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大学院教育プログラムにおける教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

人文社会科学研究科 博士前期課程 総合社会システム 人間科学 国際言語文化
博士後期課程 比較地域文化
観光科学研究科 修士課程 観光科学
教育学研究科 修士課程 学校教育(学校教育、特別支援教育、教科教育)
専門職学位課程 高度教職実践
医学研究科 修士課程 医科学 医学
博士課程 医科学 医学
保健学研究科 博士前期課程 保健学
博士後期課程 保健学
理工学研究科 博士前期課程 機械システム工学 環境建設工学 電気電子工学
情報工学 数理科学 物質地球科学 海洋自然科学
博士後期課程 生産エネルギー工学 総合知能工学 海洋環境学
農学研究科 修士課程 亜熱帯農学
法務研究科 専門職学位課程 法務
人文社会科学研究科

総合社会システム

現代の社会システムは、従来の社会科学の各分野が単独では解明できないほど複雑化・多様化している。総合社会システム専攻は、このような現代社会を1つのシステムとして捉え、多角的な視点から法律、経済、経営、政策科学に関する諸現象を体系的に解明し、新しい共生社会の建設に貢献できる専門的・実践的教育研究を行い、社会科学的素養と国際的な共生感覚を備え、地域社会の発展に貢献できる高度専門職業人の育成を目的としている。そのための方法として、実務法学、経済システム、経営管理、政策科学の4領域を拠り所としながら、社会システムの相互作用により生起する諸問題を統合的に理解する教育研究を行う。

人間科学

国際化、流動化、高度情報化、科学技術の高度化などに伴って生じる人間関系の複雑化や価値の多様化、人口構造の急速な高齢化、地球規模の環境破壊といった諸状況に対して柔軟に対応しうる、高度な社会的・文化的分析能力と実践的判断能力を有し、加えて琉球列島もその典型である、島嶼社会の持続的発展に寄与しうる高度専門職業人の育成を目的とする。そのための方法として、総体的には、人間及びその集合的生活形態である社会や文化を直接フィールドワークの対象としながら、具体的には、人間行動、人間社会、歴史学・人類学、島嶼研究、臨床心理学の5領域を拠り所にしながら、理論的・実践的な教育研究を行う。

国際言語文化

科学技術の高度化に伴う情報の国際化や異文化交流が急速に進展する今日の社会では、様々な領域において、地球的規模での人的交流が進行し、人間の文化や価値もますます多様化している。人間を取り巻く社会及び地球の環境がこのように複雑化、多様化していく中で、本専攻は、琉球やアジア、そして欧米の言語、文学、歴史、文化、コミュニケーション等の諸分野を有機的に連携させた学際的教育研究を行うことにより、グローバルな視点で諸問題に取り組み解決する能力を有し、地域社会はもとより国際社会(特にアジアや環太平洋地域)でも活躍しうる高度専門職業人及び研究者の養成を目指す。具体的には、琉球アジア文化、欧米文化、そして言語コミュニケーションの3つの教育研究領域のそれぞれにおいて、沖縄やアジアの言語、文学、文化、欧米の言語や文化、そしてコミュニケーションなどを対象とした教育研究を行う。また、高度な異文化理解と外国語運用能力を基礎として、国際的な場で活躍できる人材の養成を目指す教育研究を行う。

比較地域文化

本専攻では、本専攻の目的に従って、次の①及び②の方針に基づいて教育課程を編成している。

  • ① 本専攻の教育課程は、「琉球・沖縄」、「アジア」、「太平洋地域」、「比較」をキーワードに、高度な理論と実践的能力を備えた人文社会科学分野の研究者及び専門職業人を養成する。
  • ② 本専攻の教育課程は、専門分野における高度の研究能力と多様な知見と関心を修得しながら、他の研究分野と交流できる開かれた知性を有する人材を養成する。
観光科学研究科

観光科学

本研究科では、観光科学の立場から観光事象をとらえ、持続可能な観光振興・開発をリードできるリーダーシップと専門性を兼備し、国内外で活躍できる高度専門職業人を養成することを目的としています。そのために、サステナブルツーリズム概念を基盤に、デベロップメント、ビジネス、リソースマネジメントの三分野を柱とした以下の科目群により、基礎から実践的な要素まで習得できるカリキュラムを設けています。

