琉球大学教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

琉球大学は、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に掲げた人材育成の目標を達成するため、以下に示す方針に基づいて4(6)年間一貫した教育課程を編成・実施します。

    1. 各学部・学科等は、授与する学士の専攻分野を踏まえた教育組織として「学士教育プログラム」を構成します。
    2. 学士教育プログラムでは、URGCC(琉大グローバルシティズン・カリキュラム)及び各プログラムの学習教育目標に基づき、体系的なカリキュラムを提供します。
  1. 21世紀型市民として地域及び国際社会において自ら問題を見出し、多様な人々と協調・協働しながら解決方法を探求する学習能力を養うために、学生が主体となる実践性のある教育を行います。
  2. 学士教育プログラムでは、シラバスにおいて授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を明確に提示するとともに、4(6)年間の学習成果を総合的に評価し、教育の質保証の継続的改善に取り組みます。

各学士教育プログラムにおける教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

人文社会学部

法学

 琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

[教育課程編成の方針]
 ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年一貫の教育課程を編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。

[教育課程における教育・学習方法に関する方針]
 講義・演習・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
 専門の学びに関しては、国際法政学科に入学後、希望と成績により、一年次修了時に「法学」プログラムの履修コースに入ります。「法学プログラム」という名称ですが、狭義の法学科目だけでなく、政治学・国際関係論などの隣接学問分野の科目も学習します。
 法学の専門授業は、各科目2単位に設定されており、半期でそれぞれの科目の履修を完結します。そして、基礎的な講義科目を履修してから、発展的・応用的な科目に進みます。すなわち、基礎的な講義科目として「基礎社会保障法」「基礎行政法」等の基礎科目を履修した上で、「展開社会保障法」「応用社会保障法」・「展開行政法」「応用行政法」等の展開・応用科目を履修します。これにより、順を追ってより高度な内容にスムーズに入ることができます。
 また、演習科目として1年次で「基礎演習Ⅰ」、2年次で「基礎演習Ⅱ・Ⅲ」、3年次及び4年次で「法学演習」を履修します。4年間を通じたこれらの一連の演習科目を通じて、徐々に法学の理解を深めていくとともに、法学の技術的な技法も習得していきます。これら「基礎演習」「法学演習」は、学生の自主性・社会性・問題発見解決能力などを磨く上で、大変重要な科目と位置付けられています。
 法学の専門性を身に付ける上で、当然のことながら、法学の専門科目の履修が重要であり、大学の専門分野の学習の主要部分がここにあります。具体的には、憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法、労働法、社会保障法の諸分野を中心に学んでいきます。また、法務研究科(法科大学院)教員の協力により、特修科目群が開講されており、法科大学院進学を目指す学生にとっては、たいへん有用な科目群となっています。さらに、情報リテラシーやコミュニケーション・スキルの習得・向上にも努めます。また、地域・平和への理解に資する科目を履修することも重要です。

[学習成果の評価の方針]
 成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

政治・国際関係学

 琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り政治・国際関係学 学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。

[教育課程編成の方針]
 ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年一貫の教育課程を編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。

[教育課程における教育・学習方法に関する方針]
 講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
 専門の学びに関しては、国際法政学科に入学後、希望と成績により、1年次終了時に「政治・国際関係学」プログラムの履修コースに入ります。本プログラムで学ぶことで、政治や国際関係の諸問題を、専門的・学際的な視点から分析できるようになります。そのため、履修モデルにしたがって政治・国際関係学の理論的・実証的方法を学ぶほか、法学などの隣接学問分野の科目も修得し学際的な視点を得ます。
(1)入学から卒業まで、学部共通基盤科目及び学科基盤科目の少人数制の必修演習を履修し(1年次後期を除く)、社会科学の分野に関する情報の収集・処理能力を確実に身に付けます。
(2)学科基盤科目に加えて、学科発展科目から10科目以上を履修し、政治・国際関係学を中心とする基礎的専門知識を身に付け、さらにプログラム発展科目で地域・政策・理論など、学生の関心に合わせた専門性を深め、学際性を広げます。
(3)卒業に際して必修である卒業研究を完成させます。講義科目の知識蓄積と演習科目での分析を有機的に結び付け、自ら設定したテーマで2万4千字以上の卒業論文を執筆し、問題発見能力、課題解決方法の提案能力を完成させます。

[学習成果の評価の方針]
 成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

哲学・教育学

 琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り哲学・教育学 学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。

[教育課程編成の方針]
 ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年一貫の教育課程を編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。
[教育課程における教育・学習方法に関する方針]
 講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
専門の学びに関しては、「人間」の本質に関わる様々な問題について、理論的・実証的に学びます。特に3つある基礎演習は、本学科の教育理念を体系的に学修することを目指します。なお、必修とされる科目はプログラム全体で共通のものもありますが、コースによって異なるものもあります。

(哲学コース、教育学コース)
(1)1年次には「基礎演習Ⅰ」「基礎演習Ⅱ」「人間の探究」「教育学入門」等を履修し、各学問分野の特徴及び各コースの特徴を学び、自らにふさわしいコースを選択します。
(2)2年次から3年次にかけては、所属するコースの必修科目及び選択科目を中心に履修し、高度な専門的能力、深い洞察力、問題解決能力を養います。哲学コース、教育学コースいずれも、特に「基礎演習Ⅲ」「哲学・教育学演習Ⅰ」「哲学・教育学演習Ⅱ」「プログラム専門演習Ⅰ」「プログラム専門演習Ⅱ」は、少人数のゼミ形式で行われ、各自のテーマについて研究を深めていきます。それ以外の科目としては、哲学コースでは「哲学A」「宗教哲学A」「認知哲学」、教育学コースでは「教育社会学」「教育調査」「教育の社会理論」等の科目の履修を通じて、各コースの専門的な学習を深めます。
(3)4年次には「卒業研究Ⅰ」「卒業研究Ⅱ」を履修し、これまでに養ってきた能力をさらに磨くとともに、それらを活用し、各自のテーマについての研究を卒業論文として完成させます。

[学習成果の評価の方針]
 成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

心理学

 琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り心理学 学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。

[教育課程編成の方針]
 ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年一貫の教育課程を編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。
人間社会学科では全部で6つのコースが用意されており、学生の興味関心に応じて選択することができ、選択は1年次の後期に行い、2年次から正式に各コースに所属します。

[教育課程における教育・学習方法に関する方針]
 講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
専門の学びに関しては、「人間」の本質に関わる様々な問題について、理論的・実証的に学びます。特に「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」、「共生社会入門」、「心理学実験」等は、本学科の教育理念を体系的に学修することを目指します。
(1)1年次には「基礎演習Ⅰ」「基礎演習Ⅱ」「人間の探究」「教育学入門」「心理学概論Ⅰ」等を履修し、各学問分野の特徴及び各コース・プログラムの特徴を学び、自らにふさわしいコース・プログラムを選択します。
(2)2年次から3年次にかけては、所属するプログラムの必修科目及び選択科目を中心に履修し、高度な専門的能力、深い洞察力、問題解決能力を養います。特に「心理学基礎演習」「心理学課題演習」は少人数のゼミ形式で行われ、各自のテーマについて研究を深めていきます。
(3)認定心理士、公認心理師となるために学部教育で求められている科目・科目内容を提供しており、専門性を身に付けることのできるカリキュラムとなっています。
(4)4年次には「卒業研究Ⅰ」「卒業研究Ⅱ」を履修し、これまでに養ってきた能力をさらに磨くとともに、それらを活用し、各自のテーマについての研究を卒業論文として完成させます。

[学習成果の評価の方針]
 成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

社会学

 琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り社会学 学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。

[教育課程編成の方針]
 ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年一貫の教育課程を編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。
 人間社会学科では全部で6つのコースが用意されており、学生の興味関心に応じて選択することができ、選択は1年次の後期に行い、2年次から正式に各コースに所属します。

[教育課程における教育・学習方法に関する方針]
 講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
専門の学びに関しては、社会学、社会福祉学、マスコミ学といった3つの専門コースを学際的に統合した教育カリキュラムが提供されています。
(1)1年次では、「基礎演習Ⅰ」でインタビュースキル、レポート作成法、発表技法を修得し、「基礎演習Ⅱ」で各分野における最適解の導出方法について学び、各コースの「社会学原論Ⅰ」「社会福祉原論Ⅰ」「マスコミ原論Ⅰ」等の入門科目を通して2年次以降に各自の興味関心にあわせて履修コースを1つ選択できるように専門性を深めます。
(2)2年次では、「基礎演習Ⅲ(平和共生・沖縄理解)」を通して基礎的な分析力を習得し、各コースの専門実習である「社会学実習Ⅰ、Ⅱ」「ソーシャルワーク実習I」「マスコミ実習Ⅰ」「マスコミ実習Ⅱ」において、実際の調査・フィールドワーク、福祉の現場での実習、新聞・ドキュメンタリー番組の制作を通して、コミュ
ニケーションスキルを向上させるとともに現場での実践力を育み、問題解決力を高めます。
(3)3年次では、社会福祉学コースにおいては引き続き「ソーシャルワーク実習Ⅱ」において、2年次での実習の経験を活かして市民社会に貢献しうる専門性や問題解決力を高めます。さらに、各コースの「専門演習Ⅰ・Ⅱ」、「卒業研究Ⅰ(社会福祉学コースのみ)」において、講義で学んだ理論と実証方法、演習で培った情報収集力や分析力を活かし、ゼミ論や卒業論文に向けての研究の取り組み方、研究発表の方法を修得します。
(4)4年次では、社会福祉学コースでは「専門演習Ⅱ」、社会学コースとマスコミ学コースでは「卒業研究Ⅰ・Ⅱ」を履修し、卒業論文完成に向けてのテーマの設定、リサーチの技法などについて学び、調査や文献の読み込みやフィールドワークを行います。1年次から4年次にかけて培ってきた自律学習能力、問題探究力、論理的思考力、多様な視点からの分析力を発揮し、卒業論文を完成させます。

[学習成果の評価の方針]
 成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

歴史・民俗学

     琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り歴史・民俗学 学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。

    [教育課程編成の方針]
     ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年一貫の教育課程を編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。

    [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
     講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
    専門の学びに関しては、以下の通りとなります。
    (1)琉球・沖縄及び日本、中国、朝鮮半島を中心にした地域の文化・歴史を認識するために、1年次以降に歴史・民俗学領域の「概論Ⅰ・Ⅱ」、2年次以降にプログラム設置の講義科目を履修することで、歴史・民俗学に関する知識と読解・研究の方法を段階的に習得します。
    (2)琉球・沖縄及び日本、中国、朝鮮半島を中心にした地域に関する歴史・民俗・文学・言語を理解し、地域及び国際的な場で活躍するために、3年次で歴史・民俗学領域の「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」、4年次で歴史・民俗学領域の「演習Ⅰ・Ⅱ」、「卒業論文」を履修することで、課題を自ら設定し、多角的に研究、解決して発信する能力を習得します。
    (3)異なる文化背景をもつ人々と平和的に共生するために、1年次以降に歴史・民俗学領域以外(文学、言語学)の「概論Ⅰ・Ⅱ」を幅広く履修し、異文化及び自らの文化への理解を深めます。また、2年次以降、歴史・民俗学領域の科目を履修し、様々な文化を直接に調査、研究することで他者と共生する能力を習得します。
    (4)1年次~2年次の「基礎演習Ⅰ~Ⅲ」、「情報科学演習」によってレジュメ・レポートの作成、情報の収集・整理、意見交換等の基礎的方法を習得します。3年次で歴史・民俗学領域の「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」、4年次で歴史・民俗学領域の「演習Ⅰ・Ⅱ」、「卒業論文」を履修して自ら設定した研究課題に関する資料・論文を作成、発表し、さらに他者との議論、意見交換を通して、自らの考えを論理的に伝達する能力を習得します。

    [学習成果の評価の方針]
     成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

    言語学

     琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り言語学学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。

    [教育課程編成の方針]
     ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年一貫の教育課程を編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。

    [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
     講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
    専門の学びに関しては、以下の通りとなります。
    (1)琉球・沖縄及び日本、中国、朝鮮半島を中心にした地域の文化・歴史を認識するために、1年次以降に言語学領域の「概論Ⅰ・Ⅱ」、2年次以降にプログラム設置の講義科目を履修することで、言語学に関する知識と読解・研究の方法を段階的に習得します。
    (2)琉球・沖縄及び日本、中国、朝鮮半島を中心にした地域に関する歴史・民俗・文学・言語を理解し、地域及び国際的な場で活躍するために、3年次で言語学領域の「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」、4年次で言語学領域の「演習Ⅰ・Ⅱ」、「卒業論文」を履修することで、課題を自ら設定し、多角的に研究、解決して発信する能力を習得します。
    (3)異なる文化背景をもつ人々と平和的に共生するために、1年次以降に言語学領域以外(歴史・民俗学、文学)の「概論Ⅰ・Ⅱ」を幅広く履修し、異文化及び自らの文化への理解を深めます。また、2年次以降、言語学領域の科目を履修し、様々な文化を直接に調査、研究することで他者と共生する能力を習得します。
    (4)1年次~2年次の「基礎演習Ⅰ~Ⅲ」、「情報科学演習」によってレジュメ・レポートの作成、情報の収集・整理、意見交換等の基礎的方法を習得します。3年次で言語学領域の「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」、4年次で言語学領域の「演習Ⅰ・Ⅱ」、「卒業論文」を履修して自ら設定した研究課題に関する資料・論文を作成、発表し、さらに他者との議論、意見交換を通して、自らの考えを論理的に伝達する能力を習得します。

    [学習成果の評価の方針]
     成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

    文学

     琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り文学学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。

    [教育課程編成の方針]
     ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年一貫の教育課程を編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。

