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学内ニュース

(2007/3)

目次

学長告辞
 
  • 平成18年度卒業式告辞
  •  
  • 平成18年度大学院修了式告辞
  • 学内ニュース
     
  • 前期日程試験 合格発表
  •  
  • 平成18年度卒業式・修了式
  •  
  • 平成18年度琉球大学永年勤続者表彰式及び定年退職者等歓送会
  •  
  • 外部有識者との懇談会
  •  
  • 第2回沖縄産学官連携推進フォーラムを開催
  •  
  • 就活体験報告会を実施
  •  
  • 工学部で学部改革に関する講演会を実施
  •  
  • 技術職員の組織化についての講演会を開催
  •  
  • 理工学研究科長賞 授与式
  •  
  • 地域人材育成等に関する研究セミナーを開催
  •  
  • キャンパス情報処理システム説明会
  • 教育研究の広場
     
  • 琉球大学21世紀COEプログラム「サンゴ礁島嶼系の生物多様性の総合解析」
     平成18年度成果発表会 特別招待講演会
  •  
  • 理工学研究科院生3名がIEEE学生研究奨励賞を受賞
  • 国際交流の交差点
     
  • 第24回外国人による日本語弁論大会で山城 大久保 興太 ルベンさんが最優秀賞
  •  
  • 国立台湾大学研究者が表敬訪問
  •  
  • インドネシア共和国特命全権大使が本学を訪問
  •  
  • ラトビア大使が表敬訪問
  •  
  • 中国教育行政官訪日団が本学を訪問
  • 後援財団だより
     