  • ■概論科目群:文理融合的観光の基礎知識を修得します。
  • ■特論科目群:専門的理論を修得します。
  • ■演習科目群:理論に基づき分析し、問題解決に導く応用分析力を修得します。
  • ■特別研究:修士論文を作成します。
教育学研究科

学校教育

学校教育大学院プログラム共通の必修科目である「学校教育の理論と実践(ⅠとⅡ)」および「協働実践研究(Ⅰ)」の履修と、つぎの3つの専攻に分けた履修体系を構成しています。


  • 学校教育専攻
  • 教育学コースと心理学コースに分かれ、学校教育をめぐる種々の問題を、理論的な側面からだけではなく、教育実践的な側面からも追究し、理論と実践とを往還させた学びを行ないます。


  • 特別支援教育専攻
  • インクルーシブ教育に関する最新の基礎理論と正しい科学的知識を習得し、理論と実践の往還を常に意識して、科学的根拠に基づいた実践の検証と提案ができるようなスクールリーダーの養成を目指します。


  • 教科教育専攻
  • 専攻共通科目である「協働実践研究(Ⅱ)」の履修と、教科別の専修・領域ごとに分かれた履修体系を構成しています。

高度教職実践

教職大学院で開講する授業科目は、そのすべてにおいて、問題や対象を合理的かつ多面的に捉える力、自らの行動の結果や児童の様子などを反省的にとらえる力を高めることを念頭に置きながら授業を展開する。

理論と実践の融合を強く意識した教員養成を担保するため、授業内容に関連した課題を学生が出し合うことを出発点とする。さらにはその課題を教育実習時に意識するように促し、観察実習における観察時により深層にある課題を意識することにつなげ、理論に基づいた課題の克服を明確に意識した教壇実習を展開する。授業科目、教育実習科目、課題研究を相互に関連づけられるように適切に配置する。共通科目は、現代における教育課題に対応できる高度職業人として必要な知識を実践的に学ぶ科目と、沖縄県の教育課題に関わる問題や理論について深く学んでいく科目からなる。選択科目は、学習指導に関する科目群、生徒指導に関する科目群、組織運営科目群、学校経営科目群の4群を設ける。院生は、2つの科目群を中心に履修することで、ある程度の広さを持ちつつも特定分野に深まりを持つ。教育実習は、学卒院生のみならず現職院生も2年間で400時間を行うことで、個人の力量形成を行うと共に、勤務校、地域、沖縄県の教育課題の解決を念頭におく。課題研究は、学校レベル、地域レベル、県レベルの課題を念頭に、各自がテーマを設定し、2年間かけてその解決のための研究を行う。共通科目や選択科目での学修内容を活かすとともに、自分のテーマにかかわる先行実践や先行研究を丁寧にリサーチすることで、テーマに対する幅広い理解を踏まえて自らの解決策を模索する。その成果は2年次の実習において検証し、最終的には報告書にまとめる。このように、授業科目と教育実習と課題研究を密接に関係させることで、理論と実践の融合を担保する。

医学研究科

医科学 医学

  • 1.研究分野間の有機的な連携による教育体制を構築する。
  • 2.包括的で多様な知識や技術獲得を促す学生指導を行う。
  • 3.国際的な活躍、かつ、リーダーシップを発揮する高度な人材を育成するため、異分野横断的な大学院プログラムを展開する。
  • 4.最新の生命科学の知識を提供する。
保健学研究科

保健学

(博士前期課程・博士後期課程共通)

本研究科は、保健学分野の研究者及び指導者を養成するために、看護学・検査学の融合した幅広い教育体制を構築する。学位論文指導を通して研究遂行能力のみならず、高い倫理観を涵養する。また、国際医療人材養成のための特別コース(Okinawa Global Health Science)を開設する。


(博士前期課程)

  • 1.保健学分野の幅広い領域に対応できる能力を習得するため、基盤となる専攻共通科目を開講する。
  • 2.沖縄の特長を活かして、島嶼地域医療及び亜熱帯地域における感染症対策などの高度な専門性や実践力を身につけるために必要な科目を開講する。
  • 3.高度な実践力、研究能力を有する看護職育成のための高度専門看護師養成コースを開講する。

(博士後期課程)