    [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
     講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
    専門の学びに関しては、以下の通りとなります。
    (1)琉球・沖縄及び日本、中国、朝鮮半島を中心にした地域の文化・歴史を認識するために、1年次以降に文学領域の「概論Ⅰ・Ⅱ」、2年次以降にプログラム設置の講義科目を履修することで、文学に関する知識と読解・研究の方法を段階的に習得します。
    (2)琉球・沖縄及び日本、中国、朝鮮半島を中心にした地域に関する歴史・民俗・文学・言語を理解し、地域及び国際的な場で活躍するために、3年次で文学領域の「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」、4年次で文学領域の「演習Ⅰ・Ⅱ」、「卒業論文」を履修することで、課題を自ら設定し、多角的に研究、解決して発信する能力を習得します。
    (3)異なる文化背景をもつ人々と平和的に共生するために、1年次以降に文学領域以外(歴史・民俗学、言語学)の「概論Ⅰ・Ⅱ」を幅広く履修し、異文化及び自らの文化への理解を深めます。また、2年次以降、文学領域の科目を履修し、様々な文化を直接に調査、研究することで他者と共生する能力を習得します。
    (4)1年次~2年次の「基礎演習Ⅰ~Ⅲ」、「情報科学演習」によってレジュメ・レポートの作成、情報の収集・整理、意見交換等の基礎的方法を習得します。3年次で文学領域の「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」、4年次で文学領域の「演習Ⅰ・Ⅱ」、「卒業論文」を履修して自ら設定した研究課題に関する資料・論文を作成、発表し、さらに他者との議論、意見交換を通して、自らの考えを論理的に伝達する能力を習得します。

    [学習成果の評価の方針]
     成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

    法文学部

    法学

     国際法政学科に⼊学後、希望と成績により、⼀年次修了時に「法学」プログラムの履修コースに⼊ります。「法学プログラム」という名称ですが、狭義の法学科⽬だけでなく、政治学・国際関係論等の隣接学問分野の科⽬も学習します。法学の専⾨授業は、各科⽬2単位に設定されており、半期で各科⽬の履修を完結します。そして、基礎的な講義科⽬を履修してから、発展的・応⽤的な科⽬を履修していきます。

     すなわち、基礎的な講義科⽬として「基礎社会保障法」「基礎⾏政法」等の基礎科⽬を履修した上で、「展開社会保障法」「応⽤社会保障法」・「展開⾏政法」「応⽤⾏政法」等の展開・応⽤科⽬の履修することが義務付けられています。これにより、順を追ってより⾼度な内容にスムーズに⼊ることができます。また、演習科⽬として1年次で「基礎演習Ⅰ」、2年次で「基礎演習Ⅱ・Ⅲ」、3年次および4年次で「法学演習」を履修します。4年間を通じたこれらの⼀連の演習科⽬を通じて、徐々に法学の理解を深めていくとともに、法学の技術的な技法も習得していきます。

     これら「基礎演習」「法学演習」は、学⽣の⾃主性・社会性・問題発⾒解決能⼒などを磨くうえで、⼤変重要な科⽬と位置付けられています。法学の専⾨性を⾝につけるうえで、当然のことながら、法学の専⾨科⽬の履修が重要であり、⼤学の専⾨分野の学習の主要部分がここにあります。具体的には、憲法、⾏政法、⺠法、商法、⺠事訴訟法、刑法、刑事訴訟法、労働法、社会保障法、国際法の諸分野を中⼼に学んでいきます。また、法務研究科(法科⼤学院)教員の協⼒により、特修科⽬群が開講されており、法科⼤学院進学を⽬指す学⽣にとっては、たいへん有⽤な科⽬群となっています。

     さらに、情報リテラシーやコミュニケーション・スキルの習得・向上にも努めます。また、地域・平和への理解に資する科⽬を履修することも重要です。

    経済学

     経済学プログラムはバラエティに富んだ専⾨分野の教員のもと、順次性や体系性が⼯夫されたカリキュラム体系(基礎〜応⽤〜実践)に従って学習が可能です。

    <基礎>1年次の基礎演習でパソコン技術および論⽂作成技術を習得します。また、1年次には社会科学のためのゲーム論⼊⾨(昼のみ)ならびに経済学概論、2年次には社会科学のための統計⼊⾨、⽇本経済⼊⾨(夜は1年次)、経済数学、ミクロ経済学、マクロ経済学、基礎統計学を学ぶことにより、経済学の基礎が体系的に習得でき、応⽤科⽬にスムーズに移⾏することができます。

    <応⽤>基礎演習、経済数学、ミクロ経済学、マクロ経済学、基礎統計学の基礎的科⽬の単位修得を前提とした選択科⽬として、財政学、⾦融論、環境経済学、国際経済学、⽇本・⻄洋経済史等のバラエティに富んだ応⽤科⽬を履修し、現代社会の諸問題を総合的・多⾓的に理解し、社会の様々な問題に対応できる能⼒を習得します。また、地域・国際実践⼒演習Ⅰ〜Ⅳ、卒業研究により、それをより発展させます。

    <実践>実践経済学(経済⼈による講義、昼のみだが夜も受講可能)といった、より実践的な教育科⽬を選択科⽬として履修することができます。

    政治・国際関係

     国際法政学科に⼊学後、希望と成績により、⼀年次終了時に「政治・国際関係学」プログラムの履修コースに⼊ります。本プログラムで学ぶことで、政治や国際関係の諸問題を、専⾨的・学際的な視点から分析できるようになります。そのため、履修モデルにしたがって政治・国際関係学の理論的・実証的⽅法を学ぶほか、法学などの隣接学問分野の科⽬も修得し学際的な視点を得ます。

    (1) ⼊学から卒業まで、学部共通基盤科⽬および学科基盤科⽬の少⼈数制の必修演習を履修し(1年次後期を除く)、社会科学の分野に関する情報の収集・処理能⼒を確実に⾝につけます。

    (2) 学科基盤科⽬に加えて、学科発展科⽬から10科⽬以上を履修し、政治・国際関係学を中⼼とする基礎的専⾨知識を⾝につけ、さらにプログラム発展科⽬で地域・政策・理論など、学⽣の関⼼にあわせた専⾨性を深め、学際性を広げます。

    (3) 卒業に際して必修である卒業研究を完成させます。講義科⽬の知識蓄積と演習科⽬での分析を有機的に結びつけ、⾃ら設定したテーマで2万4千字以上の卒業論⽂を執筆し、問題発⾒能⼒、課題解決⽅法の提案能⼒を完成させます。

    ⼈間⾏動

     ⼈間⾏動学⼠教育プログラムでは「⼈間」の本質に関わるさまざまな問題について、理論的・実証的に学びます。全部で6つのコースが⽤意されており、学⽣の興味関⼼に応じて選択することができます。(選択は1年次の後期に⾏い、2年次から正式に各コースに所属します。)必修とされる科⽬はプログラム全体で共通のものもありますが、コースによって異なるものもあります。

    (1)1年次には「哲学・倫理学⼊⾨」「教育社会学⼊⾨」「⼼理学概論Ⅰ」「⼈間科学科基礎演習」を履修し、各コースの特徴および各学問分野の特徴を学び、⾃らにふさわしいコースを選択します。

    (2)2年次から3年次にかけては、所属するコースの必修科⽬および選択科⽬を中⼼に履修し、⾼度な専⾨的能⼒、深い洞察⼒、問題解決能⼒を養います。特に「⼈間⾏動演習Ⅰ」「⼈間⾏動演習Ⅱ」は少⼈数のゼミ形式で⾏われ、各⾃のテーマについて研究を深めていきます。

    (3)4年次には「卒業研究Ⅰ」「卒業研究Ⅱ」を履修し、これまでに養ってきた能⼒をさらに磨くとともに、それらを活⽤し、各⾃のテーマについての研究を卒業論⽂として完成させます。

    社会学

     社会学プログラムでは、社会学、社会福祉学、マスコミ学といった3つの専⾨分野を学際的に統合した教育カリキュラムが提供されています。

    (1)1年次では、「基礎演習Ⅰ(⼤学⽣基礎⼒)」でインタビュースキル、レポート作成法、発表技法を修得し、「基礎演習Ⅱ(最適解導出育成)」で各分野における最適解の導出⽅法について学び、「社会学原論I」「社会福祉原論I」「マスコミ原論I」等の⼊⾨科⽬を通して2年次以降に各⾃の興味関⼼にあわせて履修コースを1つ選択できるように専⾨性を深めます。

    (2)2年次では、「基礎演習Ⅲ(平和共⽣・沖縄理解)」を通して基礎的な分析⼒を習得し、「社会学実習I,II」「相談援助実習I」「マスコミ実習I」「マスコミ実習II」において、実際の調査・フィールドワーク、福祉の現場での実習、新聞・TV番組の制作を通して、コミュニケーションスキルを向上させるとともに現場での実践⼒を育み、問題解決⼒を⾼めます。

    (3)3年次では、「相談援助実習II」において、2年次での実習の経験を活かして市⺠社会に貢献しうる専⾨性や問題解決⼒を⾼めます。さらに、「専⾨演習I・Ⅱ」、「卒業研究Ⅰ(社会福祉学コースのみ)」において、講義で学んだ理論と実証⽅法、演習で培った情報収集⼒や分析⼒を活かし、ゼミ論や卒業論⽂に向けての研究の取り組み⽅、研究発表の⽅法を修得します。

    (4)4年次では、「専⾨演習Ⅱ(社会福祉学コースのみ)」、「卒業研究Ⅰ・Ⅱ」を履修し、卒業論⽂完成に向けてのテーマの設定、リサーチの技法などについて学び、調査や⽂献の読み込みやフィールドワークを⾏います。1年次から4年次にかけて培ってきた⾃律学習能⼒、問題探究⼒、論理的思考⼒、多様な視点からの分析⼒を発揮し、卒業論⽂を完成させます。

    地理歴史⼈類学

     地理歴史⼈類学専攻では、幅広い教養と⾼度な専⾨性を段階的に習得できるようカリキュラムを編成しています。年次ごとの主な学習内容は次のとおりです。

    (1)1年次には初年次教育の科⽬として「基礎演習」「アカデミックリテラシー」を履修し、⼤学における論⽂・レポートの作成⽅法やプレゼンテーションの⽅法、各学問分野における基礎技能などを早期に⾝につけます。また、1・2年次の間は各学問分野の概論を幅広く学び、それと並⾏して共通教育科⽬を履修することによって、総合的な基礎教養を⾝につけます。

    (2)2・3年次には、各コースの専⾨科⽬で多様な理論を学ぶだけでなく、実習・実験・巡検・史料講読などの科⽬を履修し、より実践的な調査研究能⼒を⾝につけます。

    (3)3年次には、学⽣の問題意識に応じて履修コースを⾃主的に選択します。さらに卒業論⽂作成の準備として「卒業論⽂演習」を履修し、各分野における先端的な研究について理解を深めます。

    (4)4年次には、4年間の学習の集⼤成として卒業論⽂を作成します。卒業論⽂では、⾃らの問題意識に基づいて課題を設定し、⾃ら調査して資料を収集・分析し、論⽂を作成します。さらに専攻主催の卒業論⽂発表会で研究成果を発表します。

    琉球アジア⽂化

    (1)琉球・沖縄および⽇本、中国、朝鮮半島を中⼼にした地域の⽂化・歴史を認識するために、基礎的な知識を⾝につける「琉球アジア研究⼊⾨」、1年次以降に第⼀外国語、第⼆外国語、各コースの「概論Ⅰ・Ⅱ」、2年次以降に各コース設置の講義科⽬を履修することで、これらの地域の歴史・⺠俗・⽂学・⾔語に関する知識と読解・研究の⽅法を段階的に習得します。

    (2)琉球・沖縄および⽇本、中国、朝鮮半島を中⼼にした地域に関する歴史・⺠俗・⽂学・⾔語を理解し、地域および国際的な場で活躍するために、3年次で各コースの「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」、4年次で「演習Ⅰ・Ⅱ」、「卒業論⽂」を履修することで、課題を⾃ら設定し、多⾓的に研究、解決して発信する能⼒を習得します。

    (3)異なる⽂化背景を持つ⼈々と平和的に共⽣するために、1年次以降に各コースの「概論Ⅰ・Ⅱ」を幅広く履修し、異⽂化および⾃らの⽂化への理解を深めます。また、2年次以降、各コースの実習科⽬を履修し、様々な⽂化を直接に調査、研究することで他者と共⽣する能⼒を習得します。

    (4)1年次の「基礎演習」、「情報科学演習」によってレジュメ・レポートの作成、情報の収集・整理、意⾒交換等の基礎的⽅法を習得します。3年次で各コースの「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」、4年次で「演習Ⅰ・Ⅱ」、「卒業論⽂」を履修して⾃ら設定した研究課題に関する資料・論⽂を作成、発表し、さらに他者との議論、意⾒交換を通して、⾃らの考えを論理的に伝達する能⼒を習得します。

    英語⽂化

    (1)1年次〜4年次まで全ての学年で提供されている必修の英語科⽬を履修することにより、4技能のバランスのとれた⾼度な英語運⽤能⼒を修得します。

    (2)共通教育の「情報科学演習」や専⾨科⽬の「基礎演習」、「リーディング I、II、III」、「メディアの英語 I」等を1年次から3年次にかけて履修し、⾔語系・⽂学系の専⾨科⽬を1年次から4年次にかけて履修することにより、⾃主的情報収集能⼒、情報の整理・分析能⼒、主体的な⾒解を導く能⼒を⾝につけます。

    (3)2年次の「ライティングI、II」、「オーラルコミュニケーション I、II」、3年次の「上級英語演習」、4年次の「⾼等英語セミナー I、II」等を段階的に履修することにより、⾃らの意⾒を説得⼒ある英語で伝達する能⼒を修得します。

    (4)2年次の「異⽂化理解」、3年次の「⼝頭英語表現 I」、4年次の「⾼等英語セミナー I、II」などの専⾨基礎科⽬や、⽂学系・⾔語系の専⾨科⽬を履修することにより、多様な⾒解や価値観を学び、⾃らの意⾒に反映させる能⼒を⾝につけます。