  • 後援財団理事会並びに宮里昭也 前評議員への感謝状贈呈式



  • 「学長告辞」

    平成18年度 卒業式 告辞


     本日ここに、ご来賓並びに関係者の皆様方ご臨席のもとに、めでたく平成18年度琉球大学卒業式・修了式を挙行するに当たり、卒業生の皆さんとご家族の皆様に対し、本学を代表して、心からお慶びを申し上げます。
     本日、琉球大学が送り出す卒業生は、学部卒業生1,431名、修士課程修了生258名、大学院博士課程修了生24名、法務研究科専門職学位課程修了生19名、専攻科修了生7名、総計1,739名でございます。
     なお、大学院の修了式は本日午前11時から本学の大学会館において既に滞りなく挙行されましたことを報告させて頂きます。
     本日めでたく学部を卒業いたします1,431名のうち、204名が大学院へ進学しますが、卒業生のおよそ84%にあたる皆様が就職を希望しています。2月末現在本学の学生部就職課が把握していますところでは、就職率は76.6%でよい状況にあるとはいえません。本学卒業生の就職希望職種としては公務員志望が多く、就職が未だ決まっていない者の中には、公務員試験を受験するための就職浪人の者が相当数含まれているものと推定されます。本学学生の公務員志向が強いのは沖縄地域に大きな企業がないということがひとつの原因であると考えられますが、若者たちの職業上の安定志向の表れかとも考えております。私としましては、本学の卒業生の中にも、ベンチャービジネス等に果敢に挑戦する者たちがもっと増えて然るべきかと考えております。
     今年度の卒業生の中には快挙というべき職種に就く者たちが数人おります。例をあげますと、有力な航空会社のパイロット試験に合格した者、全国的大新聞社の記者となる者、国家一種相当の家庭調査官補の試験に合格した者等々であります。
     昨年12月に新しく制定された『教育基本法』の第7条では大学の役割についても新たに次のようなことが記されています。−「大学は、学術の中心として、高い教養と専門的能力を培うとともに、深く真理を探究して新たな知見を創造し、これらの成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする。」
     すなわち、大学は高い教養と専門的能力を培う場であると明記されていますが、皆さんが本学へ入学なさった4年前、あるいは医学部医学科にあっては6年前、私はすでに本学の学長でありまして、みなさんを迎える入学式の告辞で次のようなことを話しました。本学を卒業するときには、三拍子そろった若者として成長していくことを強く期待すると述べました。三拍子とは第一にそれぞれの専門分野の基礎知識をしっかり身につけること、第二に外国語、特に英語の運用能力を高めること、第三に幅広い豊かな教養を身につけること、この3点でした。
     専門分野の基礎知識、外国語能力、教養、この3つのことを身につけるということは入学時にはなんでもないやさしいことだと皆さんは思いませんでしたか?卒業を迎える今日、それぞれ皆さんが我が身に照らして、この3つのことをきちんと修めることが容易でないことにお気づきではないでしょうか。たとえば英検準一級レベルの学生が皆さんのうちに何名いらっしゃるか、私としては心もとない限りです。しかしながら、この3つのことが現在しっかり身についていないからといって、がっかりし、落胆することはありません。なぜなら、判断を間違えばわが身を滅ぼすことにもなりかねない厳しい実社会においても、皆さんの学習は続くからです。本当の勉強というものはむしろ大学卒業後、実社会の中で行われるものと考えるからです。
     これまでの学生としての拘束力の弱いいわば「甘い生活」とは決別して、拘束力の強い実社会において、これから、キルケゴールのいう「あれかこれか」で苦しむこともあるでしょう。挫折感に襲われることもあるでしょう。が、何かを恐れたり悲観したりすることは全くありません。なぜなら、私たち人間はどのようにでも変化しうる柔らかい存在、自由な存在であるからです。卒業の意味はすでに古典的意味を失っております。人生において、卒業というものはないとも言えるからです。今日以後、もし心楽しまざる日々があれば3年後であれ5年後であれ、いや10年後であれ、いつでもキャンパスに戻ってきてください。大学院入学、3年次編入学、社会人入学等の制度が諸君を待っています。時には気軽に大学時代の研究室を訪れ、恩師と懇談することも忘れないでください。
     さて、本日は特別に呉屋秀信氏に御出席を賜りまして御講話をお願いいたしております。皆様は呉屋秀信氏が「金秀」グループの創業者でありますことは良く御存知のことと思いますが、ごく短く、簡単に呉屋氏を紹介させていただきます。
     呉屋秀信氏は沖縄の旧西原村に昭和3年にお生まれになり、西原尋常高等小学校を経て、沖縄精糖株式会社工員養成所を昭和19年に卒業、戦後まもない昭和22年5月に金秀鉄工所を創業なさっています。昭和22年といえば、呉屋氏は弱冠19歳であります。金秀鉄工所は金秀建設株式会社として発展し、現在「金秀グループ」は4500人余の従業員を擁する企業グループとして成長発展しています。
     呉屋氏は沖縄県功労賞、沖縄タイムス賞産業賞をはじめ数多くの賞を受賞されていらっしゃいます。また琉球大学後援財団の理事及び理事長として15年の長きにわたって琉球大学の発展に貢献され、琉球大学から平成12年に名誉博士号を授与されています。このように呉屋氏は戦火に焼かれて廃墟と化した戦後まもない沖縄にあって、若くして志を立て、努力に努力を重ね、沖縄の産業界の発展に尽力され、貢献された方でありますので、本日、本学を卒業し、実社会へ出てゆく学生諸君に対し、はなむけの御講話を賜るに最もふさわしい方であります。
     では、呉屋秀信様、お願いいたします。

