背景を持つ⼈々と平和的に共⽣していく能⼒。
(4)議論や意⾒交換を通して、⾃らの考えを論理的に伝達する能⼒。

英語⽂化

英語⽂化専攻では、次のような能⼒を⾝につけることを学習⽬標としています。

(1) 国際的な場⾯で活躍するための⾼度な英語運⽤能⼒(英語運⽤能⼒)
(2) 情報を正確に整理・分析することによって、主体的な⾒解を導く能⼒(情報分析⼒)
(3) 多様な⾒解や価値観を学びつつ、⾃らの意⾒を説得⼒ある表現で伝達することのできる能⼒(主体的表現⼒)
(4) 異なる⽂化背景・国籍をもつ⼈々と協⼒しながら、地球的視野で物事を判断し、⾏動する能⼒(コミュニケーション能⼒)
(5)地域あるいは国際社会の様々な課題に対して、⾔語コミュニケーション学あるいは⽂学の専⾨的知識を基に思考し、⾏動することができる能⼒(専⾨的知識と⾏動⼒)

ヨーロッパ⽂化

ヨーロッパ⽂化専攻では、ヨーロッパの⾔語・⽂化に精通し、地域・国際社会で活躍できる⼈材となれるよう、以下の学習⽬標の達成を⽬指します。

(1)コミュニケーション能⼒:専攻の対象⾔語(ドイツ語・フランス語・スペイン語のうちから1⾔語選択)による⾼度な運⽤能⼒を⾝に付け、コミュニケーション能⼒の向上を⽬指します。
(2)探究⼼と論理性:各⾔語活動に関わる⽂化事象等のなかから⾃分なりに研究課題を⾒つけ、それを論理的に解決し表現する能⼒を⾝に付けます。
(3)専⾨的知識:各⾔語圏の⽂学・⽂化・歴史・⺠俗等に関する専⾨知識およびヨーロッパ⾔語⽂化圏・EU社会全体の横断的な理解を深めます。
(4)異⽂化理解:⾼度な異⽂化理解を実現し、地域社会および国際社会でその能⼒を発揮できる⼈材となることを⽬指します。

国際地域創造学部

観光地域デザイン学

 観光地域デザイン学士教育プログラムでは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシー及び学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、地域社会の課題を的確に把握・分析するための幅広い教養と観光学に関する専門的知識・技法を兼ね備えるとともに、それらを実践的に活用して地域振興に主体的かつ創造的に取り組み、社会の持続可能な発展に貢献できる人材を育成します。

 本プログラムの所定の課程を修め、必要な単位を修得し、以下に掲げる能力を身に付けた学生に、学士(観光学)の学位を授与します。
(1)観光学を中心に社会科学分野における幅広い知識・技法を主体的に身に付け、地域社会が抱える課題を的確かつ俯瞰的・多角的に捉える能力(自律性、地域・国際性、情報リテラシー、問題解決力)
(2)観光に関わるマネジメントに様々な立場の組織・人々が携わっていることを理解し、立場や文化などによって異なる多様な価値観を尊重して、人々と意見交換・協力しながら問題解決を図る能力(社会性、地域・国際性、コミュニケーション・スキル、問題解決力)
(3)沖縄や島嶼地域をはじめとして、地域の観光について専門的・科学的な観点から論理的かつ実践的に考究することができる能力(地域・国際性、専門性)
(4)地域社会の持続可能な発展のための方法・問題解決を、観光地域デザインの専門的知識・技法の観点から考案し実践できる能力(問題解決力、専門性)

経営学

 経営学学士教育プログラムは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、幅広い教養と高い倫理観を兼ね備え、理論と実践の両面から、地域・国際社会に貢献し、自らの未来を創造できる経営人材を育成することを目的とします。

 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、次のような目標を達成した者に、学士(経営学)の学位を授与します。
(1)経営・会計・マーケティング等に関する専門的かつ幅広いマネジメントの理論を理解し、それを応用・実践につなげる能力
(2)高度な職業倫理観と多様な情報を適切に活用するための的確な判断能力
(3)高い専門性と幅広い教養を併せもち、自律的に目標の達成に向けて行動することのできるリーダーシップ
(4)国際社会で活躍できる国際感覚の養成と外国語運用能力
(5)地域社会の発展に寄与できる課題解決能力

経済学

 経済学学士教育プログラムでは、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、幅広い教養、経済学に関する深い知識、経済分析の基礎的な手法、それに論理的な思考力と明確な発展能力を身に付けることで、社会を経済学の視点から捉えることのできる人材の育成を目標にしています。そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、以下の様な能力の習得をした者に、学士(経済学)の学位を授与します。
(1)経済学を中心に社会科学についての幅広い知識を持ち、現代社会の諸問題を総合的・多角的に捉える能力を身に付けます。【自律性、専門性】
(2)社会科学の基礎力を応用して、地域社会が抱える問題を見出し、その解決策を提案できる能力を身に付けます。【地域・国際性、問題解決力】
(3)情報化社会におけるツールとして、情報を自在に加工・処理できる能力や、社会の様々な場面に対応できるコミュニケーション能力を身に付けます。【社会性、コミュニケーション・スキル、情報リテラシー】

