学報 2005.9

教育研究の広場

本学学生2名が電気学会でポスター賞

受賞した林さん(左)と坂元さん
受賞した林さん(左)と坂元さん

 平成17年電気学会 電力・エネルギー部門(B部門)大会において、本学理工学研究科電気電子工学専攻の坂元良成さん(博士前期課程2年次)と林大輔さん(博士前期課程1年次)がヤング・エンジニア・ポスター・コンペティション(Young engineer Poster Competition, YPC)優秀発表賞を受賞した。

 同大会は、「若い力を電力・エネルギー部門へ!」をスローガンに開催され、より多くの若い研究者に発表に参加してもらうため、今年度から満26歳以下の学生・技術者を対象としたYPCを行った。そこで62件のポスター発表が行われ、審査の結果、優秀な発表者6名に対して懇親会の場で賞状と賞品が授与されたが、名だたる大学の学生らを押さえ、実に6名中2名に本学学生が選ばれる形となった。

 坂元さんの研究テーマは「ウィンドファームにおける風力発電機の全動作領域に有効なピッチ角制御による出力電力平準化 」であり、内容としては風車のプロペラ角度(ピッチ角)を風速に応じて制御し、風力発電機を多数有するウィンドファーム全体で出力電力を平準化するといったものである。また、林さんの研究テーマは「離島を想定した小規模電力システムにおける自然エネルギー発電設備の発電電力平準化」であり、離島の電力系統に注目し、風力や太陽光などの自然エネルギーを利用した発電設備から安定した電力を需要家に供給するため、燃料電池と水の電気分解装置を導入し電力の平準化を図る、といった内容である。なお、両研究成果は電気学会論文誌Bの12月号の論文として掲載予定である。

 今回の受賞を受け、坂元さんは「今年から開催されたYPCで、林君と同時に賞を頂き大変うれしく思います。熱心に指導してくださった千住智信教授に感謝したいです」と応えた。林さんは「今回が初めて参加した学会だったのですが、そこで受賞できて、とてもいい思い出になりました」と喜びを表現した。

 また、今年11月にワシントンで開催される国際会議 ISAP(The Intelligent Systems Application to Power Systems)に坂元さんと林さんも参加する予定で、林さんは「賞を狙っている」と意気込んだ。

 坂元さんは今年度修了予定であるが、東京電力株式会社に就職が内定している。