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  2. 琉球大学開学60周年記念事業
  3. 記念事業の趣旨と内容

学章  琉球大学開学60周年記念事業 ロゴマーク

  1. 記念式典および記念誌の発行
    (1) 記念式典
    琉球列島初の高等教育機関として、多くの方々の情熱によって実現した開学から60年、 華甲を迎えることになりました。その間、激動する沖縄の歴史に大きく揺り動かされながら、内外の関係者のご理解、ご支援、ご助言によって今日の琉球大学になることができました。60年の琉球大学の歩み・変遷・歴史を踏まえ、開学記念日に記念式典を行うことにより、建学の精神を礎にしつつ南の学知の拠点として、さらに発展していく決意を新たにします。
    (2) 記念誌の発行
    沖縄を取り巻く政治状況に翻弄されながらも、本学は、これまでに64,000人余の多くの有為の人材を社会に送り出してきました。開学から60年を経た今日、開学初期の琉球大学の教育・研究、取り巻く社会事情、キャンパスライフを語れる方々が高齢化してきています。琉球大学は、沖縄の特異な政治状況の中で産声をあげたため、その形態とともに運営方針、教育方針にも独特な経歴をもっており、これらの方々と連携してしっかりとした歴史を記し、残さねばなりません。大学の独自性が叫ばれる時代にあって、琉球大学のアイデンティティにも深く関わってきます。また、国立移管などの大きな節目ごとにも、多くの応援を経て、困難を乗り越えてきました。事実として残された文書、写真、議事録などの原資料を中心に、記念誌を編集・発行して、過去と向き合うことにより、これからの地域と国際社会に貢献できる開かれた大学としての道を目指します。
  2. 教育・研究・国際交流推進事業

    国立大学の法人化による運営費交付金の漸減は、教育・研究、学生支援、国際交流という大学として果たすべき基本的な事項の運営資金まで圧迫してきています。琉球大学後援財団は、これまで琉球大学に対し、運営費交付金で賄えない教育研究奨励事業、国際交流奨励事業および学生・院生への奨学事業を行い援助してきました。しかしながら、昨今に見られる社会の経済状況の悪化から、これらの支援資金の確保が困難になり、基金が先細り状態になりつつあります。琉球大学の開学60周年を機に、地域の皆さんのご支援・ご協力を得て新たに募金を行って基金を立て直し、大学への支援事業を安定的に継続して、琉球大学の教育研究活動の活性化ひいては地域社会の発展に寄与する事業とします。

  3. 千原花の杜造園事業

    千原の地に腰を下ろした琉球大学は、地域と連携しながら自然環境保護と緑化に努め、現在のような、深緑のキャンパスになりました。3市町村にまたがる広いキャンパスの緑に、四季折々の花が咲いて小鳥がさえずり、潤いと憩いに満ちた教育研究環境を作るため、同窓生の協力を得ながら、次の二つの事業に取り組みます。

    (1) 寒緋桜を計画に基づいて植栽し、キャンパスを桃色で化粧した桜の名所にする事業

    (2) 大学のシンボルにもなるような花の咲く高木を、既存の樹木との調和を保ちながら植栽する事業

  4. 江戸立(えどだち) 探検隊

    琉球王国の使節団が行った「江戸立」の道中を、琉球ー薩摩、 薩摩ー大坂、 大坂ー江戸の3行程に分けて追体験し、琉球使節団と訪問地との交流の歴史、意義について考えます。また、琉球側から贈られた資料の発掘、新しい事実の発見も目指します。道中の重要な結節点となる那覇、 名瀬、 鹿児島、 大阪、 東京では、フォーラムやシンポジウムを開催し、歴史から学ぶ沖縄の将来像を学生と地域の方々とともに考える機会を持ちます。さらに、地域との交流を通して、幾多の変遷を経ながらも60周年を迎え、南の学知の拠点として発展を続ける琉球大学の現状に対する理解を深めてもらいます。卒業生や県人の多い大阪や東京では、探検隊と同窓会、県人会との交流の場を持ち、今後の大阪、東京における大学の活動に対する連携へもつなげていきます。

    探検隊の旅程は、那覇から東京までの往路だけとし、 各行程のスケジュールは以下のようになっています。

    【各行程スケジュール】

    出発前日出発式 ・フォーラム 「琉球における江戸立の意味」
    1日目那覇出発 (海路〜本部・与論・和泊・亀徳経由) 名瀬到着【名瀬泊】
    2日目名瀬探検、 鹿児島へ移動【船中泊】
    ・フォーラム 「琉球と奄美の歴史」
    3日目鹿児島 (知覧含む) 探検、【鹿児島泊】
    4日目鹿児島探検【鹿児島泊】
    ・シンポジウム 「琉球と薩摩の400年」
    5日目広島へ移動 (陸路〜要所探検) 【広島泊】
    6日目岡山へ移動 (海路〜御座船・鞆の浦探検)【牛窓泊】
    7日目大阪へ移動 (陸路〜堺探検)【大阪泊】
    8日目大阪探検
    ・シンポジウム 「琉球国とアジア」・交流会
    9日目名古屋へ移動 (陸路〜名古屋探検)【名古屋泊】
    10日目浜松へ移動 (陸路〜三河街道探検)【浜松泊】
    11日目静岡へ移動 (陸路〜駿府探検)【静岡泊】
    12日目日光へ移動 (陸路〜要所探検)【日光泊】
    13日目日光探検後 (陸路) 東京へ移動【東京泊】
    ・シンポジウム 「日本の歴史の中の琉球」・交流会
    14日目江戸 探検後、 東京出発 (空路) 那覇到着
江戸立旅程図