    (5)⽂学系の必修科⽬(「英⽶⽂学概論」、「イギリス⽂学概論」、「アメリカ⽂学概論」等)や⾔語系の必修科⽬(「⾔語コミュニケーション概論 I、II、III」等)を履修することにより、地球的規模で物事を判断し⾏動する能⼒を⾝につけます。また、これらの科⽬に加えて共通教育の第2外国語や専⾨科⽬の「メディアの英語 I」等を履修することにより、異なる⽂化背景をもつ⼈々と協⼒し、共⽣できる能⼒の向上を図ります。

    ヨーロッパ⽂化

    ヨーロッパ⽂化専攻では、⼊学時にドイツ⾔語⽂化コース、フランス⾔語⽂化コース、スペイン⾔語⽂化コースから1つを選択し、以下のような内容で学習します。

    (1)1年次には共通教育科⽬「インテンシブドイツ語/フランス語/スペイン語I・II」および専⾨科⽬「初級⽂法」「初級総合演習」等を履修し、それぞれの⾔語で「読む・聴く・話す・書く」ことに慣れることから始めるとともに、初年次教育科⽬「基礎演習I」で⼤学において⾃律的かつ専⾨的に学ぶための基礎的な知識を習得します。

    (2)おもに1年次から2年次にかけては共通教育科⽬(教養・総合領域)をバランスよく履修し、幅広い教養を⾝に付ける⼀⽅で、専攻共通科⽬でヨーロッパの⽂化・⽂学・⾔語およびEUに関して横断的に学習し、ヨーロッパの⽂化や社会について理解を深めるために基礎となる知識を習得します。

    (3)2年次には引き続き共通教育科⽬「インテンシブIII・IV」を履修しながら、専⾨科⽬の⽂法・会話・作⽂等、より特化した授業を履修することで各⾔語におけるコミュニケーション能⼒の向上を図ります。

    (4)2年次以降で⽂学・語学・⽂化を柱とした専⾨科⽬を履修し、各⾔語⽂化圏に関する専⾨的知識を深めます。さらに「実践研修」や「海外⽂化研修」を履修することで、学外または海外で実践的な⾔語運⽤能⼒の向上を⽬指すとともに異⽂化理解を深める機会を得ることができます。

    (5)4年次では、それまでの学習の集⼤成として卒業論⽂に取り組み、⾃⾝で設定したテーマを研究することで問題探求⼒・論理的思考能⼒・⾃律学習能⼒等を磨き、社会に出るうえで、またはさらに⾼度な研究を続けるうえでの基本的な姿勢を⾝につけます。

        国際地域創造学部

        観光地域デザイン学

         琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り観光地域デザイン学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。

        [教育課程編成の方針]
         ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年間の教育課程を編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。
         また、サステナブルツーリズム(持続可能な観光)のコンセプトを基盤に「観光」「地域」「観光と地域の関係」やそれらの成立過程、今後の振興を、ビジネス、政策、資源管理、地域開発など様々な側面から学際的に学ぶことで、ディプロマ・ポリシーに掲げた能力の修得を目指します。
         社会科学分野における幅広い知識と観光学の専門的知識・技法、及び地域・国際社会を俯瞰的・多角的に捉える能力を修得するために、学部共通基盤専門科目(専門基盤力科目と地域・国際基盤力科目で構成)と観光地域デザインプログラム専門科目(基礎科目、応用科目、地域・国際実践力科目で構成)を順次的・体系的に編成します。

        [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
         本プログラムでは、観光に対するアプローチが異なる3つの科目群、「観光ビジネス&ウェルネス」「観光地開発」「地域資源マネジメント」を設けています。これらの科目群で提供する専門科目の学習を通して、観光に対する多様なアプローチを身に付けます。さらに、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け、各年次に配当することで、順次的な教育を実施します。
         教育課程の体系性・構造の詳細については、カリキュラム・マップやナンバリングで明示します。

        • 入学から専門プログラム配属までの期間では学部共通基盤専門科目の学習を通して、サステナブルツーリズムのコンセプトを中心に、観光学の専門的知識・技法を学ぶ上での基盤を築きます。
          専門基盤力科目:
          ・本プログラムが提供する科目を通して、観光学の基礎、持続可能な観光の理論や概念、地域における観光の活用・実践の事例を学びます。
          地域・国際基盤力科目:
          ・沖縄の観光や地域資源について、3つの科目群の観点から学びます。
          ・観光学と他プログラムの専門分野の複合科目によって、俯瞰的・多角的な視点を身に付けます。
        • プログラム配属後は、観光地域デザインプログラム専門科目の学習を通して、基礎、応用、実践を順次的・体系的に修得します。さらに4年次後期には卒業研究に取り組みます。
          基礎科目:
          ・3つの科目群で提供する専門科目の学習を通じて、観光に対するそれぞれのアプローチの基礎的知識・技法を修得します。
          ・観光語学科目群の学習によって、国際観光に通用する語学力とコミュニケーション・スキルを身に付けます。
          応用科目:
          ・3つの科目群それぞれが提供する、より高度な観光地域デザインの専門科目を学習することで、応用的知識・技法を修得します。
          地域・国際実践力科目:
          ・様々な授業形式(講義、演習、実習、フィールドワーク)で行う科目を通して、観光を取り巻く多様な現象について基礎的・応用的・実践的に学びます。
          ・3年次からはゼミに所属し、観光の個別課題について各ゼミの専門領域を通じ、主に演習形式で学んでいきます。
          卒業研究:
          ・4年次後期には、ゼミでの指導の下、卒業研究に取り組みます。3年次からのゼミでの演習の延長に位置づけられます。

        また、修得を目指す能力と科目の特性に応じて、講義、演習、実習、フィールドワークの形式を適切に組み合わせた授業を開講します。授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。

        • アクティブラーニングを取り入れた授業やキャリア開発のための実習科目を通して、主体的・自律的に学ぶ姿勢を身に付けます。
        • 講義と演習の形式を適切に組み合わせた授業を通して、地域社会の現状や多様な課題を的確かつ俯瞰的・多角的に把握・分析するために必要な、専門的知識・技法、情報リテラシー能力を修得します。
        • グループワークによる演習を組み込んだ授業を通して、多様な人々と協働で問題解決の方法を探求する能力を修得します。
        • 実習やフィールドワーク形式の授業を通し、地域社会の現状や課題に主体的に向き合う姿勢を養うとともに、現状・課題を的確に捉える技法を修得します。
        • 外国語(特に英語)の運用能力を重視した授業によって、国際的に通用するコミュニケーション・スキルを修得します。
        • ハワイ大学の教員による授業(遠隔及びオン・キャンパス)を通して、国際社会の観点と地域を俯瞰的に捉える視点を身に付けます。
        • 3年次から4年次に渡るゼミ演習では、観光の個別課題に対する各ゼミの専門的アプローチを学ぶことで、専門的な知識・技法を駆使して思考・実践する能力を修得します。
        • 集大成である卒業研究では、ゼミの教員による適切かつ柔軟な教育指導の下に研究を進め、それまでの教育課程で身に付けた個々の能力を自在に複合的に駆使・発揮できる実践的能力を修得します。

        [学習成果の評価の方針]
         成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示した上で、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
         各科目の達成目標、評価基準と評価方法は、シラバスにおいて明確に提示し、それらに基づいて客観的に学習成果を評価します。評価の基本的方針は、授業の形式ごとに以下のとおりとします。複数の形式で行う科目での配分や各教員の指導方針に基づく詳細は、シラバスに明記されます。
         また、学生調査結果等を検証することにより、教育課程の質の維持・改善に継続的に取り組みます。
        (1)講義科目は、試験やレポートにより評価します。
        (2)実習・演習科目は、レポートや発表等の成果物、実習・演習に対する参加姿勢(積極性、貢献性等)により評価します。
        (3)卒業研究は、卒業論文等の最終成果物や研究を進める過程での活動(中間成果物、ゼミ活動への参加姿勢等)により評価します。

        経営学

         琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り経営学 学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。

        [教育課程編成の方針]
         ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、学際性と専門性を併せもつ人材の育成という学部の教育方針を受け継ぎ、4年間一貫した教育課程を編成・実施します。
         入学してからプログラムに配属するまで「共通教育科目」及び5つの専門分野を融合した「学部共通基盤専門科目」を、プログラムに配属してから4年次までプログラム専門科目として経営に関連する専門教育科目を体系的に編成し、講義、演習、実習を適切に組み合わせた授業科目を提供します。教育課程については、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。

        [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
         講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。4年間を通した学習をカリキュラム・マップや履修モデルとして提示します。詳細は以下の通りです。
        (1)入学から専門プログラム配属までは、大学での学びを準備するために必修科目とし「基礎演習」を提供します。そして各プログラムに共通する「専門基盤力科目」を設け、「経営学入門(必修)」、「簿記入門(必修)」、「マーケティング入門(必修)」など経営プログラムの入門科目をはじめ、他プログラムに関連する基礎知識を修得する科目まで数多く開講しています。また、自然科学や語学等の「共通教育科目」も提供されています。これらの科目をバランスよく受講することにより、学生は幅広い教養を身に付けることができます。
        (2)昼間主は2年次後期から、夜間主は2年次前期から、学生の興味関心を尊重しながらこれまで履修してきた科目の内容及び成績により、専門プログラムへの配属を行います。プログラムに配属してから卒業するまでの間には「プログラム別専門科目の基礎・応用」及び「地域・国際実践力科目」といった専門性の高い科目を提供します。さらに、昼間主においては他プログラムの専門知識と融合した「プログラム複合科目」も提供され、夜間主においては自らの関心に応じて他プログラムや他学部が提供する専門科目を履修することも出来ます。これらの専門科目の履修を通じて学生の専門知識を高めながら、自ら選択した専門分野に対する問題意識や解決策に関連する思考力及び実践力を鍛えます。
        (3)上記の他、3・4年次では、必修科目として「地域・国際実践力演習科目(ゼミ)」を設置し、高度な専門知識を一層深めることに寄与します。さらに「卒業研究(必修)」を用意し学生に自らの勉強成果をまとめる機会を提供します。
        (4)英語の学習に関して、海外で学位を取得した教員や国際的に活躍している教員の指導を受けることができます。
        (5)税理士・公認会計士などの資格取得に関しても、実務経験豊富な教員の指導を受けることができます。

        [学習成果の評価の方針]
         成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
        シラバスにおいて授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を明確に提示して客観的に評価するとともに、学生調査結果等を組織的に検証することにより、4年間の学習成果を総合的に評価し、教育の質保証の継続的改善に取り組みます。
        (1)講義科目は、講義によって提供する専門知識の理解度を試験やレポートなどにより評価します。
        (2)演習・実習科目は学生による自律的な学習の取り組みとその成果について、取組状況の報告や、完成した最終成果物により評価します。
        (3)卒業研究は、専門知識を用いて自発的に研究課題を導出し、その解決手段を探求する能力について、卒業論文などの研究成果物により評価します。
        (4)卒業時に学生アンケート調査を行い教育の継続的改善を行います。

        経済学

         琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り経済学 学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。

        [教育課程編成の方針]
         ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年一貫の教育課程を編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。

        [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
         講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
        <基礎>1年次の基礎演習でパソコン技術及び論文作成技術を習得します。また、1年次には、「社会科学のためのゲーム論入門」、「経済学概論」、「社会科学のための統計入門」、2年次には、「日本経済入門」(※夜間主コースは1年次配当です。)、「経済数学」、「ミクロ経済学」、「マクロ経済学」、「基礎統計学」を学ぶことにより、経済学の基礎が体系的に習得でき、応用科目にスムーズに移行することができます。
        <応用>「基礎演習」、「経済数学」、「ミクロ経済学」、「マクロ経済学」、「基礎統計学」の基礎的科目の単位修得を前提とした選択科目として、「財政学」、「金融論」、「環境経済学」、「国際経済学」、「日本経済史」、「西洋経済史」等のバラエティーに富んだ応用科目を履修し、現代社会の諸問題を総合的・多角的に理解し、社会の諸問題に対応できる能力を習得することができます。また、「地域・国際実践力演習Ⅰ~Ⅳ」、「卒業研究」により、それをより発展させることができます。
        <実践>「実践経済学」(※経済人による講義です。)といった、より実践的な科目を選択科目として履修することができます。

        [学習成果の評価の方針]
         成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

        国際言語文化

         琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り国際言語文化 学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。

        [教育課程編成の方針]
         ディプロマ・ポリシーで示した目標を学生が達成できるよう、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年一貫の教育課程を編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。
        (1)「専門基盤力科目」から7科目(14単位)以上を履修することで、様々な専門知識の基礎と専門分野の体系的理解を身に付けます。また、1年次~4年次まで全ての学年で提供されている必修の英語科目(英語文化履修コース(夜間主含む))あるいはスペイン語、フランス語、ドイツ語から一つを選択(ヨーロッパ言語文化履修コース)して履修することにより、4技能のバランスの取れた高度な外国語運用能力を修得します。


        [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
         講義・演習・実習などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
        (1)「情報科学演習」や学科共通科目の「基礎演習」、「異文化理解(昼間主)」、「EU研究(昼間主)」、「メディアの英語 」、「リーディング I、II(夜間主)」、「実用英語演習I(夜間主)」等を1年次から3年次にかけて履修し、欧米の言語系・文学系の専門科目を1年次から4年次にかけて履修することにより、自主的情報収集能力、情報の整理・分析能力、主体的な見解を導く能力を身に付けます。
        (2)(昼間主)2年次以降で「プログラム別専門科目」から文学・言語・文化を柱とした専門科目を履修し、各言語文化圏に関する専門的知識を深めます。さらに「学外実地研修」や「異文化実地研修」を履修することで、学外または海外で実践的な言語運用能力の向上を目指すとともに異文化理解を深める機会を得ることができます。
        (夜間主)2・3年次の「アカデミックプレゼンテーションI、II」、4年次の専門基礎科目や、文学系・言語系の専門科目を履修することにより、多様な見解や価値観を学び、自らの意見に反映させる能力を身に付けます。文学系の必修科目(「英米文学概論」、「英米文化研究I〜VI」等)や言語系の必修科目(「英語研究I、II、III」等)を履修することにより、地球的規模で物事を判断し行動する能力を身に付けます。また、これらの科目に加えて共通教育の第2外国語や専門科目の「メディアの英語」等を履修することにより、異なる文化背景をもつ人々と協力し、共生できる能力の向上を図ります。
        (3)(昼間主)3・4年次の「地域・国際実践力演習Ⅰ〜IV」などの学部共通専門基礎教育や、文学系・言語系の専門科目を履修することにより、多様な見解や価値観を学び、自らの意見に反映させる能力を身に付けます。(夜間主)専門基盤力科目(4科目:8単位以上)を通して、複数の学問領域の専門知識の基礎を学び、1年次の「ライティングI」「オーラルコミュニケーションI」、2年次の「オーラルコミュニケーション II」、3年次の「ライティングII」、3・4年次の「上級英語演習」、「地域・国際実践力演習Ⅰ〜IV」等を段階的に履修することにより、自らの意見を説得力ある英語で伝達する能力を修得します。