国際言語文化

国際言語文化学士教育プログラムの目的は、本学のディプロマ・ポリシー及び学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、欧米言語・文化に精通し、地域・国際社会で活躍できる人材を養成することにあります。この目的を踏まえ、本プログラム所定の課程を修め、必要な単位を修得し、以下に示す能力を身に付けたと認められる者に対し、学士(人文学)の学位を授与します。
(1)国際的な場面で活躍するための高度な外国語運用能力(地域・国際性、コミュニケーション・スキル)
(2)外国語の情報を正確に整理・分析し、グローバルな視点で主体的な見解を導くことができる能力(情報リテラシー)
(3)多様な見解や価値観を学びつつ、自らの意見を説得力ある表現で伝達することができる能力(社会性、自律性)
(4)異なる文化背景・国籍をもつ人々と協力しながら、地球的視野で物事を判断し、地域あるいは国際社会の様々な課題に対して、専門的知識を基に思考し、行動することができる能力(専門性、自律性、問題解決力)

地域文化科学

 地域文化科学学士教育プログラムでは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、幅広い教養と地理学・歴史学・人類学を有機的に結び付けた学問知と実践能力を身に付け、地域社会や国際社会で自立した個人として活躍でき、特に社会科系教員・博物館学芸員や地域における文化振興・まちづくりの中核となる人材の育成を目標とします。
 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、所定の課程を修め、次のような能力の習得をした者に、学士(人文学)の学位を授与します。
(1)地理学・歴史学・人類学に関わる専門的な諸資料(フィールドデータ、地理情報や統計資料、文献史料等)を正確に理解し、そこから課題を発見する能力
(2)上記の諸資料や諸情報を自ら収集・分析し、課題を解決する能力
(3)調査研究の成果を論文や報告にまとめ、地域社会・国際社会に向けて発信する能力

観光産業科学部

観光学

 グローバル化時代を⾒据え、持続可能な開発に資する⼈材、⾼い学⼠⼒を⾝につけ、現代社会で創造的に活躍できる⼈材を育成することを⽬的とします。観光科学科では、①地域及び広く社会に貢献できる能⼒ならびに②外国語運⽤能⼒と国際感覚を有し、国際社会で活躍できる能⼒を⾝につけた⼈材を育てます。その達成のため、地域、国際社会で必要とされる基礎⼒として、特に語学⼒を⾝につけ、専⾨性として観光ビジネス、観光開発、観光と健康医科学、観光資源マネジメントの幅広い知識と応⽤⼒を⾝につけることを⽬指します。

経営学

【産業経営学科 教育理念・⽬的】

幅広い教養と⾼い倫理観を兼ね備え、理論と実践の両⾯から、地域・国際社会に貢献し、⾃らの未来を創造できる⼈材の育成を教育理念としています。このような視点から産業経営学科では、経営・会計・マーケティング・観光等に関する幅広い知識とその応⽤・実践を通じて、以下のような能⼒の習得を⽬指します。

(1)理論と実践の融合を実現するための能⼒の習得
(2)⾼い倫理観と価値判断能⼒の習得
(3)⾼度な専⾨性と幅広い教養を併せ持つ総合的な判断能⼒の習得
(4)国際社会で活躍できるように国際感覚の養成と外国語運⽤能⼒の習得
(5)地域社会の発展に寄与できるような実践的なマネジメント能⼒の習得

教育学部

学校教育

 教育学部は、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、小学校、中学校、特別支援学校等さまざまな教育現場が抱える多様な課題、また島しょ的地域特性や平和共生等沖縄ならではの教育課題と誠実に向き合い、協働しつつ学び続けることができる教師や教育分野の専門家の養成を目指しています。本プログラムの修了者は、沖縄県をはじめとする全国の学校や教育の現場において、人格・能力共に優れた教員等として活躍することが期待されます。
 このような人材を育成するために、本プログラムでは、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、次の目標を達成した者に、学士(教育学)の学位を授与します。(1)教職教養と市民的教養を基に、教育の専門家として自律的に行動できる。
 [自律性を支える教育に関する専門的知識と市民的教養]
(2)授業と学びのために必要な教科の内容及び指導法に関する深い理解を形成している。
 [教科の内容及び指導法に関する深い理解]
(3)子どもへの理解や学校・学級に関する課題認識に基づき、教育実践を遂行できる。
 [子ども理解と学校・学級の実態に即した教育実践遂行力]
(4)専門家チームの一員として、同僚性を発揮して学校経営に参加するためのコミュニケーション・スキルを獲得している。
 [同僚性に基づくコミュニケーションのスキル]
(5)専修分野に関わる高度な理解や探究法を基盤に、自らの実践的課題を省察し、力量を形成するために学び続けることができる。
 [専門分野の理解や探究法に基づく省察力と学び続ける力]
(6)インクルーシブ教育の理念に基づく特別支援教育やICT教育、島しょ的地域特性や平和共生等の現代的・地域的教育課題に向き合い、保護者や地域の住民、他の専門家と共に協働して、問題解決を推進できる。
 [現代的・地域的課題に対する協働的な問題解決力]