      平成19年3月23日
      琉球大学長  森田 孟進

    平成18年度 大学院修了式 告辞


     本日ここに、ご来賓並びに関係者の皆様方御臨席のもとに、めでたく平成18年度琉球大学大学院修了式を挙行するにあたり、修了生の皆さんと御家族の皆様に対し、本学を代表して、心からお慶びを申し上げます。
     本日、博士の学位が授与されますのは理工学研究科16名、医学研究科8名、計24名であります。修士の学位が授与されますのは、人文社会科学研究科35名、教育学研究科41名、医学研究科8名、保健学研究科10名、理工学研究科122名、農学研究科42名、計258名であり、また法務博士の学位が授与されますのは、法務研究科修了生19名です。うち、international Student、すなわち外国人留学生は博士4名、修士14名、計18名です。なお、今年度、鹿児島大学大学院連合農学研究科の学生として本学で学んで学位を授与されましたのは5名であります。
     今年度の大学院修了生の大きな特徴は、平成16年度に設置された法務研究科の学生19名が法務博士の学位を授与されて研究科を修了することです。法務研究科修了生の皆様には今年5月に実施される司法試験という試練が待ち構えています。司法試験の合格定員が限られているため、厳しい資格競争試験となることが予想されています。本学の修了生が一人でも多く司法試験に合格することを法務研究科の教授の皆様とともに全教職員が切に願っております。
     博士の学位を授与されます方々は、今日以後、自立した研究者としての資格が与えられ、それぞれの分野で大いに活躍されることになりますが、これからは指導教官の温かい懐から外へ出て、外界の競争的で厳しい風に当たることになります。従って、研究者としては、これからが正念場でありますので、今後一層の精進を心から願っております。
     修士号を取得された皆さんは引き続き博士課程へ進学する者と就職する者との二つの進路がありますが、博士課程へ進学する皆さんは良き指導教官のもとで、良きテーマに取り組んで成果をあげられますよう期待いたします。また、就職される皆さんは高度専門職業人として大いに社会貢献なさいますよう願って止みません。
     皆様御存知のように、近年わが国の大学院の入学定員は増えましたが、大学院修了生の就職等受け入れのための社会的基盤が整備されていないという状況があります。高度職業人としての修士号取得者の企業への就職率は改善されていると言われていますが、企業による博士号取得者の受け入れはいまだに不十分であります。この状況改善のために産学官連携による改革が急務となっています。このような状況にめげず、皆様が研究者として、また高等専門職業人として幸せでありますよう願ってやみません。
     人類は今日まで科学技術文明の発展によって様々の文化・文明を築いてきました。各種のテクノロジーを駆使し、生活の利便性は著しく高まりましたが、一方では人類にとって最も基本となる食料、資源、環境に関する事柄が地球規模の問題として提起されています。
     また、過ぎ去った20世紀は第一次、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ヴェトナム戦争等による殺戮の時代であったといわれていますが、21世紀はglobalisationの時代と予測されています。globalisationはinternationalisationとはその質量を異にする新しい波であり、地球全体を一層流動化し、液状化する波であるとも言われています。21世紀になっても民族間・部族間紛争は続いています。このような時代状況下にあって、皆様が研究者(科学者)であると同時に教養豊かな知識人として人類の幸福に貢献する者となりますように心から願っております。
     琉球大学は法人化という変化に対応し、競争と評価に耐える大学として発展するため、「地域特性と国際性を併せ持つ個性的な大学」を目指し、将来構想を鋭意練っているところであります。皆さん、大学院修了後も母校の発展ぶりを見守って下さい。
     そしてまた、大学を離れた後もどうか時々、いや可能なかぎり、しばしば、指導教授を訪ねて懇談し、研究室の後輩たちを激励してやってください。皆様が大学の研究室に今後とも足しげく通うことによって学外の風が大学内にもたらされ、社会と大学の連携が促進されるものと私は期待いたします。
     最後に、これまで指導に当たられた先生方、皆様を支えて下さった御家族、並びに関係者の方々の御指導、御支援に対し心から敬意を表します。
     以上、皆様へのはなむけの言葉といたしますが、はなむけとはかつて日本では旅に出る者の乗っている馬の鼻を旅先の方向へ向けてやったことに因んだ言葉です。これから旅に出る皆様が乗る馬が立派な名馬であることを願いつつ、学長告辞といたします。

      平成19年3月23日
      琉球大学長  森田 孟進

    「学内ニュース」

    前期日程試験 合格発表


    サークルによる胴上げを受ける合格者
    平成19年度琉球大学入学者一般選抜試験(前期日程)での合格者の受験番号が、3月7日(水)午前11時に、法文学部駐車場で掲示板にて発表された。
     会場には、受験者及びその保護者等が多数詰めかけ、受験番号の掲示が始まると会場は一斉に活気づいた。感嘆の声が至るところで上がる中、受験者や保護者等は携帯電話で報告したり、受験番号を写真に撮っていた。中には泣きながら運動サークルによる胴上げを受けている受験生も見られた。
     合格者からは、「将来就きたい仕事に向けた勉強ができるのが楽しみ」などの声が聞かれた。
     なお、前期日程試験の合格者は1210名、比率は県内60.7%、県外39.3%となっている。

    平成18年度卒業式・修了式


    答辞を述べる教育学部 大城由子さん
     平成18年度卒業式及び修了式が3月23日(金)に、本学体育館と大学会館でそれぞれ執り行われ、多数の保護者等関係者が出席して卒業生の門出を祝った。
     午前11時より大学会館3階で挙行された大学院修了式では、平成16年度に設置された法務研究科から初の修了生19名が誕生し、そろいのマントと角帽で式に臨んだ。
     また、修了生総代による答辞では、保健学研究科の當山むつみさんが、修了生を代表して「この先多くの困難が立ちはだかると思いますが、大学院で得たたくさんの財産を生かし、乗り越えていく所存です」との言葉で決意を語った。
     卒業式は、午後2時より第一体育館で行われ、晴れ着に身を包んだ卒業生と父兄で会場は2階席まで満員となった。
     式では、金秀グループ創始者・本学名誉博士の呉屋秀信氏が祝辞を述べ、自らの体験をもとに努力を続けていくことの大切さを卒業生に伝えた。
     卒業生総代に選ばれた教育学部 大城由子さんは「私の大学生活は友人達抜きには考えられず、今後も喜びや苦しみをともに感じながら、支え合っていける関係であり続けるものだと信じています」との答辞を述べた。
     式後には、会場の外で、家族や後輩らと共に誇らしげな顔で記念撮影を行う様子が見られた。