  • 1.国際的な活躍、かつ、リーダーシップを発揮する高度な人材を育成するため、異分野横断的な大学院プログラムを展開するとともに、英語による研究能力・実務能力獲得を強化し、かつ、異文化理解を促す。
  • 2.最新の生命科学・社会科学の知識を提供する。
理工学研究科

機械システム工学

機械工学及びその関連分野の専門的な教育を系統的に行うようにカリキュラムを編成している。原則として、1年次前期で機械工学全般に関わる高度の専門知識を総合的に履修し、1年次後期と2年次で各自の専門に関して体系的な知識を修得することを念頭においている。また、特別演習や特別研究を通して、問題解決能力、数理解析能力、応用能力等を養うことが>できる。授業等において、英語による教育を受け、国際的な視野に立った専門的な能力が養える。そして、「学習教育目標」に関連して以下の項目を設定し、教育カリキュラムが編成さ>れている。

  • (A) 機械工学に関する深い専門知識
  • (B) 課題設定及び調査能力
  • (C) 課題達成及び改善能力
  • (D) 合理的考察及び説明能力

環境建設工学

土木工学や建築学の高度で実務的な専門知識を修得するために、1年次及び2年次前期を中心に各分野の特論を体系的に履修する。それらの知識を基盤として、1年次から2年次を通して特別演習と特別研究を指導教員のもとで一環して取り組み、その成果を2年次において修士論文としてとりまとめる。

各專門分野が提供する特論、特別演習及び特別研究を通じて、問題解決能力と高度で実践的な数理解析能力及び適用・応用能力を身に付ける。

英語による授業の履修、英語によるディスカッションやプレゼンテーションを通じて、英語によるコミュニケーション能力及び発表能力を高める。

さらに、倫理関連科目や特別演習と特別研究の履修を通じて技術者倫理及び研究者倫理を高める。そのための一環した科目提供及び高度な研究遂行の体制を維持する。

電気電子工学

電気電子工学専攻の人材養成の目的を達成するために、以下の方針に基づいてカリキュラムを編成している。

  • (1) 特別研究、特別演習を必修科目とし(修士論文の作成を含む)、配属された研究室において、指導教員の指導の下、研究を行うことにより、専門分野の知識・能力を深め、また、応用力・実践力さらに表現力、コミュニケーション能力などを修得させる。
  • (2) 電磁エネルギー工学、電子物性工学、電子システム工学の3つの分野で教育課程を構成し、電気電子工学の全般的な専門知識を修得させる。

情報工学

(A)-(D)の「学習教育目標」を達成するために、5系統の科目群を提供している。

各科目群では、

  • (1) 特別研究、特別演習を通して、主に学習教育目標(C)の課題発見から解決までの専門能力を養う。
  • (2) 基幹科目を通して、主に学習教育目標(A)の情報工学分野の深い知識を養う。
  • (3) 応用科目を通して、主に学習教育目標(C)の情報工学分野の応用力を養う。
  • (4) 実践科目を通して、主に学習教育目標(B)及び(D)の異分野理解と柔軟性、コミュニケーション能力やリーダシップを養う。
  • (5) 関連科目を通して、主に学習教育目標(B)の関連分野に対する広い視野を養う。

数理科学

数理科学分野の教育・研究を通して現代社会に貢献できる人材を育成するために、以下のような方針でカリキュラムを編成しています。

  • (1) 学部で学んだ数理科学に関する基礎的な素養をもとに、特定分野の専門的な知識を授けます。
  • (2) 具体的な問題に対して、修得した専門的知識を適用することによって問題を解決していく、という能力を身につけられるように指導を行います。
  • (3) アクチュアリーといった専門職の育成を目的とするアクチュアリーコースを設けています。

物質地球科学

本専攻の人材養成の目的を達成するために、特別演習と特別研究を中心に講義やセミナーなどの多様なカリキュラムを用意しています。学生は、研究成果をまとめて、修士論文として発表するなかで、研究者倫理を学ぶとともに、物理学や地球科学に関する研究を遂行するのに必要な専門知識・研究手法・論理的な思考・問題解決能力・情報収集力・発表力等を修得することができます。

海洋自然科学

学術論文を読んで研究に役立てる能力を身につけ、実際の研究やその研究成果の学会等での発表を通して、専門知識やコミュニケーション能力を養います。さらに、修士論文の作成を通して、学術論文の作成法を学びます。講義を含め総合的に学習し、独創的な研究を遂行する能力を養います。