理学部

数理科学

 数理科学学士教育プログラムは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、諸科学の基礎としての数理科学の教育研究を行うとともに、数理科学的素養を持ち、社会の多様化と時代の変化に柔軟に対応できる幅広い教養を身に付けた人材を育成することを目的とします。
 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、以下のような能力を修得した者に、学士(理学)の学位を授与します。
(1)社会の多様化及び時代の変化に柔軟に対応して、自律的に学習し行動し、多様な人々の存在を認めて尊重し、互いに協働して生きていく総合的教養人としての能力
(2)地域や世界における複雑化した問題に全人類的視点から取り組むことができる専門的知識人として、多様な情報を受け取り、自らの考えを論理的かつ的確に伝えることができる能力
(3)多様に変化していく社会の要求に対応して、数理的思考を基盤とした自由な発想や論理的な思考を用いて、問題解決する能力
(4)数学的専門知識を理解し、それを様々な問題に柔軟に応用することができる実践力
(5)数学に関する文献を読みこなし、様々な科学、技術及び情報を自主的、継続的に学習し情報化社会の発展に資する能力

物理系

 物理系学士教育プログラムでは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、多様な自然現象を物理学的に探求し、体系的な理解を通して普遍的法則や考え方についての研究を行うとともに、それらを身に付け、社会や学問の世界において自立できる人間を育て、物理学を通して人類の幸福と社会の進展に貢献できる人材を育成することを目的とします。そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、以下のような能力を修得した者に学士(理学)の学位を授与します。
(1)力学的な現象や電磁気学的な現象、原子などのミクロな振舞いを基礎法則に基づいて理解できる能力
(2)基本的な計測技術、計算機利用技術
(3)基本的なプレゼンテーション能力
(4)現代物理学の知識に基づいて自然現象や物質の性質を探求する能力

地学系

 地学系学士教育プログラムでは、は琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシー及び学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、大気,海洋並びに地表から地球深部までを対象とし、琉球列島の地理的位置、気候、地質を活かした基礎教育と研究を行い、地球科学を基盤として地域並びに国際社会に貢献できる人材を育成することを目的とします。
 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、以下のような能力を修得した者に、学士(理学)の学位を授与します。
(1)自然科学に基づき広い視野と柔軟な思考力を活用して、論理的に考え行動できる能力
(2)海洋、亜熱帯、島嶼などの琉球弧の地理的特性を理解し、類似した自然環境を有する国外の諸地域の問題にも応用できる能力
(3)地球温暖化などのグローバルな問題を論理的に整理し、人類と自然との共生について深く考える能力
(4)語学学習やプレゼンテーションを通じた国際化に対応できるコミュニケーション能力及び論理的表現能力
(5)幅広い情報を収集し、適切に理解した上で取捨選択し、活用できる能力
(6)自然科学に関する基礎学力と大気圏・水圏・地圏で起きる地球科学に関する学力を身に付け、地球環境問題を含む諸問題の解決に貢献する課題解決能力

化学系

 化学系学士教育プログラムは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、多様な物質の反応・構造・機能を分子科学的に理解する基礎的化学に加えて、新規物質の創成や亜熱帯・島嶼・海洋の地域特性を生かした天然物・環境分野の化学的教育研究を行い、化学的素養を基礎に幅広い分野で活躍できる人材を育成することを目的とします。
 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、必要な単位を修得し、以下のような能力を修得した者に学士(理学)の学位を授与します。
(1)講義を通して修得した化学の基本的な知識・理論を土台とし、物質の多様な反応・構造・機能並びに自然現象を分子科学的に理解する能力
(2)実験実習を通して修得した基本的な知識・原理・実験操作を土台とし、目的に応じた実験器具や汎用機器を選択して適切な実験を計画・推進できる能力
(3)得られた実験結果に対して真摯に向き合い、自ら積極的に問題を解決し結論を導ける能力
(4)卒業研究などの実験科目で自ら研究計画をたて実践することにより、自律的に行動し、習慣化できる能力
(5)セミナーや卒業研究発表会などの発表資料作成過程において、スライド・ポスターなどの基本的な作成方法及び表現技法を修得し、論理的にプレゼンテーションできる能力
(6)英語で書かれた文献・資料の理解やその内容の発表により語学力の向上を図り、英語を能動的に活用する能力
(7)レポートや卒業論文を作成する過程において、必要な情報の取捨選択や統計処理などのノウハウを修得し、情報を適切に処理・利用する能力
(8)基礎化学のみならず、亜熱帯・島嶼・海洋の地域特性化学に関する素養を備え、地域・社会の持続的かつ普遍的な発展に寄与できる21世紀型市民としての実践力

生物系

 生物系学士教育プログラムでは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、[TN1] 琉球列島の恵まれた自然環境を実体験の場として活用した生物学教育並びに自らの生物学的素養を地域から国際社会までの様々な領域で発揮できる人材を育成することを目的とする。
 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、必要な単位を修得し、以下のような能力を修得した者に、学士(理学)の学位を授与します。
(1)生物系が提供する講義・実習科目の履修を通して修得した、生物学に関する専門的知識
(2)生物学の知識を基に人間・社会・自然に対する理解を深め、問題を探求し解決する能力
(3)学士課程の集大成としての卒業研究を通して修得した、知識の活用能力、論理的思考力、課題探求力、問題解決力、表現能力、コミュニケーション能力、総合的判断力