    平成18年度琉球大学永年勤続者表彰式及び定年退職者等歓送会


    新垣進 大学院法務研究科教授による謝辞


    退職者等歓送会での村山盛一
    農学部教授による挨拶
     平成18年度永年勤続表彰式が、3月30日(金)に大学本部棟第1会議室にて挙行され、平成18年度退職者19名及び、役員、学部長らが出席した。
     式では、森田孟進学長から、永年勤続者一人ひとりに表彰状と記念品が授与され、「本年4月1日付けで法文学部に産業経営学科が設置され、平成20年度には観光産業学部(仮称)を新設する予定であり、皆様の努力により、琉球大学は堅実に発展していると自信を持って明言いたします」との祝辞があった。続いて、被表彰者代表として新垣進 大学院法務研究科教授から、「21世紀における琉球大学のますますの発展を祈念いたします」との謝辞があった。
     式終了後、引き続き「平成18年度定年退職者等歓送会」が、大学会館にて開催され、役員、教職員合わせて約80名が出席した。
     式では、森田学長による「定年後の人生をどう送るかというのは非常に重要、2度目の人生と言えます」との言葉で乾杯が行われ、また、記念品贈呈では「お疲れ様でした」との言葉と共に退職者一人ひとりと握手を交わされた。続く退職者代表の謝辞では、村山盛一 農学部教授から「『大過なく』という言葉が身に浸みます。琉球大学、諸先輩方、同僚の方々に感謝の気持ちでいっぱいです」との言葉があった。
     歓談では、笑い声の絶えない明るい雰囲気の中で、退職者された方々は肩の力を抜いた表情で会話を楽しんでいた。

    外部有識者との懇談会


    外部有識者との懇談会の様子
     3月28日(水)、琉球大学本部棟第一会議室にて、小渡敬 沖縄県医師会副会長、幸喜徳子 琉球大学同窓会副会長、島袋周仁 沖縄県工業連合会会長、下地敏彦 沖縄県漁業協同組合連合会代表理事会長、玉城健 沖電グローバルシステムズ(株)代表取締役社長、仲村守和 沖縄県教育委員会次長、諸見里道浩 沖縄タイムス社編集局長を招き、外部有識者との懇談会を実施した。琉球大学からは森田孟進学長をはじめ、役員、各学部長等が出席した。
     懇談は、新里里春 大学評価センター長の司会のもとで、就職的側面、教育・研究的側面について行われ、新里センター長から「卒業生が、地域でどのような働き方をしているのか、また、大学と地域との交流について意見を伺いたい」との説明があり、また、森田学長より「琉大は、地域との連携により出来上がった大学です。耳の痛いご意見が多いでしょうが、忌憚のない意見を是非お願いしたい」との挨拶があった。
     懇談会の様子は、学内ネットにより映像で配信され、教職員の関心を集めた。

    第2回沖縄産学官連携推進フォーラムを開催


    井上卓己 文部科学省技術移転推進室長
    による基調講演の様子
    3月16日(金)、那覇市内の沖縄産業支援センターで、内閣府沖縄総合事務局、沖縄県、(社)沖縄県工業連合会との共催で「第2回沖縄産学官連携推進フォーラム」を開催し、学校関係者、企業関係者、行政職員ら約250名が参加した。
    午前中に行われたフォーラムでは、森田孟進学長並びに島袋周仁沖縄県工業連合会長から開会挨拶の後、井上卓己 文部科学省研究振興局技術移転推進室長から「産学連携と大学等の役割」と題して基調講演があり、文科省が取り組んでいる大学改革、産学連携施策、産学連携の成果、財政支援状況などが説明された。その中で井上室長は「地域における知の拠点である大学の果たす役割は大きい。沖縄においては、琉球大学が中心となって、沖縄高専、県工業連合会などが連携しネットワークを創っていことが重要。産学官を通して沖縄の産業、経済、社会が一層発展することを期待する」と述べた。
     引き続き、白井基晴 経済産業省技術環境局大学連携推進課課長補佐が「地域における産業人材の育成」と題して基調講演し、産業技術人材を巡る現状や取組、高度な産業技術人材育成の必要性、課題などが報告され、講演後は、活発な質疑応答なども行われた。
    午後からは、産学官が連携した人材育成の事例発表、シーズ発表・プレゼン発表、パネル展示など様々な催しが行われた。