生産エネルギー工学

生産エネルギー工学専攻では、学位授与の方針に基づき、次の科目を学生に履修させ学位取得のための知識・技能を体系的に教授している。

  • ● 必修科目については、学生の研究計画・実施に深く関係する生産エネルギー工学論文研究Ⅰ・Ⅱの2科目を履修させる。
  • ● 選択科目については、学生の多様な研究テーマを考慮し、多数の専門教育科目を提供しており、各分野の選択科目を体系的に履修できる。
  • ● 研究における正しい倫理観を身に付けさせるために、科学者の倫理特論の科目を提供している。
  • ● 最終的な成果としての学位論文を提出させ、厳正な審査を経た上で学位授与の可否を決定する。

総合知能工学

総合知能工学専攻では、学位授与の方針に基づき、次の科目を学生に履修させ学位取得のための知識・技能を体系的に教授している。

  • ● 必修科目については、学生の研究計画・実施に深く関係する総合知能工学論文研究Ⅰ・Ⅱの2科目を履修させる。
  • ● 選択科目については、学生の多様な研究テーマを考慮し、多数の授業科目を提供しており、各専門分野の知識・技能を体系的に履修できる。
  • ● 研究における正しい倫理観を身に付けさせるために、科学者の倫理特論の科目を提供している。
  • ● 最終的な成果としての学位論文を提出させ、厳正な審査を経た上で学位授与の可否を決定する。

海洋環境学

特別演習、特別実習を必修科目として、広範囲にわたる関連分野の知識と技能の習得・深化を図る。さらに、より専門性の高いアドバンス的な授業科目(選択科目)を設けて高度な専門的知識の習得を目指す。

研究成果の論文発表や学会等での発表を通して、世界水準の独創的な研究を企画・遂行する能力を養う。また英語で行われる授業科目および国際学会等において発表および討議を行うことにより、国際的に通用するコミュニケーション能力を養う。

農学研究科

亜熱帯農学

亜熱帯農学専攻の教育理念に基づき、地域・国際社会に貢献できる広範な知識と深化した専門性を兼備した高度専門職業人を育成するため、4専門教育コースを設置し、以下の3つの方針に基づいてカリキュラム(教育課程)を編成している.

  • ①亜熱帯地域の課題解決へ向けた新たな農学教育の専門教育科目の整備
  • ②広範な知識・技能と応用展開力の修得と農学の専門的な知識の修得をもたらす体系的なコースワークの充実
  • ③高度専門職業人の効果的な養成と幅広い分野の複数の教員による組織的指導体制の確立

 以上の考え方に基づき、1年次に基礎教育科目として、幅広く、かつ先端的な農学の知識を修得し、1年次から2年次には専門教育コースが提供する専門科目と展開応用科目である特別研究を開講する.

 専門科目では、14単位(選択必修)のうち、学生が選択した専門教育コース提供の専門科目から8単位以上を履修することによって、専門分野に関する高度の専門的知識および能力を修得させると共に、学生が修得した専門的知識・能力を広範な農学分野に応用展開できる能力を涵養するため、他コース提供の専門科目から当該専門分野に関連する科目を履修するよう学生に指導する.

法務研究科

法務

  • a.  法律基本科目(講義科目)は、基礎的法知識をベースにした法的分析・推論能力並びに法的議論・表現・設定能力を養成する。 法律基本科目(演習科目)は、基礎的法知識のうち重要部分に理解を深め、より高度な法的分析・推論能力並びに法的議論・表現・説得能力を養成する。
  • b.  実務基礎科目は、事実調査能力・事実認定能力、コミュニケーション能力等の専門技能に関する基礎を修得させ、法曹としての責任感・倫理観を養成する。また、実際の事件に近い事案を検討させる中で、より実践的な法的知識、法的分析・推論能力並びに法的議論・表現・説得能力、およびこれらを総合した問題解決能力の基礎を習得させる。
  • c.  基礎法学・隣接科目、展開・先端科目は、主に、基礎法や比較法あるいは専門的な分野に関する法的知識とそれをベースとした法的分析・推論能力並びに法的議論・表現・説得能力等を身に付けさせるとともに、特に「地域にこだわりつつ、世界を見る法曹人」を養成するための科目も設け、この分野に関する専門的な法的知識とともに、グローカルな法曹人として必要なマインドとスキルも併せて養成する。