医学部

医学

 医学学士教育プログラムは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、医学に関する専門の知識と技術を修得し、高い倫理性を身に付け、医学・医療の進歩や社会的課題に柔軟に対応しうる医師、研究者を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは所定の課程を修め、必要な単位を取得し、次のような目標を達成した者に学位(医学)を授与します。
(1)  プロフェッショナリズム:医師として社会に対する責任を果たすために必要な倫理観、社会性、生涯にわたる自己研鑽を怠らない姿勢を身に付けている。さらに、法令を遵守し、適切な対人関係を構築しながら、利他主義、自由平等、寛容平和の精神をもって誠実に医療にあたることができる。
(2)  医学知識:人々の健康で心豊かな長寿を目指す医療を支えるため、基礎・臨床・社会医学・倫理などに関する知識を習得し、それらを医療の現場で応用できる。
(3)  医療実践:患者個人の人格・人間性を尊重した上で、Evidence-based Medicine(EBM)及びNarrative-based Medicine(NBM)に基づいた個別の疾患に対する医療を実践することができる。
(4)  コミュニケーション能力:自らとは異なった思考・感情・立場の人々に共感を示し円滑なコミュニケーションを実践できる。
(5)  地域医療への貢献:地域医療の現状及び社会資源に関する知識を習得している。地域特性・状況に応じた医療を実践し、地域医療に貢献する姿勢を身に付けている。
(6)  国際性:グローバルな視点で疾病の臨床、研究の動向を把握し、海外の医療・研究機関と交流できる。
(7)  科学的探究:基礎、臨床、社会医学領域においてその研究の意義を理解し、最新の技術を活用して科学的情報の入手及び意見交換を行い、研究倫理を遵守した立場で疑問点に対して解決するために論理的な思考ができる。

保健学

 保健学学士教育プログラムは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシー及び、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、高度な専門的知識と技能、そして、高い倫理観を持ち、グローバルな視点から社会に貢献できる保健医療専門職を養成することを目的としています。加えて、沖縄県の置かれた自然的、地理的並びに歴史的特性を踏まえ、それぞれの専門領域におけるリーダーとして地域医療で活躍できる人材を育成します。
 そのような人材を養成するために、学士教育プログラムでは所定の課程を修め、必要な単位を取得し、次のような目標を達成した者に学位(保健学)を授与します。
【看護学学習目標】
(1) 知識・技能:生命を尊重し、豊かな人間性を備えた看護専門職としての知識・技術及び態度を習得します。
(2) 実践力:保健学を基盤とした看護実践能力を習得します。
(3) 専門性:保健医療福祉の専門職者と連携・協働し、社会に貢献できる専門能力を習得します。
(4) 自律性:社会の変化や医療の高度化、多様化に対応できる柔軟な思考力と自主性を身に付けます。
(5) 国際性:諸外国との学際的交流を通して、グローバルな視点での看護活動を学びます。
(6) 問題解決能力:保健学を基盤とした研究能力の習得を通じて、問題解決のスキルを身に付けます。
(7) 社会性とリーダーシップ:社会人として、また保健医療分野のリーダーとして必要な見識や教養を身に付けます。

【検査技術学学習目標】
(1) 知識・技能:臨床検査の専門家に必要な医学知識・医療技術を習得します。
(2) 実践力:病因を解明するために有用な関連科学分野の知識・技術を習得します。
(3) 専門性:医療・健康関連分野で幅広く活躍するために他専門識者と連携・協働し、医学知識・医療技術を生かした水平展開力を身に付けます。
(4) コミュニケーション・スキル:医療の現場に求められるコミュニケーション力と協調性を身に付けます。
(5) 情報リテラシー・国際性:グローバル時代の医療人に要求される語学力やITを活用した情報収集・発信力を習得します。
(6) 問題解決能力:研究能力の習得を通じて、保健医療問題の解決のための即応力を身に付けます。
(7) 社会性とリーダーシップ:社会人として、また保健医療分野のリーダーとして必要な見識や教養を身に付けます。

工学部

機械工学

 工学部機械工学学士教育プログラムは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、機械工学の基本的な知識、幅広い教養、技術者倫理、ものづくりの基礎、これらを高めていく自己学習能力を身に付け、また、普遍的価値を身に付けた21世紀型市民として、地域社会及び国際社会の発展に寄与できる人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、琉球大学の学位授与の方針に則り、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、下記の学習目標を達成した者に、学士(工学)の学位を授与します。
(1)分析・行動(地域・国際性、自律性)
 国内外における機械工学の現状を多面的に考え、地域社会が要望する問題を自主的、継続的に学習する能力を身に付けている。
(2)倫理(社会性)
 幅広い教養と倫理観を備えて、深い洞察力や思考力を駆使し、物事を多面的に捉え、社会に対し責任感をもって行動する能力を身に付けている。
(3)知識(専門性、情報リテラシー)
 数学、自然科学、情報技術の基礎分野及び機械工学の専門分野に関する知識を修得し、これらを工学的問題に応用する能力を身に付けている。
(4)協働・コミュニケーション(チームワーク、コミュニケーション・スキル)
 他者との協働作業を通して論理的な説明ができるコミュニケーション能力を有し、英語などによる国際的なコミュニケーション能力を身に付けている。
(5)解決・統合(問題解決力)
 修得した知識を有機的に統合し、安全性・経済性・環境負荷を考慮した機械をデザインし、計画的に問題を解決できる能力を身に付けている。