    就活体験報告会を実施


    報告をする理学部 伊豆丸展代さん
     就職センターが主催し、3月2日(金)に共通教育棟で就活体験報告会を実施した。
     報告会では、就職が内定した理学部 伊豆丸展代さん(朝日新聞社)、法文学部 上里おりえ(家庭裁判所調査官補)さん、法文学部 斉藤翼さん(北海道電力)、工学部 小橋川大地さん(JALパイロット)、連合農学研究科 安田元さん(オリオン機械)が就職活動で得た体験を紹介し、伊豆丸さんは「68の会社からあなたはいらないと蹴られた。地元、沖縄に固執せずに自分がやりたいことを優先して就活をした方がいい」と後輩らにアドバイスした。また、上里さんは「少年事件の動機などに興味があり、高校生の頃からこの仕事に就きたいと思っていた」と、早い時期から努力することの大切さを訴えた。
     報告会には約40名の学生等が出席し、真剣な表情で貴重な体験談に耳を傾けていた。

    工学部で学部改革に関する講演会を実施


    講演を行う谷口功 熊本大学工学部長
     3月2日(金)、工学部にて谷口功 熊本大学工学部長を招き、「熊本大学における学部改革の取り組み状況について:未来に挑戦する工学部−誇れる大学から憧れられる大学への進化−」と題した講演会を実施した。
     初めに宮城隼夫工学部長より、「熊大は改革が進み、全国でも特に先進的に改革に取り組んでいるところだ」との挨拶があった。
     講演は、大学・学部を取り巻く環境、教育戦略、表彰制度、受験生の動向、学部再編等の内容で実施され、谷口氏は「全体で見ると工学部の場合は、18歳人口の減少速度のさらに倍の速さで学生が減少している」と話し、全国的に危機的状況であることを訴えた。
     会場には工学部教員を中心に60名が参加し、メモを取るなど真剣な表情で講演に耳を傾けていた。

    技術職員の組織化についての講演会を開催


    熊本大学工学部技術部生産構造技術系総括
    神澤龍市氏による取り組みの紹介
    工学部では、3月8日(木)に工学部2号館で、既に技術職員の組織化を図り「技術部」を設置している熊本大学から2名の講師を招いて「技術職員の組織化についての講演会」を開催し、教職員約60名が参加した。
    講演会は始めに、丸山 繁 熊本大学工学部副技術部長から「熊本大学工学部技術職員の組織化について」と題して講演が行われ、平成10年に学科・講座から独立し「工学部技術部」を組織化した経緯や理由などが説明され、組織化されたことによって、学外的にも認知され大学運営にも自ら関わるなど技術職員の待遇改善や業務改善などが図られ大きなメリットとなっていることなどが報告された。
     続いて、同大学工学部技術部生産構造技術系総括 神澤龍市氏から同技術部が平成15年度から主催して取り組んでいる地域連携事業「中学生を対象にした夏休みの自由研究に関する技術相談会」の取組の状況が詳細に紹介され、実施成果や今後の課題などが説明された。本講演は、工学部にとって大きな関心あるもので、講演後は活発な質疑応答なども行われ、参加者は熱心に聞き入っていた。

    理工学研究科長賞 授与式


    授与式での記念撮影
     本制度は、本年3月に制定された琉球大学理工学研究科学生表彰規程に基づき表彰されるもので、今回の受賞者は次のとおりである。各受賞者には賞状及び記念品が授与された。
     理工学研究科では、この研究科長賞を通して学生の研究への取り組みを活性化すると共に教育研究の質の向上を期待している。

    (博士前期課程)
      機械システム工学専攻 2年次 荻野 法和
      情報工学専攻 2年次 金城 竜彦
      海洋自然科学専攻 2年次 玉井 玲子
      数理科学専攻 2年次 砂川 真木
    (博士後期課程)
      総合知能工学専攻 3年次 森下 一成