        [学習成果の評価の方針]
         成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
         基本的に講義科目では修得した知識の理解度を、演習科目では知識を応用できる能力や習熟度を評価します。学習成果の集大成となる卒業研究では、それまでの学修を基に文学・言語に関わる専門的課題を自ら探求し解決できたか、あるいは、課題理解を深化できたかを評価します。学習成果を適切に評価することで教育課程の継続的改善に取り組みます。

        地域文化科学

         琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り地域文化科学 学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。


        [教育課程編成の方針] 
         ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年一貫の教育課程を編成します。具体的には、以下に示す方針に基づいて4年間一貫した教育課程を編成・実施します。

         共通教育科目及び専門科目を体系的に編成します。教育課程については、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。

        [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
         講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
        幅広い教養と高度な専門性を段階的に習得できるようカリキュラムを編成しています。年次ごとの主な学習内容は次のとおりです。

        (1)1年次~2年次前期は、まず、国際地域創造学科学生全員の必修科目「基礎演習」を履修することで、大学における論文・レポートの作成方法やプレゼンテーションの方法、基礎技能などを早期に身に付けます。併せて専門分野の知識や研究手法の基礎を習得するために、「地理総合」、「歴史総合」、「人類文化入門」、「地域文化科学フィールドワークⅠ」の履修を必須としています。また、1・2年次の間は各学問分野を幅広く学び、それと並行して共通教育科目を履修することによって、総合的な基礎教養を身に付けます。
        (2)2年次後期~3年次には、「地域文化科学リテラシー」及び「地域文化科学フィールドワークⅡ」を履修し、各専門分野の専門科目で多様な理論を学ぶだけでなく、実習、実験、巡検、史料講読に関する科目を履修し、より実践的な調査研究能力を身に付けます。
        (3)3年次には、学生の問題意識に応じて履修コースを自主的に選択します。さらに卒業論文作成の準備として「地域・国際実践力演習Ⅰ・Ⅱ」を履修し、各分野における先端的な研究について理解を深めます。
        (4)4年次には、「地域・国際実践力演習Ⅲ・Ⅳ」及び「卒論研究」を履修し、4年間の学習の集大成として卒業論文を作成します。卒業論文では、自らの問題意識
        に基づいて課題を設定し、自ら調査して資料を収集・分析し、論文を作成します。さらにプログラム主催の卒業論文発表会で研究成果を発表します。

        [学習成果の評価の方針]
        ・ 成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。シラバスにおいて授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を明確に提示して客観的に評価するとともに、4年間の学習成果を総合的に評価し、教育の質保証の継続的改善に取り組みます。
        ・ 〔教育課程における教育・学習方法に関する方針〕の(1)~(4)で示した主な学習内容を習得できたのかについては、年次ごとに段階的に評価します。

        観光産業科学部

        観光学

        (1)1年次前期では、学科必修科⽬である「基礎演習」「情報処理演習」によるスタディスキル、ICT社会に対応した情報処理技術の基礎を学びます。また、観光を科学する⼈材として⾝につけておくべき研究倫理について、学問の基本的なルールとしての情報リテラシー(情報活⽤能⼒)の⼀環として習得します。「沖縄観光⼊⾨」では専任教員、招聘講師のオムニバス形式により沖縄観光の現状・課題と展望を多⾯的に学びます。

        (2)1年次後期から2年次にかけて、学科必修科⽬として「観光学概論」「観光政策論」「持続可能観光論」「観光経済学」「観光地理学」「観光社会学・基礎」「観光ビジネス論」を履修することで、本学科の⼤きな特⾊である⽂理融合型の学際的アプローチから観光を科学する視点を養います。

        (3)2年次から4年次にかけて、本学科のコンセプトであるサステナブルツーリズム(持続可能観光)を基盤とする分野別専⾨科⽬を選択履修していきます。3つの専⾨領域群として「ツーリズム・デベロップメント(7 科⽬)」、「ツーリズム・ビジネス(10科⽬)」、「ツーリズム・リソースマネジメント(12科⽬)」から、学⽣のニーズに沿って柔軟に選択できるカリキュラムを編成しています。これらの履修を通して学際的かつ総合的に観光分野の専⾨知識を習得します。

        (4)2年次後期から各研究室(ゼミ)に分かれテーマに準じた演習を進めます。学⽣定員は3〜12名の⼩規模クラスとし、4年次においては卒業研究に取り組みます。「観光学プレ演習」(2年次)、「観光学演習Ⅰ」(3年次)、「観光学演習Ⅱ」(4年次)と、⼀貫した指導により、それぞれ独⾃の研究テーマを⾒出し、論理的思考の涵養、課題解決法や専⾨性向上に資する能⼒を養います。

        (5)観光英語科⽬群の設置︓ 1年次の「観光学概論」では、英語による専⾨教材で観光分野の基礎的理解を図ります。また、1年次から4年次を通して「ホスピタリティ英語Ⅰ・Ⅱ」「観光ビジネス英語Ⅰ・Ⅱ」を選択必修科⽬として履修します。さらに、双⽅向型のハワイ⼤学との遠隔(現地の担当教員によるオン・キャンパス・クラスも含む)「TourismDevelopment of Hawaii」を履修することで、コミュニケーション能⼒の向上を⽬指すとともに、国際理解、地域社会の多⾯的理解を図ります。

        (6)学科特⾊科⽬群の設置︓2年次から4年次にかけて、「エコツーリズム⼊⾨」「ヘルスツーリズム論」「⾃然観光資源概論」「⽂化観光資源概論」「MICEビジネス概論」「ホスピタリティ中国語Ⅰ・Ⅱ」「ホスピタリティ韓国語」など、本学の地域特性およびアジアを重点市場とした外国⼈観光客受⼊れ体制の理解を促進する特⾊ある科⽬群を配置しています。3年次の「インターンシップ」では、実際の職場体験を通し、⾼度な専⾨職業⼈に必須の実務的な観光マネジメント能⼒の養成に向けて、理論的アプローチと実践的アプローチの両⽴を図ります。

        経営学

        学際性と専⾨性を併せ持つ⼈材の育成という学部の教育⽅針を受け継ぎ、経営プログラムでは、⼊学してからプログラムに配属するまで「共通教育科⽬」及び5つの専⾨分野を融合した「学部共通基盤専⾨科⽬」を提供し、プログラムに配属してから4年次までプログラム専⾨科⽬として経営に関連する専⾨教育科⽬を体系的に提供します。詳細内容は次の通りです。

        (1)⼊学から専⾨プログラム配属までは、⼤学での学びを準備するために必修科⽬として「基礎演習」を提供します。そして各プログラムに共通する「専⾨基盤⼒科⽬」を設け、「経営学⼊⾨(必修)」、「簿記⼊⾨(必修)」、「マーケティング⼊⾨(必修)」など経営プログラムの⼊⾨科⽬をはじめ、他プログラムに関連する基礎知識を修得する科⽬まで数多く開講しています。また、⾃然科学や語学等の「共通教育科⽬」も提供されています。これらの科⽬をバランスよく受講することにより、学⽣は幅広い教養を⾝につけることができます。

        (2)昼間主は2年次後期から、夜間主は2年次前期から、学⽣の興味関⼼を尊重しながらこれまで履修してきた科⽬の内容および成績により、専⾨プログラムへの配属を⾏います。プログラムに配属してから卒業するまでの間には「プログラム別専⾨科⽬の基礎・応⽤」及び「地域・国際実践⼒科⽬」といった専⾨性の⾼い科⽬を提供します。さらに、昼間主においては他プログラムの専⾨知識と融合した「プログラム複合科⽬」も提供され、夜間主においては⾃らの関⼼に応じて他プログラムや他学部が提供する専⾨科⽬を履修することも出来ます。これらの専⾨科⽬の履修を通じて学⽣の専⾨知識を⾼めながら、⾃ら選択した専⾨分野に対する問題意識や解決策に関連する思考⼒及び実践⼒を鍛えます。

        (3)上記の他、3・4年次では、必修科⽬として「地域・国際実践⼒演習科⽬(ゼミ)」を設置し、⾼度な専⾨知識をいっそう深めることに寄与します。将来の職業選択や進路を考える「インターンシップ」や「キャリア開発演習(必修)」も開講しています。さらに「卒業研究(必修)」を⽤意し学⽣に⾃らの勉強成果をまとめる機会を提供します。英語の学習に関して、海外で学位を取得した教員や国際的に活躍している教員の指導、税理⼠・公認会計⼠などの資格取得に関しても、実務経験豊富な教員の指導を受けることができます。

         

        教育学部

        学校教育

        学校教育学士教育プログラムでは、琉球大学のカリキュラム・ポリシー、及び以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

        [教育課程編成の方針]
         ディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するため、以下に示す方針に基づき共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年間一貫した教育課程を編成し、その体系性や構造をカリキュラム・マップに示します。
        (1)現代的・地域的な教育課題に向き合い、自律的に行動できる教育の専門家に求められる教職教養及び市民的教養を形成するために、共通教育科目、及び学部共通科目として「教育の総合的理解科目」と「現代的・地域的教育課題に関する科目」を配置します。
        (2)各コース・専攻・専修の専門性に応じて、小学校教諭、中学校教諭及び特別支援学校教諭の一種免許状のいずれか、もしくは複数を卒業要件として課すことによって、取得免許に応じた教育内容に関する理解や、教育実践を遂行する基礎的な能力を形成します。
        (3)子どもや学校・学級に関する理解、それを基盤とする教育実践を遂行する能力、及び同僚性に基づくコミュニケーションのスキルを獲得するために、1年次から系統的に「教育実践に関する科目」を配置します。
        (4)各コース・専攻・専修の専門性に応じた高度な実践的指導力、省察力、コミュニケーション・スキル、問題解決能力等を育成するために、「初年次科目」から「卒業研究」に至るまでの「専修専門科目」を体系的に配置します。

        [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
         本プログラムでは、大学内の学習の場で提供される講義系・演習系科目と、学校などの教育現場で実践を行う実習系科目との双方を組み込んだ系統的な教育課程の実施により、理論と実践とを往還的に学ぶことができます。
        以上の特徴をもつ教育課程を実施するにあたっては、ディプロマ・ポリシーに掲げた目標に即して、次のような教育・学習方法を採用します。

        (1)教職教養と市民的教養を基に、教育の専門家として自律的に行動できる。

        • 学部共通科目の「教育の総合的理解科目」において、教員の責務、教育に関する基礎的な概念、発達や学習に関する理解、教育課程の意義、教育の制度的・社会的な役割等についての理解を形成します。
        • 共通教育科目において、憲法、人間関係や心理、情報科学、外国語を中心とする幅広い教養を獲得します。
        • 以上の科目領域においては、講義を中心としながら、議論、発表、調査活動等を通して、教育の専門家としての自律性を形成します。

        (2)授業と学びのために必要な教科の内容及び指導法に関する深い理解を形成している。

        • 【小学校教育コース】では、「小学校教科に関する科目」で修得した教科内容に関する理解を基盤に、小学校の「各教科の指導法科目」や演習科目にて教材研究や学習指導案作成等を行うことにより、授業と学びの視点から教科内容とその指導法を捉えられるようにします。
        • 【中学校教育コース】では、各教科教育専修が提供する「専修専門科目」において、当該教科を構成する学問・芸術等の深い理解を形成します。その上で、中学校の「各教科の指導法科目」や演習科目にて教材研究や学習指導案作成等を行うことにより、授業と学びの視点から教科内容とその指導法を捉えられるようにします。
        • 【特別支援教育コース】は、取得する基礎免許状の種類に応じて、以上の小学校教育コースもしくは中学校教育コースに準じます。

        (3)子どもへの理解や学校・学級に関する課題認識に基づき、教育実践を遂行できる。

        • 学部共通科目「教育の総合的理解科目」における「教育心理学」では、子どもの心身の発達及び学習の過程に関する基礎を理解します。また、「特別の支援を必要とする多様な子どもへの理解と支援」、「介護等体験指導」、「生徒指導論」、「教育相談」、「学校カウンセリング」では、一人ひとりの子どもの個性やニーズに応じた指導の意義や方法を理解します。
        • 学部共通科目「教育の総合的理解科目」における「総合的な学習の時間の授業づくり」、「道徳教育の理論と実践」、「特別活動論」では、学校や学級の実態に応じて教科外学習を実践するための基礎的な理解とスキルを形成します。
        • 1年次から系統的に配置する「教職体験Ⅰ」、「教職体験Ⅱ」(「子ども学フィールドワーク」、「インクルーシブ教育フィールドワーク」)、及び「教育実習」等の「教育実践に関する科目」では、実際に子どもに接し、教師の仕事を体験することによって、子どもや学校・学級の実態に応じた教育実践を遂行できるようにします。
        • 以上に加え【特別支援教育コース】では、「専修専門科目」において特別支援教育に関する専門性を形成し、子どもの多様なニーズに応じた教育実践を遂行できるようにします。