エネルギー環境工学

 工学部エネルギー環境工学 学士教育プログラムは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、エネルギーの効率的な変換・制御、環境に配慮した材料などの幅広い専門的な知識を有するとともに、それら複合分野を統合マネジメントし、総合的な問題であるエネルギー・環境分野に対応できる技術を身に付け、また、普遍的価値を身に付けた21世紀型市民として、地域社会及び国際社会の発展に寄与できる人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、琉球大学の学位授与方針に則り、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、下記の学習目標を達成した者に、学士(工学)の学位を授与します。
(1)分析・行動(地域・国際性、自律性)
 広く国際社会を俯瞰したエネルギー・環境問題の現状を捉えつつ、地域との関わりを意識した持続可能な社会と人との諸問題について自主的かつ継続的に学習し、自らの考えを構築する能力を身に付けている。
(2)倫理(社会性)
 知識や情報を、社会規範と高い倫理性をもって適切に判断し、責任感を持って行動する能力を身に付けている。
(3)知識(専門性、情報リテラシー)
 幅広い教養と自然科学の基礎知識を有するとともに、エネルギー・環境についての専門知識を体系的に理解し、活用できる能力を身に付けている。
(4)協働・コミュニケーション(チームワーク、コミュニケーション・スキル)
 自らの考え方が説明でき、かつ他者の考え方をも理解できるコミュニケーション能力を有するとともに、他者と相互に協力しながら行動する能力を身に付ける。また国際社会で必要な英語などによるコミュニケーション基礎能力を身に付けている。
(5)解決・統合(問題解決力)
 獲得した知識やスキル、考え方や経験等を総合的に活用することによって、エネルギー・環境に関する課題に対して、計画性をもって実行・解決する能力を身に付けている。

電気システム工学

 工学部電気システム工学 学士教育プログラムは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、産業の基盤となっている電気システム技術を修得し応用分野を切り拓くことができ、また、普遍的価値を身に付けた21世紀型市民として、地域社会及び国際社会の発展に寄与できる人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、琉球大学の学位授与方針に則り、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、下記の学習目標を達成した者に、学士(工学)の学位を授与します。
(1)幅広い教養と豊かな知性及び柔軟な思考力の修得
 地域の歴史・文化や多様な価値観を理解し、幅広い教養と国際的・多角的に物事を考える能力を修得している。
(2)技術者としての基礎学力の修得
 技術者に必要とされる自然科学、数学、情報処理技術の基礎を修得している。
(3)電気システム工学分野の広がりの理解と専門的な課題に取り組むための知識の修得
 1.電気システム工学分野に関する幅広い専門的知識を修得している。
 2.工学における他分野との関連を理解し、複眼的に諸課題を解決する能力を修得している。
(4)技術者としてのコミュニケーション能力とチームワーク力の向上
 1.論理的な記述力と語学力の獲得、発表、討論を通して、技術者としてのコミュニケーション能力を修得している。
 2.チームでの作業におけるコミュニケーションを通して各自の役割を理解し、自己の行動や他者へ働きかける能力を修得している。
(5)社会とのつながりを意識した技術者としての責任の理解
 科学技術が社会に及ぼす影響と技術者としての責任を理解し、技術者に必須の法規や倫理規範に関する基礎的な知識を修得している。
(6)問題理解、課題解決能力及び自主的・継続的学習能力の向上
1.与えられた課題の問題点を理解し、現実的条件下で解決するための情報収集・分析、計画立案、実行とデータ解析する能力を修得している。
2.課題解決の過程を通して、自主的・継続的に学習する能力を修得し、期限内に課題を仕上げる習慣を身に付けている。

電子情報通信

 工学部電子情報通信 学士教育プログラムは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、産業の基盤となっている電子情報通信技術を修得し応用分野を切り拓くことができ、また、普遍的価値を身に付けた21世紀型市民として、地域社会及び国際社会の発展に寄与できる人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、琉球大学の学位授与方針に則り、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、下記の学習目標を達成した者に、学士(工学)の学位を授与します。
(1)幅広い教養と豊かな知性及び柔軟な思考力の修得
 地域の歴史・文化や多様な価値観を理解し、幅広い教養と国際的・多角的に物事を考える能力を修得している。
(2)技術者としての基礎学力の修得
 技術者に必要とされる自然科学、数学、情報処理技術の基礎を修得している。
(3)電子情報通信工学分野の広がりの理解と専門的な課題に取り組むための知識の修得
 1.電子情報通信工学分野に関する幅広い専門的知識を修得している。
 2.工学における他分野との関連を理解し、複眼的に諸課題を解決する能力を修得している。
(4)技術者としてのコミュニケーション能力とチームワーク力の向上
 1.論理的な記述力と語学力の獲得、発表、討論を通して、技術者としてのコミュニケーション能力を修得している。
 2.チームでの作業におけるコミュニケーションを通して各自の役割を理解し、自己の行動や他者へ働きかける能力を修得している。
(5)社会とのつながりを意識した技術者としての責任の理解
 科学技術が社会に及ぼす影響と技術者としての責任を理解し、技術者に必須の法規や倫理規範に関する基礎的な知識を修得している。
(6)問題理解、課題解決能力及び自主的・継続的学習能力の向上
 1.与えられた課題の問題点を理解し、現実的条件下で解決するための情報収集・分析、計画立案、実行とデータ解析する能力を修得している。
 2.課題解決の過程を通して、自主的・継続的に学習する能力を修得し、期限内に課題を仕上げる習慣を身に付けている。