    地域人材育成等に関する研究セミナーを開催


    研究セミナーの様子
    3月2日(金)、生涯学習教育研究センターで、地域の再生と創造には、如何なるキャリア教育が必要とされるのかを探る趣旨で、「地域人材育成とキャリア開発支援」と題したセミナーを開催し、学内教職員、学外学校関係者、雇用関係職員ら約30名が参加した。
    同セミナーは、比嘉辰雄 理事の挨拶のあと、はじめに朝倉祝治 横浜国立大学特任教授から「今キャリア教育に求められているもの」と題して基調講演があり、その中で、リカレント教育に関する実証的研究の成果が報告され、大学に対する社会の評価や期待を客観的に把握する重要性を強調した。
     続いて、事例研究として、岩村基紀 神奈川県立川崎高等学校長から同校が取り組んでいる社会人聴講生の受入や公開セミナー講座の内容が紹介され、また、棚田卓哉SOLA沖縄専門学校長から企業が求める人材育成を目的に2007年4月に開講予定している国際観光学科デュアルシステムコースの仕組みや導入によるメリットなどが紹介された。
     最後に、伊藤康志 生涯学習教育研究センター教授から「観光起業支援講座」の実践についての報告があった。
    なお、本研究セミナーは東北大学にもSCSによる配信が行われた。

    キャンパス情報処理システム利用者説明会


    利用者説明会の様子
     4月1日から稼働するキャンパス情報処理システム(新システム)のシステム更新に先立ち、学内教職員・学生を対象に、利用者説明会が3月2日(金)に工学部にて実施され、約60名の教職員等が出席した。
     新システムは、Webメールシステム、認証方法等、これまでの利用方法と違った点があり、説明会では、新システムの概要と機器の利用方法等についてNTT西日本株式会社の職員より説明がなされた。
     質疑応答では、参加者からインストールされているブラウザについて、教務システム等との関係について質問があった。



    「教育研究の広場」

    琉球大学21世紀COEプログラム「サンゴ礁島嶼系の生物多様性の総合解析」
    平成18年度成果発表会
    特別招待講演会


    活気が満ち溢れた成果発表会。
    中には座り込んで議論する仲間も。
     平成19年3月10日(土)、琉球大学21世紀COEプログラム「サンゴ礁島嶼系の生物多様性の総合解析」平成18年度成果発表会と特別招待講演会が行われた。
     大学会館では成果発表として、83題のポスター講演が行われた。成果発表会は,コアーメンバーである中村 將教授(熱帯生物圏研究センター長)の挨拶に引き続き、「遺伝子多様性」、「種多様性」、「生態系多様性」の3つのセッションに分かれてポスター講演として行われた。
     会場では,招待講演者のDr. J. E. N. VeronとDr. M. L. Hayesを交えて活発な議論がなされ、残り2年間の本COEプログラムの発展の契機になったと思われる。参加者総数は178名であり、その内、外国人参加者が25名、学外参加者が21名であった。
     また本成果発表会と同時に川口四郎博士造礁サンゴ標本(川口コレクション)が本学資料館(風樹館)で学内向けに公開された。標本を琉球大学に寄贈された川口昭彦先生(大学評価・学位授与機構理事、川口四郎博士のご子息)も成果発表会に参加され、熱心に議論に参加されていた。

    特別招待講演会に先立ち、土屋誠拠点
    リーダーがCOEプログラムのこれまでの
    活動、今後の課題を交えて挨拶した。
     発表会終了後の懇親会には61名が参加し、招待講演者のベロン博士、ヘイズ博士から、多彩な研究成果に感銘を受けたというコメントをいただいた。また川口先生からは、若い研究者がアクティブに研究している印象を受けたこと、幅広い研究テーマをどのように統合していくかが今後の課題であるというコメントをいただいた。
     ポスター発表に先立って、「サンゴの進化機構とサンゴの感染症」に関する特別招待講演会が琉球大学研究者交流施設・50周年記念館1階ホールにおいて行われた。サンゴの進化機構とサンゴの病気は、現在サンゴ礁科学の最先端のトピックであるが、今回この2つのテーマについて、サンゴの分類および進化に関する世界的権威であるベロン博士(オーストラリア海洋科学研究所)およびサンゴの感染症に関する新進気鋭の研究者ヘイズ博士(コーネル大学)のお二人に講演をしていただいた。講演に先立ち、拠点リーダーの土屋 誠 理学部長から開会の挨拶があり、これまでの活動の整理と、中間評価を経てこれから2年間の本プログラムの課題が述べられた。