        (4)専門家チームの一員として、同僚性を発揮して学校経営に参加するためのコミュニケーション・スキルを獲得している。

        • 「初年次教育」で修得する各専修の専門性に応じたアカデミック・スキルを基に、共通教育科目や「専修専門科目」、及びそれらの集大成である「卒業研究」において、繰り返し議論・発表やレポート作成を行うことにより、自らの考えや意志を的確に表現できるようにします。
        • 1年次から系統的に配置する「教育実践に関する科目」では、実際の学校現場における授業や学級経営などについて学生同士で議論したり、大学や実習先の指導教員と意見交換したりすることを通して、同僚性を構築する意義を理解すると共に、その基礎となるコミュニケーション・スキルを養います。
        • いずれの科目においても主体的かつ対話的な学びを重視し、自分の役割を認識したうえで他者と協働して学校や子どもをめぐる様々な課題の解決に取り組む姿勢を身に付けます。

        (5)専修分野に関わる高度な理解や探究法を基盤に、自らの実践的課題を省察し、力量を形成するために学び続けることができる。

        •  「専修専門科目」における必修科目「初年次科目」では、各専攻・専修における探究法の基礎を養い、それを「専修専門科目」における探究的な学習活動によって洗練させます。
        • 各専修の専門性に応じて獲得した探究法を、「各教科の指導法」や「教育実践に関する科目」における教育実践の構想や省察において活用することにより、自らの実践を省察できるようにすると共に、課題の発見と解決を繰り返しながら学び続ける姿勢を形成します。
        • 4年間の学びの集大成である「卒業研究」や「教職実践演習」では、教育実践、及び各専修の専門分野における学術的・芸術的実践において、探究と省察を重ねることにより、教育の専門家として学び続ける姿勢とスキルを獲得します。

        (6)インクルーシブ教育の理念に基づく特別支援教育やICT教育、島しょ的地域特性や平和共生等の現代的・地域的教育課題に向き合い、保護者や地域の住民、他の専門家と共に協働して、問題解決を推進できる。

        • インクルーシブ教育の理念に基づく特別支援教育については「特別の支援を必要とする多様な子どもへの理解と支援」、ICT教育については「教育におけるICT活用」といった学部共通の必修科目において、現代的教育課題に関する認識を形成すると共に、教員として必要な対応方法を理解します。
        • 「現代的・地域的教育課題に関する科目」を断続的に履修することにより、現代社会の諸問題や沖縄独自の問題等についての基礎的な知識を獲得し、各自の専門性や課題意識の深化につなげます。また、教員としてどのように向き合い、解決に向けた実践が可能なのかについて、受講生同士で議論する機会を設けることにより、協働して問題解決するために必要なスキルを形成します。

        [学習成果の評価の方針]
         成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と本プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるように、以下の方針に則り実施します。
         各科目において成績評価の基準と成績評価の方法をシラバス中に明示し、授業の到達目標の達成度を客観的に測ることで実施します。成績評価の方法は、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告など多様な方法の中から適切な方法を選択または組み合わせて実施します。
         なお、個々の学生の4年間の学習成果については、「教職カルテ」における学生の自己評価等を用いてディプロマ・ポリシーに示した目標の達成状況を把握します。また、学部(課程)としては、学生調査結果等を組織的に検証することにより、教育課程全体について総合的に評価し、教育の質保証の継続的改善に取り組みます。

        理学部

        数理科学

        琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り本学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。

        [教育課程編成の方針]
         ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、共通教育科目、専門基礎教育科目及び専門教育科目からなる4年一貫の教育課程を体系的に編成し、講義、演習を適切に組み合わせた授業科目を開講します。教育課程については、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。
        (1)共通教育科目は、地域や世界の歴史及び現代社会の問題や諸科学の基礎について理解するため、一般教養及び語学などの科目からなります。
        (2)専門基礎教育科目は、数学の基礎科目である「微分積分学」と「線形代数学」についての講義と演習からなります。1年次の履修科目には、これらの専門基礎教育科目に加えて「数学序論」という、高校数学と大学数学のギャップを埋め、大学数学への入門となる科目も含まれます。
        (3)専門教育科目は、代数学・幾何学・解析学など数学の各分野についての講義と演習及び情報科学・応用数理についての講義と演習からなります。専門教育科目には、現代数学の理解に欠かせない代数学・幾何学・解析学の基礎理論についての講義・演習と、各分野の専門知識をより深く学ぶための講義が含まれます。
        (4)確率及び統計の知識を用いて、保険や年金といった金融商品の算定などを行う数理業務についての資格であるアクチュアリー資格の取得を目指す人のために、アクチュアリーコースを設けています。
        (5)各学年には2名の指導教員が付き、定期的に行われる年次懇談会において学業面だけでなく、生活面についても指導や意見交換を行っています。


        [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
         講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
         地域及び国際社会において自ら問題を見出し、多様な人々と協調・協働しながら解決方法を探求する学習能力を養うために、学生が主体となる実践性のある教育を行います。
        (1)少人数のゼミ形式で行われる「基礎ゼミ」など、アクティブラーニングを取り入れた教育方法を用います。
        (2)4年間を通した学習をカリキュラム・マップや履修モデルとして提示します。
        (3)基礎的な内容を扱う講義には、それに対する演習科目を配置することによって、内容についての理解の定着と問題解決のための実践力を効果的に身に付けることができるように配慮しています。
        (4)卒業研究では、数学の専門書のゼミ形式による講読が主な内容になります。これを通じて、問題解決に必要な、課題発見力、計画力、創造力等を総合的に修得することを目標とします。


        [学習成果の評価の方針]
         成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、教育課程の特性や学問分野の性質に応じ、シラバスに記載した全ての達成目標の達成度を測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に当該授業科目に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
         シラバスにおいて授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を明確に提示して客観的に評価するとともに、学生調査結果等を組織的に検証することにより、4年間の学習成果を総合的に評価し、教育の質保証の継続的改善に取り組みます。
        (1)講義科目では、主に記述式試験により、学習した知識の理解度を測ります。
        (2)演習科目では、問題の解き具合や演習への参加意欲などを評価します。
        (3)卒業研究や基礎ゼミなどゼミ形式の科目では、発表時における準備の度合い・説明の分かりやすさ・質問に対する応答の仕方などを総合的に評価します。
        (4)各学期ごとに授業アンケート調査を行い、教育の継続的改善を行います。
        (5)一人一人に対して学習達成度シートを作成し、各学期における学習の達成度についての自己評価を記入していきますので、最終的には4年間を通した学習の達成度を把握することができます。

        物理系

        琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則り本学士教育プログラムはカリキュラムを編成・実施します。

        [教育課程編成の方針]
         ディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するために、以下の方針に基づいて4年間一貫した教育課程を編成・実施します。
         共通教育科目、専門基礎教育科目及び専門教育科目を体系的に編成し、講義、演習、実験、実習を適切に組み合わせた授業科目を開講します。教育課程については、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。


        [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
         講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
         本学士教育プログラムは大別して、理論的な立場から物質と宇宙の根源に迫る「基礎物理学」、 固体、液体、気体などの物質の特異性と多様性を理論的に探究する「物性理論物理学」、実験的に探究する「物性実験物理学」の3分野からなります。これらの3分野において、個性や特性に応じた学習を行います。

        具体的には、
        (1)「共通教育」では社会人として必要な教養を身に付け、人間としての視野を広げるとともに専門を学ぶための基礎力を養います。
        (2)1年次後期からは、専門科目として物理学の基盤をなす、力学、電磁気学、量子力学、熱力学、統計力学、物理数学、物理実験学などを学びます。
        (3)物理学実験、物理実験Ⅱ、物理実験Ⅲなどにより、実験技術を身に付けます。計算機関連科目によってコンピューターに対する技能や知識を高めます。
        (4)演習科目における演習問題の解答の発表、実験科目の学期末における発表会、卒業研究の研究発表会を行うことにより、プレゼンテーション能力を身に付けます。
        (5)3年次までに修得した基礎学力を基に4年次では、基礎物理学、物性理論物理学、物性実験物理学の3分野のいずれかの研究室に所属し、卒業研究を行います。卒業研究では、セミナーによって、その分野の物理学の知識を身に付け、研究、成果の発表、まとめを通しして、論理的思考力、洞察力、発想力、独創性などを身に付けます。


        [学習成果の評価の方針]
         成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
         シラバスにおいて授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を明確に提示して客観的に評価します。また、組織的な検証により教育の質保証の継続的改善に取り組みます。

        地学系

         琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

        [教育課程編成の方針]
         ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、以下に示す方針に基づいて4年間一貫した教育課程を編成・実施します。
         共通教育科目、専門基礎科目及び専門教育科目を体系的に編成し、講義、演習、実験、実習を適切に組み合わせた授業科目を開講します。教育課程については、履修モデルやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。
        (1)共通教育科目及び専門基礎科目は、自然科学全般及び地球科学に関する基礎学力を身に付けるために編成されています。
        (2)専門教育科目では、大気圏・水圏・地圏で起きる地球科学に関する専門的な学力を身に付けるために編成されています。
        (3)専門分野の体系性に基づき固体地球コースと大気海洋コースを設けています。


        [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
         講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
         自然科学、特に海洋・亜熱帯・島嶼の地球科学に重点を置いた諸分野の教育・研究を通して、真理を愛し、自主的精神に満ち、自主的行動ができる人間として、地球環境問題や社会問題の解決に寄与できる学習能力を養うために、学生が主体となる実践性のある教育を行います。
        (1)「海洋地学実習」ではフィールド(野外)調査の基礎を習得し、琉球列島の成り立ちを理解し、自然科学の奥深さと幅広さ、面白さを体験します。
        (2)論理的な表現能力を身に付けるため、1年次の「基礎ゼミ」では日本語作文技術の向上を目指します。2年次からは、専門科目を通して、海洋・亜熱帯・島嶼の地学に重点を置いた専門的知識と技能を習得し、視野の拡大を図ります。4年次の「海洋地学セミナー」では学術研究論文の紹介を行い、過去の優れた研究や最先端技術による最新の研究成果にふれることで、柔軟な思考力を培います。また卒業論文をまとめることで、論理的な表現力を身に付けます。
        (3)プレゼンテーション能力及び自己表現力を培うため、1年次の「情報科学演習」及び「基礎ゼミ」では、効果的なプレゼン資料の作成方法を学習します。「大学英語」やその他の英語関連科目を受講し、国際化に対応できる英語でのコミュニケーション能力を身に付けます。3〜4年次の「海洋地学研究法」や「海洋地学セミナー」では、英語テキストの要約や国際学術論文の紹介を行います。
        (4)4年次の「海洋地学セミナー」や「卒業研究」では、具体的な研究テーマに主体的に取り組むことで、地球科学の理念と社会的役割を認識し、多様な情報を分析し、総合的に問題解決ができる能力を身に付けます。


        [学習成果の評価の方針]
         成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
         シラバスにおいて授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を明確に提示して客観的に評価するとともに、学生調査結果等を組織的に検証することにより、4年間の学習成果を総合的に評価し、教育の質保証の継続的改善に取り組みます。
        (1)講義科目は、毎回の授業の最後に行うショートテスト、中間試験、期末試験、レポートの成績により評価します。
        (2)演習・実験・実習は、レポートを課し、目的、観察・観測結果、考察が的確にまとめられているかを評価します。海外実習など一部の科目については、公開報告会を開き、上記に加えて、質疑応答の結果も評価に加味します。
        (3)卒業研究は、目的、先行研究、検証すべき仮説、仮説を検証するための方法、データ取得、結果、考察が的確にまとめられているかについて、公開発表会での発表と質疑の内容及び提出された論文を基に、所属全教員による評価を行います。
        (4)卒業時に学生アンケート調査を行い教育の継続的改善を行います。

        化学系

           琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。


          [教育課程編成の方針]
           ディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するために、以下の方針に基づいて4年間一貫した教育課程を編成・実施します。
           共通教育科目及び専門教育科目を体系的に編成します。カリキュラムの体系性や構造はカリキュラム・マップやナンバリング、履修プログラムによって明示され、履修計画が立てやすい仕組みとなっています。
          (1)物質の多様な反応・構造・機能を分子科学的に理解できる素養の修得を目的とし、化学の基礎となる4つの基幹分野(物理化学、有機化学、分析化学、無機化学)の講義・演習を体系的に編成・提供します。
          (2)目的に応じた実験器具や汎用機器を選択して適切な実験を計画・推進できる能力及び必要な情報・データの取捨選択・統計処理能力の修得を目的とし、上述4つの基幹分野に関する実験科目を体系的に編成・提供します。
          (3)高度な化学の専門性のみならず、亜熱帯・島嶼・海洋に関する素養を備え、地域・社会の持続的かつ普遍的な発展に寄与できる人材を育てるため、新規物質の創成や亜熱帯・島嶼・海洋の地域特性を生かした天然物・環境分野に関する講義・演習・実験・実習科目を体系的に編成・提供します。


          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
           化学的素養を基礎に幅広い分野で活躍できる人材の育成を目的として、多様な物質の反応・構造・機能を分子科学的に理解する基礎的化学のみならず、新規物質の創成や亜熱帯・島嶼・海洋の地域特性を生かした天然物・環境分野の地域特性化学を加えた総合的化学教育を行ないます。
          (1)学生は学習達成度評価シートの活用により履修状況を把握し、今後の学習計画が立てやすい仕組みとなっています。講義・演習・実験・実習を担当する教員は、各学年に配した2名の年次指導教員と密に連携し、学習達成度評価シートを参考にしながら、個々の学生のニーズに応えたきめ細かな指導・学習サポートを行います。また、大学院生によるTA制度を充実させることで、主体的学習能力の修得をサポートします。
          (2)1年次から2年次にかけては、共通教育科目を中心に履修します。さらに、専門の講義を理解するための基礎となる専門基礎教育科目である先修科目(「化学Ⅰ」、「化学Ⅱ」、「化学実験」は必修)の講義を履修します。また同時に、少人数(4~6名)による「基礎ゼミⅠ・Ⅱ」(化学系全教員が担当)を専門教育の必修科目として履修します。
          (3)2年次前期から化学のあらゆる分野の基礎となる物理化学、有機化学、分析化学、無機化学の専門必修科目の履修がスタートします。2年次後期から3年次前期には前述4分野の必修の実験科目を履修します。
          (4)2年次後期からは上記4分野の様々な専門選択科目の講義を履修することにより、幅広く化学の基礎を学びます。これに加えて、地域の特色(亜熱帯、島嶼、海洋)を活かした選択必修科目の講義を履修します。
          (5)専門選択科目のうち基礎科目に区分される科目群の講義においては、必修の講義内容について、化学の基礎である4分野それぞれのコアを形成する重要な内容を学修します。さらに発展的な内容や応用的な分野については、専門選択科目のうちの発展科目に区分される科目群において学びます。海洋化学関連の実験実習科目も発展科目に区分され、これらを履修することによって、地域の特色(亜熱帯、島嶼、海洋)を活かした化学の実験技術の修得を目指します。
          (6)3年次終了時に必要な単位を取得できていれば、4年次では系内の各研究室のいずれかに配属され、指導教員の指導のもと卒業研究を行い、1年間の研究成果を卒業研究発表会において発表し、卒業論文としてまとめます。卒業研究及びセミナーの目的は、最先端の研究を通じてその分野の専門知識を体得し、研究論文の読解力や説明能力の修得及び研究成果のプレゼンテーション能力を育むことにあります。