社会基盤デザイン

 工学部社会基盤デザイン 学士教育プログラムは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、自然環境と調和の取れた持続可能な社会システムや社会基盤施設の設計、及び防災技術に関する課題の解決に取り組み、また、普遍的価値を身に付けた21世紀型市民として、地域社会及び国際社会の発展に寄与できる人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、琉球大学の学位授与の方針に則り、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、下記の学習目標を達成した者に、学士(工学)の学位を授与します。
(1)多面的理解
 物事を多面的に考えられるための人文・社会科学の素養を身に付けている。
(2)技術者倫理
 亜熱帯島嶼地域の自然・社会環境を理解するとともに、社会基盤デザインの実社会に対する影響や効果を理解し、技術者としての社会的責任(技術者倫理) を考える素養を身に付けている。
(3)基礎能力
 実社会で直面する様々な問題に対応するため、社会基盤デザインの基礎となる数学・自然科学及び情報処理に関する知識とその応用能力を修得している。
(4)専門技術
 社会基盤デザインの主要専門分野である社会システム計画学、水圏環境工学、地盤環境工学、構造設計工学、建設材料学の基礎及び応用能力と継続的な自己学習能力を修得している。
(5)デザイン能力
 社会の要求を解決するために、社会基盤デザインの専門技術や情報処理技術を利用し、個人・チームでデザインする能力を修得している。
(6)表現力
 日本語によって物事を論理的に記述し、プレゼンテーションを行う能力を修得している。
(7)外国語能力
 国際的に活躍するために、英語及びその他の外国語の基礎、コミュニケーション及び情報獲得能力を修得している。
(8)問題解決能力
 与えられた制約の下で、自ら課題を発見し、課題を解決するための研究を計画的に遂行し、その結果をまとめ、チームで仕事をするための能力を修得している。

建築学

 工学部建築学 学士教育プログラムは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、自然と調和しながら人間生活の安全性・快適性・利便性を追求し、多様化する社会のニーズに対応できる豊かな創造性と幅広い知識を持ち、亜熱帯島嶼地域に属する沖縄の特色ある自然、文化、資源、社会条件から地球レベルの環境、防災、生活空間づくりの課題を含めて、建築学に関わる包括的・基礎的な専門知識と、特定領域の高度な専門知識を有する技術者を育成し、また、普遍的価値を身に付けた21世紀型市民として、地域社会及び国際社会の発展に寄与できる人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、琉球大学の学位授与方針に則り、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、下記の学習目標を達成した者に、学士(工学)の学位を授与します。

(1) 国際性、地域性、多面的理解に関する能力
 地域の歴史と自然、物事の価値を国際的視野から多面的に捉え、裕な生活環境のあり方を構想できる素養を付けている。
(2) 社会性、倫理を理解する能力
 建築関連技術が社会や自然環境に及ぼす効果・影響と、社会的責任を持つ建築技術者としての倫理を理解する能力を身に付けている。
(3) 基礎学力
 数学・自然科学・情報技術に関する知識と、それらを建築技術に応用できる能力を身に付けている。
(4) 建築の基礎および専門知識
 以下の分野にわたる基礎的・包括的な素養と、特定分野の高度な専門知識とその応用能力を身に付けている。
1. 建築の歴史・芸術性・計画論・居住理論・都市計画・法制度等を学ぶ文化的・社会的分野
2. 都市・建築の音・光・熱等の環境及びそれらを制御する設備を学ぶ環境・設備分野
3. 安全な建築物のための構造学・材料・構法・防災等を学ぶ構造・材料・防災分野
4. 企画・計画・設計製図及び施工・生産を学ぶ設計・施工分野
(5) 問題解決能力
 社会の要請を的確に捉え、種々の領域と連携しつつ課題を解決できる能力
(6) 情報リテラシーとコミュニケーション能力
 幅広い情報と知識を適切に収集し、言語やコミュニケーション手段を的確に用いて記述、発表、コミュニケーションを行うことができる能力