    川口コレクションを見るベロン博士。
    ベロン博士は、現在オーストラリア海洋科学研究所の上級主任研究員で、35年間にわたってサンゴの系統分類、生物地理学、進化機構に関する幅広い研究をされてこられた。現在世界で知られているサンゴ種の21%はベロン博士により発見されたものであり、博士のサンゴに関する著作は、サンゴの系統分類研究者の必須の書となっている。ベロン博士は、「サンゴの進化機構」と題して、サンゴの種は時間とともに分岐して新しい種を形成するだけでなく、ある場合には癒合してしまうという博士自身が1995年に提唱したアイデア(網目状進化説)について講演された。また世界のサンゴ礁が地球温暖化による白化の脅威にさらされているだけでなく、大気中の炭酸ガス濃度の上昇にともない海水が酸性化することによりサンゴ礁が壊滅的打撃を受けるというシナリオについても触れた興味深い講演であった。

    足首のねんざを押して講演されたヘイズ
    博士(左)と川口コレクションをごらんにな
    った川口昭彦先生(右)。


    懇親会終了後の記念写真。
     なおベロン博士には、川口昭彦先生とともに、資料館で学内向け公開中の川口コレクション(日本のサンゴ研究の礎を築かれた故・川口四郎博士により研究のため採集された造礁サンゴ骨格標本)の内容を見ていただき、川口コレクションの教育的利用や同定などに関してアドバイスをいただいた。川口コレクションについては、琉球大学資料館(風樹館)において、本年6月より約1ヶ月間一般公開する予定である。
     ヘイズ博士は、米国コーネル大学で博士研究員として活躍している新進気鋭の若手研究者である。2003年にデューク大学(米国)にてサンゴの病理研究で学位を取得後、モナコで二年間細菌学を学び、現在は、コーネル大学の植物病理学科で感染菌の分子応答を研究している。ヘイズ博士は、カリブ海におけるサンゴの病気蔓延の一因が、ジェット気流によって運ばれてくるアフリカ大陸の砂にあることを明らかにしており、Aerobiologyという新分野を開拓したことで有名である。
     世界的にサンゴの病気拡大が懸念されており、地球温暖化による白化現象の頻発と並んで、サンゴの病気がサンゴ礁域生態系の主原因として危惧されている。ところが、サンゴ病理学は未だ確立しておらず、早急な学問の創生が望まれている。ヘイズ博士は、サンゴ生物学を背景に、微生物学、植物病理学、生化学、分子生物学を学び、海洋学、地質学、気象学などの広範な学際的知識を有する世界的に貴重な人材であり、サンゴ病理学における若手研究者のホープである。ヘイズ博士の講演は、サンゴの感染症研究の現状を解説するとともに今後の研究の指針を与えてくれた。

    [琉球大学21世紀COEプログラム]

    理工学研究科院生3名がIEEE学生研究奨励賞を受賞


    左から林大輔さん、當山広幸さん、中村充さん
     理工学研究科博士後期課程生産エネルギー工学専攻3年次の當山広幸さん、同研究科博士前期課程電気電子工学専攻2年次の林大輔さんと中村充さんが、IEEE福岡支部第6回学生研究奨励賞を受賞した。 
        当奨励賞対象者は、九州・沖縄地区にある高専・大学・大学院に在学する30歳未満の学生である。今回は10名の受賞者の内、當山さんと林さんと中村さんの3名が本学から選ばれた。
     受賞論文は、當山さんが「Formation of Schottky Electrode for CdTe Radiation Detector」であり、CdTe放射線検出器への電極形成手法と特性評価についてまとめたものである。林さんは「Generating Power Leveling of Renewable Energy for Small Power System in Isolated Island」であり、離島電力系統安定化のための次世代電力供給システムを提案したものである。中村さんは「Mathematical model of Ultrasonic Motor for Speed Control」であり、超音波モータの速度特性に対する詳細なモデル化を提案したものである。
     今回の受賞に対し、當山さんは「このような立派な賞を頂くことができ、とても光栄に思う。この受賞を励みに、今後も勉強や研究に努力したい。」とコメントし、林さんは「賞がとれて自分の研究能力に自信がつきました。これまでの研究活動でお世話になった千住研究室の教員や学生に感謝したい」と喜びを表現した。また、中村さんは「研究指導して頂いた千住教授に感謝します。今後も、研究室の後輩に活躍して欲しいと思います。」とコメントした。
     なお、當山さんと林さんは平成18年度学長賞の被表彰者である。