          [学習成果の評価の方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
           シラバスにおいて授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を明確に提示して客観的に評価するとともに、学生調査結果等を組織的に検証することにより、4年間の学修成果を総合的に評価し、教育の質保証の継続的改善に取り組みます。
          (1)講義科目は主に期末試験により評価します。科目ごとに中間試験、課題や小テストなどが演習目的で課される場合もありますが、個々の講義の評価方法はシラバスに明記されています。
          (2)実験・実習科目は主にレポートにより評価します。科目ごとにワークシートや小テストなどが演習目的で課される場合もありますが、個々の実験・実習の評価方法はシラバスに明記されています。
          (3)卒業研究の評価は、卒業研究発表会における発表(口頭発表またはポスター発表)及び卒業論文に基づいて行われます。卒業研究発表会における発表により全教員による合否判定を行い、1年間指導にあたった指導教員が総合的に評価します。

          生物系

           琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。


          [教育課程編成の方針]
           ディプロマ・ポリシーに掲げた目標を達成するために、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年一貫の教育課程を編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。
          (1)生物系で学ぶ科目には必修科目と選択科目があります。
          (2)必修科目としては、1年次に小グループで大学生活や学科・系についてのガイダンスを受けたり、専門の研究を実際にみたり、論文の読み方やディスカッションの練習をしたりなどと様々な内容を勉強する「基礎ゼミ」、3年次と4年次に専門分野の論文を読み内容を紹介する「生物学ゼミナール」、4年次に自分自身でテーマを選んで研究する「卒業研究」などがあります。
          (3)2年次からは生物学に関する選択科目を自由に選んで学ぶことができます。
          (4)講義ばかりではなく、2年次の夏休みには西表島や石垣島で陸上やマングローブ域の生物を観察する「生物学野外実習」、2年次と3年次に様々な分野の実験や観察を通して学ぶ「進化生態学実習」「熱帯生命機能学実習」「海洋生物生産学実習」ほか、いろいろな実習も受けることができます。 
          (5)高校及び中学の教員免許(理科)、博物館学芸員の資格を取得するための課程を履修することもできます。


          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
          (1)講義形式やゼミナール形式による論文の読解やディスカッション、実習形式によるフィールドワークやラボワークを通して総合的に生物学を学べる教育環境を提供します。
          (2)4年次では卒業研究を行い、学生が主体となって研究に取り組むことで問題解決に必要な力を身に付けます。


          [学習成果の評価の方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
          (1)シラバスにおいて授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を明確に提示し、客観的に評価を行います。
          (2)卒業研究の評価は、研究過程や中間発表会・最終発表会の発表内容を考慮し、総合的に行います。

          医学部

          医学

           琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。


          [教育課程編成の方針]
           ディプロマ・ポリシーを具現化した人材を育成するために、共通教育等科目、基礎医学系と臨床医学系の分野を有機的に連関させた6年一貫教育プログラムを編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。


          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
          ・  初年次教育:リベラルアーツとしての教養科目である共通教育等科目、卒業後について考えてもらうキャリア教育、医学への動機づけを高めるアーリーエクスポージャー科目を提供します。
          ・  基礎医学教育:細胞・臓器・個体の構造と機能に関する科目、臨床との関連の深い科目、社会医学科目について、講義や実習を通して体系的に学ぶことができるように、複数の講座が協同して統合科目を提供します。
          ・  臨床医学教育:医療への動機づけを維持するために、各学年でアーリーエクスポージャー科目*を開講します。臓器ごとの疾患・病態に関する科目を履修したあと、琉球大学病院及び関連教育・協力病院においてプライマリ・ケアから高度先進医療までを修得することが可能な臨床参加型臨床実習を提供します。
          ・  研究:医学に関連する科学的探究心を高めるために、積極的に研究に携わることのできるプログラムを提供します。
          ・  国際性:医学英語教育を進めるとともに、国際的な場で活躍できる医師・研究者への動機づけとなるように、医科学研究、臨床実習を海外施設で行う機会を設けます。
          *アーリーエクスポージャー科目:シミュレーション演習、外来患者付添い実習、体験学習、離島地域病院実習


          [学習成果の評価の方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
           各科目における学習到達度は、知識、技能、態度について評価します。知識に関する評価は筆記試験、口頭試問などにより行います。技能と態度に関する評価は、観察評価及び臨床技能評価により行います。
           臨床実習開始前及び臨床実習後に、知識・態度・技能について総括的評価を行います。知識に関しては知識・問題解決能力客観評価試験(CBT:computer based test)で評価します。技能・態度については客観的臨床能力試験(OSCE:objective structured clinical examination)で評価します。実習開始前並びに実習終了後の総括的評価への合格を、それぞれ臨床実習への参加要件並びに卒業要件としています。

          保健学

           琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

          [教育課程編成の方針]
          ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、共通教育及び専門基礎教育と専門教育からなる4年一貫の教育課程を編成し、カリキュラム・マップやナンバリングを用いてその体系性や構造を明示します。保健学科教育はカリキュラムを最適化するためにクォーター制を導入しています。専門分野の体系性に基づき、看護学コース、検査技術学コースの2つの履修コースを設け、ディプロマ・ポリシーを具現化した人材を育成するために専門教育カリキュラムを編成し、実施します。

          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
          両コースに共通する教育
          ・ 第1学年では2つのコースともに「保健医療職として必要な知性・教養・倫理観を養う」ことを重視します。一般教養としての共通教育科目の3つの領域(社会人となるために教養を広げるための教養領域、地域性やキャリアについて学ぶための総合領域、国際化、情報社会への対応のための基幹領域)に加え、専門基礎科目としては、ヒトの健康を様々な側面から理解するための科目群や倫理観を学びます。また、両コースに共通する専門基礎科目として保健医療職としての倫理観を養う「生命倫理学」、医療に従事する者として将来への動機づけを高めるアーリーエクスポージャーを目的としてシミュレーション演習、早期体験演習を設けています。シミュレーション演習では医学科と共に履修することで学生同士の交流を育みます。これらの講義・演習を通じてコミュニケーション・スキルや国際性、社会性及び問題解決力の基盤を形成します。

          看護学コース
          ・ 第1学年では、共通科目に加え、看護の対象理解に必要な基本的知識を修得するための基礎医学系の講義の提供、さらに、看護の基本となる知識及び技術修得のための看護学基礎領域の講義、演習及び病院、地域における臨地実習を提供します。
          ・ 第2学年では、「看護実践能力に必要な基礎的知識と技術の修得」を重視します。基礎医学科目に加え、領域別の看護学講義や演習、臨地実習を通して、看護の対象理解を深め、看護実践能力に必要な基礎的知識と技術を修得します。また、選択コース別に、保健師、助産師の実践能力に必要な基礎的知識を修得する科目を提供します。
          ・ 第3学年では、「看護実践能力を高めるための専門的知識と技術の修得」を重視します。領域別の看護学演習を通して、多様な対象のアセスメントや援助方法を学び、看護実践能力を高めるための専門的知識及び技術を修得します。また、選択コース別に、保健師、助産師、養護教諭の実践能力を高めるための専門的知識や技術を修得する科目を提供します。
          ・ 第4学年では、「看護実践能力を高めるための専門的知識と技術の統合」及び「問題解決能力、探究力、実践力、プレゼンテーション能力の修得」を重視します。3年次までに習得した専門的知識を基盤として、領域別の臨地実習で知識と技術の統合を図り、専門的知識(根拠)に基づき、対象のニーズに合わせた看護を展開(実践)する能力を修得します。また、卒業研究を通じて、科学的探究ができる資質・能力、生涯にわたって研鑽し続ける姿勢を修得します。その他、選択コース別に、保健師、助産師、養護教諭の臨地実習を提供し、知識と技術の統合を図ります。
          ・ 全学年を通して、医療保健システムや地域に存在する社会資源に関する知識を習得し、保健医療問題に看護専門職としての関わり方を学びます。それぞれの専門分野における看護職としての役割を認識し、他職種との連携に関する専門的知識を習得します。さらに臨床や地域の場での実習をとおして、現場で患者をとりまく関係者及び看護師以外の保健医療・福祉専門職者等と連携、協働を体験します。また、東南アジアを主とする諸外国に生じている健康上の課題を解決するために進められている国際的な研究や学術交流の実態と、これらの活動に加わるための基礎的な知識及び能力を修得します。

          検査技術学コース
          ・ 第1学年では、共通科目に加え、基礎医学科目を履修することにより生命や疾病の成り立ち、外因に対する生体の反応など、医学の基本かつ必須な知識を習得します。
          ・ 第2学年では「検査技術学の基盤となる専門知識の学習」を重視します。基礎医学科目に加え、検査技術学の基礎となる科目を講義と実習で提供することにより生命に関する基本的な知識とともに病因や疾病の成り立ち、病因を分析する方法、データの解析手法、分析技術等を修得します。医療保健システムや地域の医療問題の抽出、解決方法、生活環境を基盤とした疾患の成因や対策について修得します。医療保健システムや地域の医療問題の実態を体験するとともに、地域の医療問題に関する研究を通して問題解決の即応力を修得します。医療保健システムや健康増進、疾病予防のための保健福祉政策、疾病の予防や治療法、健康食品や自立支援に関する知識を身に付けます。
          ・ 第3学年では「生命科学、基礎医学から臨床医学に及ぶ幅広い知識と技術の統合」を重視します。講義では医学・検査学の応用科目を履修し、さらに、特別講義や保健技術学実習(臨地実習)にて臨床検査の専門家と接することにより、それまでに習得した知識と技術を実感すると同時に医療人としての自覚を持たせ、医療現場での将来像を描かせます。臨地実習を通じて患者や他の医療従事者とのコミュニケーション能力を培い、チーム医療の一員として他の職種と連携・協働し問題を解決する力を身に付けます。保健医療現場で遭遇する倫理問題について、医療現場の専門家と意見を交換・熟考するとともに、社会人として、医療人として必要な見識や教養を身に付けます。
          ・ 第3学年から第4学年では卒業研究にて、「問題解決能力、探究力、実践力、プレゼンテーション能力を身に付けること」を重視します。研究を通して、自ら課題を発見し、情報を収集し、実験の計画を立て、遂行・結果解析し考察する能力を獲得し、プレゼンテーション・卒業論文作成を行うことで、卒業後に専門性を活かした研究や提言のための基礎的となる能力を習得します。4年間にわたる検査技術学の総括をすることにより今まで学んできた知識・技術を有機的に結び付ける力を培い、臨床検査技師として生涯にわたって学び、探求する習慣を獲得します。

          [学習成果の評価の方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
           シラバスにおいて授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を明確に提示して客観的に評価するとともに、学生調査結果等を組織的に検証することにより4年間の学習成果を総合的に評価し、教育の質保証の継続的改善に取り組みます。
          ・ 講義科目は、試験やレポートにより評価します。
          ・ 演習・実験・実習科目は態度、レポート、試験により評価します。
          ・ 卒業研究の評価は本人のプレゼンテーション及び質疑応答、卒業論文により評価します。
          ・ 卒業時に学生アンケート調査を行い、教育の継続的改善を行います。

          工学部

          機械工学

           琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

          [教育課程編成の方針]
           工学部機械工学 学士教育プログラムでは、ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、以下に示す方針に基づいて教育課程を編成・実施します。

           本学士教育プログラムは4年制で構成されており、共通教育科目、専門基礎科目、及び専門科目を体系的に編成します。カリキュラムマップやナンバリングを用いて体系性や構造を明示します。また、グローバル化に対応したリーダーを育成するため、グローバルエンジニア(GE)プログラムを設けています。

          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
           編成方針に従い、具体的には以下のような学習内容と方法により科目を開設し、それらの具体的な科目名を明示した4年間を通したカリキュラムマップ並びに履修モデルを提示します。
          (1)1年次から4年次にかけて、多面的で幅広い共通教育科目を通して柔軟な思考や豊かな人間性を身に付け、地域、国内、国際社会に関する様々な問題を理解し、生涯を通して学び続ける姿勢を学びます。また、コミュニケーション能力を養うため、大学英語を始めとする外国語科目や日本語表現法入門を学びます。
          (2)1年次から2年次にかけて、技術者として必要な基礎学力を身に付けるため、専門基礎科目である数学、物理や、専門科目の内の基盤的な数学科目(工業数学、確率及び統計)や、工学全般と機械工学分野の広がりを理解するための入門科目(工学基礎演習、情報リテラシー等)を学びます。
          (3)2年次から3年次にかけて、機械工学の主要分野である、材料力学、材料・加工学、流体工学、熱工学、制御工学の専門科目を学びます。
          (4)1年次から3年次にかけて、ものづくりに関する演習・実験・実習科目(工学基礎演習、機械製図、材料加工学実習、機械工学実験、機械設計製図、エンジニアリングデザイン演習等)が複数開講され、グループワーク等の実践的な活動を通してチームワークやコミュニケーション・スキル、問題解決力を身に付け、自立
          したものづくり能力を養います。
          (5)4年次では、集大成的科目である卒業研究においてこれまで身に付けてきた能力を総合的に活用し、技術者に欠かせない問題解決能力やコミュニケーション能力を修得します。
          (6)GEプログラムでは、3年次から4年次にかけて、実践的な技術英語の講義・実習や、国際・地域貢献に関する講義、国際インターンシップなどの科目を学びま
          す。