知能情報

 工学部知能情報 学士教育プログラムは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、知能情報学分野の専門知識・実践力及び幅広い教養と技術者倫理が必要とされる社会課題の解決に取り組み、また、普遍的価値を身に付けた21世紀型市民として、地域社会及び国際社会の発展に寄与できる人材を育成することを目的としています。
 そのような人材を育成するために、本学士教育プログラムでは、琉球大学の学位授与方針に則り、所定の課程を修め、必要な単位を修得し、下記の学習目標を達成した者に、学士(工学)の学位を授与します。
(1) 自律性
 自ら掲げた目標を達成するために計画的かつ継続的に行動する。
(2) 社会理解と協調性
 学習・研究成果を社会に還元する意義と技術者としての社会に対する責任を理解するとともに、多様な人々と協調して行動する。
(3) コミュニケーション能力
 地域・国際社会で通用するコミュニケーション能力を修得する。
(4) 柔軟性
 幅広い教養と柔軟な思考力を修得し、複雑な問題に適切に対応する。
(5) 専門性
 知能情報学分野の専門的な知識を修得する。
(6) 基礎学力
 知能情報学分野を継続して学習するための基礎学力を修得する。
(7) 実践性
 知能情報学分野の実践的な技術を修得する。
(8) 課題解決能力と創造性
 知能情報学の理論及び技術を総合的に活用し、与えられた制約下で創意工夫により課題を解決する能力を修得する。

農学部

亜熱帯地域農学

 亜熱帯地域農学 学士教育プログラムでは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、国際的な視点で地域農林畜産業の振興に携わる指導力のある有用な人材並びに地域資源循環システムに基づく持続的農業生産並びに農と社会との共生を構築できる実践的人材を育成します。
 本学士教育プログラムでは、修業年限以上在学し、所定の授業料目及び必要な単位を修得したもので下記の能力を有すると認められるものに学士(農学)の学位を授与します。

1.本学の理念に基づき、知識基盤社会を知性と知識を備えた21世紀型市民として、多様な人々の存在を認めて尊重し、互いに協働して生きていく総合的教養人としての能力

2.国際的な人・物・情報の流れが重要性を増した時代において、地域や世界における複雑化した問題を全人類的視点から取り組むことができる専門的知識人として、多様な情報を受け取り、自らの考えを論理的かつ的確に伝えることができる能力

3.「総合科学」としての農学を支える広範な基礎科学に関する知識を築き、農学の安定的・持続的生物生産、環境保全及び生物資源の有効利用の役割を理解し、問題解決に対する責任を認識する能力

4.沖縄の亜熱帯島嶼性という地理的・自然環境条件及び歴史的・文化的特性を踏まえて、亜熱帯地域社会における自然と農との調和に配慮した持続的農業の構築を目指したフィールド活用型の総合的農学理論を理解し、社会からの要求を確実に捉え、総合的に問題解決する能力

5.社会の要求に対応し様々な科学、技術及び情報を自主的、継続的に学習し問題解決する能力

6.(農林経済学コース)持続的食料自給システム並びに都市と農山村との循環型社会の構築に関する専門的知識を理解する能力
  (植物開発学コース)亜熱帯の農作物と植物資源の開発及び持続的生産技術に関する理論並びに実践的展開に関する専門的知識を理解する能力
  (循環畜産学コース)家畜生産を通じた地域資源循環型農業に関する専門的知識を総合的に理解する能力
  (農林共生学コース)亜熱帯域の動植物生産と人との共生関係に関する専門的知識を理解する能力

亜熱帯農林環境科学

 亜熱帯農林環境科学 学士教育プログラムでは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、資源生物や野生生物とそれらを取巻く環境の機能・特性の解明を通じ、生物や環境に関連する分野で活躍する有能な人材並びに生物多様性の価値を理解し、豊かな環境の確保と保全に貢献できる実践的人材を育成します。
 本学士教育プログラムでは、修業年限以上在学し、所定の授業料目及び必要な単位を修得したもので下記の能力を有すると認められるものに学士(農学)の学位を授与します。

1.本学の理念に基づき、知識基盤社会を知性と知識を備えた21世紀型市民として、多様な人々の存在を認めて尊重し、互いに協働して生きていく総合的教養人としての能力

2.国際的な人・物・情報の流れが重要性を増した時代において、地域や世界における複雑化した問題を全人類的視点から取り組むことができる専門的知識人として、多様な情報を受け取り、自らの考えを論理的かつ的確に伝えることができる能力

3.「総合科学」としての農学を支える広範な基礎科学に関する知識を築き、農学の安定的・持続的生物生産、環境保全及び生物資源の有効利用の役割を理解し、問題解決に対する責任を認識する能力

4.沖縄の亜熱帯島嶼性という地理的・自然環境条件及び歴史的・文化的特性を踏まえて、農林業を取巻く生物の諸特性解明と制御、増殖技術と調節技術の開発、並びに流域生態系の環境保全・管理と制御を通じて人間と自然環境との調和を理解し、社会からの要求を確実に捉え、総合的に問題解決する能力