          [学習成果の評価方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

          シラバスに科目ごとの授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を提示し客観的に評価します。
          (A)講義科目は、テストやレポート等により評価します。
          (B)演習・実験科目は、レポートおよびプレゼンテーション等によって評価します。
          (C)卒業研究は、進捗報告、卒業論文および最終発表によって評価します。

          エネルギー環境工学

           琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

          [教育課程編成の方針]
          工学部エネルギー環境工学 学士教育プログラムでは、ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、以下に示す方針に基づいて教育課程を編成・実施します。

           本学士教育プログラムは4年制で構成されており、共通教育科目、専門基礎科目、および専門科目を体系的に編成します。カリキュラムマップやナンバリングを用いて体系性や構造を明示します。また、グローバル化に対応したリーダーを育成するため、グローバルエンジニア(GE)プログラムを設けています。

          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
          講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
           編成方針に従い、具体的には以下のような学習内容と方法により科目を開設し、それらの具体的な科目名を明示した4年間を通したカリキュラムマップ並びに履修モデルを提示します。
          (1)1年次から4年次にかけて、多面的で幅広い共通教育科目を通して柔軟な思考や豊かな人間性を身に付け、地域、国内、国際社会に関する様々な問題を理解し,生涯を通して学び続ける姿勢を学びます。また、コミュニケーション能力を養うため、大学英語を始めとする外国語科目や日本語表現法入門を学びます。
          (2)1年次から2年次にかけて、技術者として必要な基礎学力を身に付けるため、専門基礎科目である数学、物理や、専門科目の内の基盤的な数学科目(工業数学、確率及び統計)や、工学全般と機械工学分野の広がりを理解するための入門科目(工学基礎演習、基礎情報処理等)を学びます。
          (3)2年次から3年次にかけて、機械工学をベースに、エネルギーの効率的な変換・制御、及び環境に配慮した材料に関する基礎知識を学びます。
          (4)1年次から3年次にかけて、ものづくりに関する演習・実験・実習科目(工学基礎演習、製図基礎、ものづくり基礎演習、エネルギー環境工学実験、機械設計製図、エンジニアリングデザイン演習、プロジェクトマネジメント等)が複数開講され、グループワーク等の実践的な活動を通してチームワークやコミュニケーション・スキル、問題解決力を身に付け、自立したものづくり能力を養います。
          (5)4年次では、集大成的科目である卒業研究においてこれまで身に付けてきた能力を総合的に活用し、技術者に欠かせない問題解決能力やコミュニケーション能力の修得を目指します。
          (6)GEプログラムは3年次から、実践的な技術英語の講義・実習や、国際・地域貢 
          献に関する講義、国際インターンシップなどの科目を開講します。

          [学習成果の評価方針]
          成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

           シラバスに科目ごとの授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を提示し客観的に評価します。
          (A)講義科目は、テストやレポート等により評価します。
          (B)演習・実験科目は、レポートおよびプレゼンテーション等によって評価します。
          (C)卒業研究は、進捗報告、卒業論文および最終発表によって評価します。

          電気システム工学

           琉球大学のカリキュラム・ポリシーにも基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

          [教育課程編成の方針]
           工学部電気システム工学 学士教育プログラムでは、ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、以下に示す方針に基づいて教育課程を編成・実施します。

           本学士教育プログラムは4年制で構成されており、共通教育科目、専門基礎科目、及び専門科目を体系的に編成します。カリキュラムマップやナンバリングを用いて体系性や構造を明示します。また、グローバル化に対応したリーダーを育成するため、グローバルエンジニア(GE)プログラムを設けています。

          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
           編成方針に従い、具体的には以下のような学習内容と方法により科目を開設し、それらの具体的な科目名を明示した4年間を通したカリキュラムマップ並びに履修モデルを提示します。
          (1)1年次及び2年次では、人文・社会・自然科学に関する幅広い教養及び語学力向上のための基幹科目、数学・物理等の専門基礎科目を中心に学び、専門科目の導入科目である電磁気学、回路理論について学びます。
          (2)3年次では、専門科目の電力工学、電気機器、制御工学、システム工学等について学びます。
          (3)2年次から3年次では、専門科目のエンジニアリングデザイン演習、電気電子基礎実験、電気電子応用実験を履修し、測定機器の使用方法やレポートの作成方法について学びます。
          (4)4年次における卒業研究では、課題解決を通して、研究発表と卒業論文の作成について学びます。
          (5)GEプログラムでは、実践的な英語技術の講義・実習や、国際・地域貢献に関する講義、国際インターンシップ等の科目を学びます。
           
          [学習成果の評価の方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
           シラバスに科目ごとの授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を提示し客観的に評価します。
          (A)講義科目は、テストやレポート等により評価します。
          (B)演習・実験科目は、レポートおよびプレゼンテーション等によって評価します。
          (C)卒業研究は、進捗報告、卒業論文および最終発表によって評価します。

          電子情報通信

           琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

          [教育課程編成の方針]
           工学部社会基盤デザイン 学士教育プログラムでは、ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、以下に示す方針に基づいて教育課程を編成・実施します。

           本学士教育プログラムは4年制で構成されており、共通教育科目、専門基礎科目、及び専門科目を体系的に編成します。カリキュラムマップやナンバリングを用いて体系性や構造を明示します。また、グローバル化に対応したリーダーを育成するため、グローバルエンジニア(GE)プログラムを設けています。

          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
          編成方針に従い、具体的には以下のような学習内容と方法により科目を開設し、それらの具体的な科目名を明示した4年間を通したカリキュラムマップ並びに履修モデルを提示します。
          (1)1年次及び2年次は、人文・社会・自然科学に関する幅広い教養及び語学力向上のための基幹科目、数学・物理等の専門基礎科目を中心に学び、専門教育の導入科目である基礎流体力学を学びます。
          (2)2年次では、社会基盤デザインの専門科目である社会システム計画学、構造力学、水理学、土質力学、建設材料学、情報処理解析法、測量学などを学びます。
          (3)3年次では、社会基盤デザインの応用専門科目である都市地域計画、減災計画、鋼構造工学、河川工学、海岸工学、地盤工学、コンクリート構造工学、社会基盤デザイン実験、マテリアルズ・インフォマティクスなどを学びます。また、幅広い知識と複眼的な視点を身に付けることを目的に、工学科の他コースの専門基礎を学びます。
          (4)4年次では、卒業研究を通して、これまで身に付けてきた知識を活用する能力を身に付けるとともに、課題発見・解決能力及びコミュニケーション能力を身に付けます。専門科目では、英語で書かれた論文などの専門書を読み、内容を理解する能力を修得します。
          (5)GEプログラムでは、技術英語や国際インターンシップを通じて英語を使ったコミュニケーション能力を学び、国際協力論や地域創生論などの専門科目により時代のニーズに貢献できる能力を身に付けます。

          [学習成果の評価方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
           シラバスに科目ごとの授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を提示し客観的に評価する。
          (A)講義・演習科目は、テストやレポート等により点数化して評価します。
          (B)実験・実習科目は、レポートおよびプレゼンテーション等よって評価します。
          (C)卒業研究は、進捗報告、卒業論文および最終発表によって評価します。

          社会基盤デザイン

           琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

          [教育課程編成の方針]
           工学部社会基盤デザイン 学士教育プログラムでは、ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、以下に示す方針に基づいて教育課程を編成・実施します。

           本学士教育プログラムは4年制で構成されており、共通教育科目、専門基礎科目、及び専門科目を体系的に編成します。カリキュラムマップやナンバリングを用いて体系性や構造を明示します。また、グローバル化に対応したリーダーを育成するため、グローバルエンジニア(GE)プログラムを設けています。

          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
           編成方針に従い、具体的には以下のような学習内容と方法により科目を開設し、それらの具体的な科目名を明示した4年間を通したカリキュラムマップ並びに履修モデルを提示します。
          (1)1年次及び2年次は、人文・社会・自然科学に関する幅広い教養及び語学力向上のための基幹科目、数学・物理等の専門基礎科目を中心に学び、専門教育の導入科目である基礎流体力学を学びます。
          (2)2年次では、社会基盤デザインの専門科目である社会システム計画学、構造力学、水理学、土質力学、建設材料学、情報処理解析法、測量学などを学びます。
          (3)3年次では、社会基盤デザインの応用専門科目である都市地域計画、減災計画、鋼構造工学、河川工学、海岸工学、地盤工学、コンクリート構造工学、社会基盤デザイン実験、マテリアルズ・インフォマティクスなどを学びます。また、幅広い知識と複眼的な視点を身に付けることを目的に、工学科の他コースの専門基礎を学びます。
          (4)4年次では、卒業研究を通して、これまで身に付けてきた知識を活用する能力を身に付けるとともに、課題発見・解決能力及びコミュニケーション能力を身に付けます。専門科目では、英語で書かれた論文などの専門書を読み、内容を理解する能力を修得します。
          (5)GEプログラムでは、技術英語や国際インターンシップを通じて英語を使ったコミュニケーション能力を学び、国際協力論や地域創生論などの専門科目により時代のニーズに貢献できる能力を身に付けます。

          [学習成果の評価方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
           シラバスに科目ごとの授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を提示し客観的に評価する。
          (A)講義・演習科目は、テストやレポート等により点数化して評価します。
          (B)実験・実習科目は、レポートおよびプレゼンテーション等よって評価します。
          (C)卒業研究は、進捗報告、卒業論文および最終発表によって評価します。

          建築学

           琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

          [教育課程編成の方針]
           工学部建築学 学士教育プログラムでは、ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、以下に示す方針に基づいて教育課程を編成・実施します。

           本学士教育プログラムは4年制で構成されており、共通教育科目、専門基礎科目、及び専門科目を体系的に編成します。カリキュラムマップやナンバリングを用いて体系性や構造を明示します。また、グローバル化に対応したリーダーを育成するため、グローバルエンジニア(GE)プログラムを設けています。

          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
           編成方針に従い、具体的には以下のような学習内容と方法により科目を開設し、それらの具体的な科目名を明示した4年間を通したカリキュラムマップ並びに履修モデルを提示します。
          (1) 1年次及び2年次においては多面的な文化、社会、自然環境等を幅広く学ぶ教養領域科目、言語、コミュニケーション、表現力を修得する基幹領域科目、専門分野の学習の基礎となる物理学、数学、化学を学ぶとともに、工学及び建築学の基礎となる科目を履修します。
          (2) 2年次後期と3年次を中心に建築学の各分野の骨格的な内容を修得する科目を履修し、基本的な計画、設計、要素技術の理解と課題解決能力を身に付けます。3年次後期以降は建築学の専門家としての社会における職能や役割、責任を理解する科目(建築法規、技術者倫理等)も履修します。
          (3) GEプログラムは3年次にから、実践的な英語技術の講義・実習や、国際・地域貢献に関する講義、国際インターンシップなどの科目を開講します。
          (4) 4年次では自立した技術者を目指して、それまでに修得した専門知識を課題解決に向けて応用、発展させ、その成果を集成、発表する機会として、卒業設計又は卒業研究に取り組みます。

          [学習成果の評価の方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
           シラバスに科目ごとの授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を提示し客観的に評価します。
          (A)講義・演習科目は、テストやレポート等により点数化して評価します。
          (B)実験・実習科目は、レポートおよびプレゼンテーション等によって評価します。
          (C)卒業設計又は卒業研究は、進捗報告、設計課題の提出物、卒業論文および最終発表によって評価します。

          知能情報

           琉球大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

          [教育課程編成の方針]
           工学部知能情報 学士教育プログラムでは、ディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、以下に示す方針に基づいて教育課程を編成・実施します。

           本学士教育プログラムは4年制で構成されており、共通教育科目、専門基礎科目、及び専門科目を体系的に編成します。カリキュラムマップやナンバリングを用いて体系性や構造を明示します。また、グローバル化に対応したリーダーを育成するため、グローバルエンジニア(GE)プログラムを設けています。

          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。
           編成方針に従い、具体的には以下のような学習内容と方法により科目を開設し、それらの具体的な科目名を明示した4年間を通したカリキュラムマップ並びに履修モデルを提示します。
          (1)1年次から3年次にかけて提供される総合力演習科目(工学基礎演習、キャリアデザイン入門、プロジェクトデザイン、キャリアデザイン)の履修を通して、自律性、社会性、コミュニケーション能力を重点的に身に付けます。
          (2)1年次及び2年次において、専門基礎科目、数学基礎科目(工業数学Ⅰ、工業数学Ⅱ、離散数学)及び知能情報コア科目群を履修することで、知能情報学を学習していく上で必要とされる基礎学力、知能情報学の専門基礎知識及びスキルを修得します。
          (3)共通教育の外国語科目に加えて、3・4年次に専門科目として提供される技術英語I〜III、ICT実践英語I、II等を履修することで、外国語によるコミュニケーション能力を修得します。
          (4)1年次、2年次の総合力演習科目の中の課題解決型グループ演習科目、3年次の知能情報総合実験、エンジニアリングデザイン演習を通して、課題解決能力、協調性、柔軟性を修得します。
          (5)1年次から4年次にかけて、共通教育科目(教養・総合領域)を履修することで、幅広い教養と柔軟な思考力を身に付けます。
          (6)3年次から4年次にかけて提供される知能情報専門科目、セミナーI、同II、卒業研究I、同II等を通して、知能情報学分野のより深い専門知識と先端技術を修得します。
          (7)GEプログラムでは3年次から、実践的な英語技術の講義・実習や、国際・地域貢献に関する講義、国際インターンシップなどの科目を開講します。