5.社会の要求に対応し様々な科学、技術及び情報を自主的、継続的に学習し問題解決する能力

6.(植物機能学コース)安心・安全・高品質な作物生産の技術開発を目指して、生理・形態・生態・生化学的機能及び植物と病原微生物との関係性の解明と応用に関する専門知識と応用力
  (動物機能学コース)家畜を含む動物の繁殖・形態・生理・遺伝的諸機能に関する体系的知識及び亜熱帯域に適合した生産技術開発に関する専門的知識と応用力
  (森林環境学コース)亜熱帯域の森林生態系の保全・修復と木材利用の双方が調和した流域管理を実践するための専門的知識と応用力
  (生態環境科学コース)亜熱帯域の自然環境下での昆虫を含む野生生物の進化生態学的特性や土壌を中心とする物質循環系、生物と環境の相互関係に関する専門知識と技術及びそれらを活用した実践的応用力

地域農業工学

 地域農業工学 学士教育プログラムでは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、農村環境整備と緑・土・水資源の保全と改善に貢献できる有能な人材並びに情報技術を応用し、食料生産から流通・加工に係わる農業生産、加工及びエネルギーシステムに関する社会的要求を総合的に問題解決できる実践的人材を育成します。
 本学士教育プログラムでは、修業年限以上在学し、所定の授業料目及び必要な単位を修得したもので下記の能力を有すると認められるものに学士(農学)の学位を授与します。

1.本学の理念に基づき、知識基盤社会を知性と知識を備えた21世紀型市民として、多様な人々の存在を認めて尊重し、互いに協働して生きていく総合的教養人としての能力

2.国際的な人・物・情報の流れが重要性を増した時代において、地域や世界における複雑化した問題を全人類的視点から取り組むことができる専門的知識人として、多様な情報を受け取り、自らの考えを論理的かつ的確に伝えることができる能力 

3.「総合科学」としての農学を支える広範な基礎科学に関する知識を築き、農学の安定的・持続的生物生産、環境保全及び生物資源の有効利用の役割を理解し、問題解決に対する責任を認識する能力

4.沖縄の亜熱帯島嶼性という地理的・自然環境条件及び歴史的・文化的特性を踏まえて、亜熱帯の島嶼環境と調和した自然循環型農業や田園空間の創造、並びにスマート農業による次世代農業生産システムの創出やバイオマス地域循環システムの構築によって、「緑・土・水」と人間との環境創出を理解し、社会からの要求を確実に捉え、総合的に問題解決する能力

5.社会の要求に対応し様々な科学、技術及び情報を自主的、継続的に学習し問題解決する能力

6.(地域環境工学コース)農村空間の創出、農村基盤の整備、亜熱帯特有の自然条件の下での防災及び農村環境の保全に関する技術並びに農と自然との調和に関する工学的探究に関する専門的知識を理解する能力
  (バイオシステム工学コース)食料生産から流通・加工に係わる一連の工程のシステム化・スマート化及びエネルギー利用の最適化と環境負荷低減に関する専門的知識を理解する能力

亜熱帯生物資源科学

 亜熱帯生物資源科学 学士教育プログラムでは、琉球大学の「自由平等、寛容平和」の建学の精神の下、本学のディプロマ・ポリシーに基づき、学部の専門分野の特色と人材養成目的に基づいて、亜熱帯生物資源の機能開発と高度利用に関する専門知識と技術を有する有能な人材並びに生物資源関連産業、発酵産業及び健康・食品産業の振興・発展に貢献できる人材、あるいは栄養士として実践的な人材を育成します。
 本学士教育プログラムでは、修業年限以上在学し、所定の授業料目及び必要な単位を修得したもので下記の能力を有すると認められるものに学士(農学)の学位を授与します。

1.本学の理念に基づき、知識基盤社会を知性と知識を備えた21世紀型市民として、多様な人々の存在を認めて尊重し、互いに協働して生きていく総合的教養人としての能力

2.国際的な人・物・情報の流れが重要性を増した時代において、地域や世界における複雑化した問題を全人類的視点から取り組むことができる専門的知識人として、多様な情報を受け取り、自らの考えを論理的かつ的確に伝えることができる能力

3.「総合科学」としての農学を支える広範な基礎科学に関する知識を築き、農学の安定的・持続的生物生産、環境保全及び生物資源の有効利用の役割を理解し、問題解決に対する責任を認識する能力

4.沖縄の亜熱帯島嶼性という地理的・自然環境条件及び歴史的・文化的特性を踏まえて、亜熱帯地域に生息する動植物及び微生物等の生物資源並びに伝統食品・発酵食品・その他食資源の特性や機能性を理解し、社会からの要求を確実に捉え、総合的に問題解決する能力

5.社会の要求に対応し様々な科学、技術及び情報を自主的、継続的に学習し問題解決する能力

6.(生物機能開発学コース)亜熱帯の生物資源の機能特性を分子から生体レベルで追求し、人類の福祉に有効な機能性素材の開発や利用に関する専門的知識を理解する能力
  (食品機能科学コース)食品の機能性を健康維持、増進の観点から追求し、新たな食品素材を開発するとともに、健康生活の向上に関する専門的知識を理解する能力
  (発酵・生命科学コース)地域特性を活かした発酵食品の開発並びに亜熱帯生物資源の生命現象の解析とその応用に関する専門的知識を理解する能力
  (健康栄養科学コース)人間栄養学の観点から食を科学的かつ実践的に捉え、地域の特性を考慮した健康・長寿社会の実現に関する専門的知識を理解する能力