          [学習成果の評価方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

           シラバスに科目ごとの授業内容と方法、達成目標、評価基準と評価方法を提示し客観的に評価します。
          (A)講義科目は、テストやレポート等により評価します。
          (B)演習・実験科目は、レポートおよびプレゼンテーション等によって評価します。
          (C)卒業研究は、進捗報告、卒業論文および最終発表によって評価します。

          農学部

          亜熱帯地域農学

           琉球大学のカリキュラム・ポリシーにもとづき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

          [教育課程編成の方針]
           亜熱帯地域農学 学士教育プログラムではディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、以下に示す方針に基づいて4年間一貫した教育課程を編成・実施します。

          1. 共通教育科目、専門基礎科目及び専門教育科目を順次性のある体系的なカリキュラムを編成します。
          2. 教育課程については、カリキュラム・マップや履修モデルを用いてその体系性や構造を明示します。
          3. 専門分野の体系性に基づき4つの教育コースを設けます

          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。

          1. 1-2年次では、共通教育(教養・総合領域)を履修し、人文・社会・自然科学の諸科学の内容や特有な課題に精通し、また、専門基礎教育による自然科学に関する講義・実験科目を通し、問題解決に必要な固有の知識や方法を身に付け、それらを現代的状況へ応用できる能力を養い21世紀型市民としての教養を修得します。
          2. 1-2年次では、共通教育(基幹領域)の履修を通し、外国語や情報科学の知識を修得し、多様な情報を受け取り、自らの考えを的確に伝える能力を身に付けます。
          3. 初年次教育科目(「食・農・環境概論」、「基礎フィールド実習」)を履修し、農学の安定的・持続的生物生産、環境保全及び生物資源の有効利用についての知識を修得し、食料問題、環境問題の解決策及び農業のあり方について考えるとともに、農業・林業・畜産業を実際に体験し農学の基礎を身に付け、大学で学ぶ意義を理解し、自律的で協働して学ぶ態度を身に付け、農学の社会的責任を理解します。
          4. 2-3年次では、学科共通(コア)科目を履修し、亜熱帯地域社会における自然と農との調和に配慮した持続的農業に関する理解を深めます。選択科目等を通した講義や実験・実習を通し専門知識の活用を具体的に理解し、亜熱帯地域農学の知識を活用し社会からの要求を確実に捉え、かつ、分野横断的に、農学全体の内容を学修し、問題に総合的に取り組む能力を身に付けます。コース必修科目の履修により、分野に特有な専門的な知識を修得します。
          5. 3年次の「キャリアディベロップメント」、「キャリア実習」の科目は、学問が現場で展開される場面を体験しながら、卒業後のキャリアプランを考え社会の一員としての責任を認識します。
          6. 4年次では、卒業論文を通して問題解決に向かって自立的・計画的に行動し、多様な情報を分析し、総合的に問題解決をすることができる能力を身に付けるとともに、技術者・研究者として専門能力の向上を自主的に励み、問題を見出し解決する能力を身に付けます。

          [学習成果の評価の方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

          1. 授業の方法・内容などや学習の成果に係る評価基準等をシラバス等で明確に提示し、4年間の学習成果を総合的に評価します。
          2. 基本的に講義科目では修得した知識の理解度を、実験・実習・演習科目では知識を応用できる能力や専門技術・技能の習熟度を評価します。
          3. シラバスに記載した到達目標を、試験、レポート、学習記録及び発表・報告等、多様な方法の中から適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
          4. 学習成果の集大成となる卒業研究では知識・技術を利用して実際に問題解決に近づくことができるかを卒業論文の内容等から評価します。
          5. 学習成果を適切に評価・検証することで、教育課程の継続的改善に取り組みます。

          亜熱帯農林環境科学

          琉球大学のカリキュラム・ポリシーにもとづき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

          [教育課程編成の方針]
           亜熱帯農林環境科学 学士教育プログラムではディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、以下に示す方針に基づいて4年間一貫した教育課程を編成・実施します。

          1.共通教育科目、専門基礎科目及び専門教育科目を順次性のある体系的なカリキュラムを編成します。
          2.教育課程については、カリキュラム・マップや履修モデルを用いてその体系性や構造を明示します。
          3.専門分野の体系性に基づき4つの教育コースを設けます。

          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目等に分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。

          1. 1-2年次では、共通教育(教養・総合領域)を履修し、人文・社会・自然科学の諸科学の内容や特有な課題に精通し、また、専門基礎教育による自然科学に関する講義・実験科目を通し、問題解決に必要な固有の知識や方法を身に付け、それらを現代的状況へ応用できる能力を養い21世紀型市民としての教養を修得します。
          2. 1-2年次では、共通教育(基幹領域)の履修を通し、外国語や情報科学の知識を修得し、多様な情報を受け取り、自らの考えを的確に伝える能力を身に付けます。
          3. 初年次教育科目(「食・農・環境概論」、「基礎フィールド実習」)を履修し、農学の安定的・持続的生物生産、環境保全及び生物資源の有効利用についての知識を修得し、食料問題、環境問題の解決策及び農業のあり方について考えるとともに、農業・林業・畜産業を実際に体験し農学の基礎を身に付け、大学で学ぶ意義を理解し、自律的で協働して学ぶ態度を身に付け、農学の社会的責任を理解します。
          4. 2-3年次では、学科共通(コア)科目を履修し、沖縄及び亜熱帯地域の自然やこれらの地域で営まれる人間活動を理解し、亜熱帯農林環境科学の知識を活用し社会の抱える問題に総合的に取り組む能力を養います。さらに、各コース必修科目の履修を通し、レベルの高い専門知識を身に付け、専門的職業人として問題解決をすることができる能力を身に付けます。
          5. 3年次の「キャリアディベロップメント」、「キャリア実習」の科目は、学問が現場で展開される場面を体験しながら、卒業後のキャリアプランを考え社会の一員としての責任を認識します。
          6. 4年次では、卒業論文を通して問題解決に向かって自立的・計画的に行動し、多様な情報を分析し、総合的に問題解決をすることができる能力を身に付けるとともに、技術者・研究者として専門能力の向上を自主的に励み、問題を見出し解決する能力を身に付けます。

          [学習成果の評価の方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

            1. 授業の方法・内容などや学習の成果に係る評価基準等をシラバス等で明確に提示し、4年間の学習成果を総合的に評価します。
            2. 基本的に講義科目では修得した知識の理解度を、実験・実習・演習科目では知識を応用できる能力や専門技術・技能の習熟度を評価します。
            3. シラバスに記載した到達目標を、試験、レポート、学習記録及び発表・報告等、多様な方法の中から適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
            4. 学習成果の集大成となる卒業研究では知識・技術を利用して実際に問題解決に近づくことができるかを卒業論文の内容等から評価します。
            5. 学習成果を適切に評価・検証することで、教育課程の継続的改善に取り組みます。

          地域農業工学

          琉球大学のカリキュラム・ポリシーにもとづき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

          [教育課程編成の方針]
           地域農学工学 学士教育プログラムではディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、以下に示す方針に基づいて4年間一貫した教育課程を編成・実施します。

          1. 共通教育科目、専門基礎科目及び専門教育科目を順次性のある体系的なカリキュラムを編成します。
          2. 教育課程については、カリキュラム・マップや履修モデルを用いてその体系性や構造を明示します。
          3. 専門分野の体系性に基づき2つの教育コースを設けます。

          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。

          1. 1-2年次では、共通教育(教養・総合領域)を履修し、人文・社会・自然科学の諸科学の内容や特有な課題に精通し、また、専門基礎教育による自然科学に関する講義・実験科目を通し、問題解決に必要な固有の知識や方法を身に付け、それらを現代的状況へ応用できる能力を養い21世紀型市民としての教養を修得します。
          2. 1-2年次では、共通教育(基幹領域)の履修を通し、外国語や情報科学の知識を修得し、多様な情報を受け取り、自らの考えを的確に伝える能力を身に付けます。
          3. 初年次教育科目(「食・農・環境概論」、「基礎フィールド実習」)を履修し、農学の安定的・持続的生物生産、環境保全及び生物資源の有効利用についての知識を修得し、食料問題、環境問題の解決策及び農業のあり方について考えるとともに、農業・林業・畜産業を実際に体験し農学の基礎を身に付け、大学で学ぶ意義を理解し、自律的で協働して学ぶ態度を身に付け、農学の社会的責任を理解します。
          4. 2-3年次では、学科共通(コア)科目を履修し、地域農業工学の原理・理論・法則を理解するとともに亜熱帯島嶼環境での農業・農村環境について理解を深めます。選択科目等を通した実際現場での事例の学習や実験・実習の経験を通し専門知識の活用を具体的に理解し、地域農業工学の知識を活用し社会からの要求を確実に捉え、かつ、分野横断的に、農学全体の内容を学修し、問題に総合的に取り組む能力を身に付けます。コース必修科目の履修により、分野に特有な専門的な知識を修得します。
          5. 3年次の「キャリアディベロップメント」、「キャリア実習」の科目は、学問が現場で展開される場面を体験しながら、卒業後のキャリアプランを考え社会の一員としての責任を認識します。
          6. 4年次では、卒業論文を通して問題解決に向かって自立的・計画的に行動し、多様な情報を分析し、総合的に問題解決をすることができる能力を身に付けるとともに、技術者・研究者として専門能力の向上を自主的に励み、問題を見出し解決する能力を身に付けます。

          [学習成果の評価の方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

          1. 授業の方法・内容などや学習の成果に係る評価基準等をシラバス等で明確に提示し、4年間の学習成果を総合的に評価します。
          2. 基本的に講義科目では修得した知識の理解度を、実験・実習・演習科目では知識を応用できる能力や専門技術・技能の習熟度を評価します。
          3. シラバスに記載した到達目標を、試験、レポート、学習記録及び発表・報告等、多様な方法の中から適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
          4. 学習成果の集大成となる卒業研究では知識・技術を利用して実際に問題解決に近づくことができるかを卒業論文の内容等から評価します。
          5. 学習成果を適切に評価・検証することで、教育課程の継続的改善に取り組みます。

          亜熱帯生物資源科学

          琉球大学のカリキュラム・ポリシーにもとづき、以下の方針に則りカリキュラムを編成・実施します。

          [教育課程編成の方針]
           亜熱帯生物資源科学  学士教育プログラムではディプロマ・ポリシーに掲げた人材育成の目標を達成するために、以下に示す方針に基づいて4年間一貫した教育課程を編成・実施します。

          1. 共通教育科目、専門基礎科目及び専門教育科目を順次性のある体系的なカリキュラムを編成します。
          2. 教育課程については、カリキュラム・マップや履修モデルを用いてその体系性や構造を明示します。
          3. 専門分野の体系性に基づき4つの教育コースを設けます。

          [教育課程における教育・学習方法に関する方針]
           講義・演習・実験・実習・実技などの適切な授業形態を組み合わせ、各授業科目を必修科目、選択科目などに分け各年次に配当し、授業形態に応じて、学生が主体的な学びを実践できるよう効果的な教育方法を取り入れます。

          1. 1-2年次では、共通教育(教養・総合領域)を履修し、人文・社会・自然科学の諸科学の内容や特有な課題に精通し、また、専門基礎教育による自然科学に関する講義・実験科目を通し、問題解決に必要な固有の知識や方法を身に付け、それらを現代的状況へ応用できる能力を養い21世紀型市民としての教養を修得します。
          2. 1-2年次では、共通教育(基幹領域)の履修を通し、外国語や情報科学の知識を修得し、多様な情報を受け取り、自らの考えを的確に伝える能力を身に付けます。
          3. 初年次教育科目(「食・農・環境概論」、「基礎フィールド実習」)を履修し、農学の安定的・持続的生物生産、環境保全及び生物資源の有効利用についての知識を修得し、食料問題、環境問題の解決策及び農業のあり方について考えるとともに、農業・林業・畜産業を実際に体験し農学の基礎を身に付け、大学で学ぶ意義を理解し、自律的で協働して学ぶ態度を身に付け、農学の社会的責任を理解します。また、健康栄養科学コースでは、さらに「栄養学」等を履修し、栄養士としての基礎を身に付け、栄養の指導を担う社会的責任を理解します。
          4. 2-3年次では、学科共通(コア)科目を履修し、亜熱帯地域社会の要求を認識するために総合的な農学基礎理論を修得します。コース提供科目の履修により、専門分野の基礎から応用までの知識を自ら総括し、亜熱帯生物資源科学に関する問題を総合的に解決する能力を身に付け、社会の要求に対応し理論や技術を活用できる専門職業人としての実践力を身に付けます。
          5. 3年次の「キャリアディベロップメント」、「キャリア実習」若しくは「校外実習」の科目は、学問が現場で展開される場面を体験しながら、卒業後のキャリアプランを考え社会の一員としての責任を認識します。
          6. 4年次では、卒業論文を通して問題解決に向かって自立的・計画的に行動し、多様な情報を分析し、総合的に問題解決をすることができる能力を身に付けるとともに、技術者・研究者として専門能力の向上を自主的に励み、問題を見出し解決する能力を身に付けます。

          [学習成果の評価の方針]
           成績評価は、「琉球大学における成績評価に関するガイドライン」に基づき、授業科目の達成目標と教育プログラムの学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)との関連を示し、基準となる目標に達成したかを測定できるよう、定期試験、小テスト、レポート、実演、学習記録及び発表・報告等、多面的に適切な方法を選択又は組み合わせて行います。

          1. 授業の方法・内容などや学習の成果に係る評価基準等をシラバス等で明確に提示し、4年間の学習成果を総合的に評価します。
          2. 基本的に講義科目では修得した知識の理解度を、実験・実習・演習科目では知識を応用できる能力や専門技術・技能の習熟度を評価します。
          3. シラバスに記載した到達目標を、試験、レポート、学習記録及び発表・報告等、多様な方法の中から適切な方法を選択又は組み合わせて行います。
          4. 学習成果の集大成となる卒業研究では知識・技術を利用して実際に問題解決に近づくことができるかを卒業論文の内容等から評価します。
          5. 学習成果を適切に評価・検証することで、教育課程の継続的改善に取り組みます。