    「国際交流の交差点」

    第24回外国人による日本語弁論大会で山城 大久保 興太 ルベンさんが最優秀賞


    優勝した山城 大久保 興太 ルベンさん
     県内在住の外国人に異文化体験等について意見を発表する機会を設けることにより、相互の文化理解を深め、友好親善を促進することを目的に、第24回外国人による日本語弁論大会(沖縄県国際交流・人材育成財団主催)が3月3日(土)にパレット市民劇場で開催された。
     本学からは、仲宗根 シルビア 早苗さん、ビソネット アレックス チーアンさん、山城 大久保 興太 ルベンさん、モリ ルドヴィックさん、金 玲児(キム ヨンア)さん、クライーツォヴァー ヤナさん、コベル チャールズ マークさんの計7名が出場し、「子供たちとの触れ愛から」のタイトルでスピーチした 山城 大久保 興太 ルベンさん(ボリビア)が、最優秀賞に受賞した。また、優秀賞に「気の毒な」でスピーチしたコベル チャールズ マーク(アメリカ)、「仏蘭西風に討議しましょう」でスピーチしたモリ ルドヴィック(フランス)さんが受賞した。

    国立台湾大学研究者が表敬訪問


    出席者での記念撮影
     3月9日(金)、交流協定校の国立台湾大学より学術交流会議のため来沖した胡海国 医学部副学部長をはじめ9名の研究者が学長室を訪れ、森田孟進学長に表敬を行った。
     国立台湾大学と本学は平成12年より学術交流会議を実施し、隔年で双方の大学を訪問している。
     今回のテーマは、「小児と思春期の精神医学的及び精神衛生的な見地からの諸問題について」である。
     表敬訪問では、本学から、森田学長、岩政輝男理事、学術交流会議を担当する石津宏名誉教授、興古田孝夫教授らが出席し、森田学長から「貴校とは、医学、歴史の2面で深い交流を行ってきた。現在本学は観光科学科を立ち上げ、近い将来学部となる。英語と中国語が非常に重要だと考えており、研究面もさることながら学生の教育面においても協力し合ってゆきたい」との歓迎の挨拶があった。
     懇談では、石津名誉教授より、台湾大学に残っている植民地時代のカルテが大変貴重な文献となっている等の話があり、和やかな雰囲気で会話が弾んでいた。

    インドネシア共和国特命全権大使が本学を訪問


    Anwarインドネシア大使(右から2人目
    との記念撮影
     Jusuf Anwarインドネシア共和国特命全権大使他3名が3月20日(火)に本学を訪れ、森田孟進学長に表敬訪問を行った。
     この訪問は、日本とインドネシア共和国が50周年を迎えるにあたって、記念イベントのPRとAnwar氏の就任挨拶を兼ねて行われたもので、同大使は、今回が初めての来沖である。
     Anwar大使からは、「インドネシアの留学生がお世話になっており感謝している。また、2008年は日本との外交50周年であり、様々なイベントを行うが、沖縄への留学生にもイベントの依頼をしている。その際にはご協力をお願いしたい」と挨拶を行った。森田学長は、「昨年、ボゴール農業大学との協定を結ぶために貴国を訪問したが、その際本学で学んだ学生と会食を行い、同窓会の設立をお願いした」と話した。また、同席した嘉数啓理事からは、「6月に太平洋学術会議を開くが、60カ国からの参加を予定しており、インドネシアからも是非たくさんの参加をお願いしたい」と話した。Anwar大使は、同窓会のリスト作成の伝達と、学術会議への参加増を約束し、その後も親密な雰囲気の中で懇談が行われた。

    ラトビア大使が表敬訪問


    Vaivarsラトビア大使との懇談の様子
     ラトビア名誉領事館の那覇への開設予定の挨拶を目的に、Peteris Vaivarsラトビア駐日特命全権大使、翁長良光 在那覇ラトビア名誉領事(予定)他2名が3月23日(金)に本学を訪問した。
     森田学長に代わり(出張中)出席した岩政輝男理事より、「本学は55の大学と国際交流協定を結んでおり、また留学生も様々な国から来ている。貴国とも何らかの交流ができれば有り難い」との挨拶があり、Vaivarsラトビア大使からは、「6月に外務大臣が日本を訪問するが、その際是非沖縄に拠りたい。また、そのときに貴校を訪問し、講演等の実施を希望しているが、可能かどうか伺いたい」との挨拶があった。対して岩政理事からは、「6月には太平洋学術国際会議を開き、大学全体で対応に当たるが、外務大臣の訪問には可能な限り対応したい」旨の応答があった。

    中国教育行政官訪日団が本学を訪問


    学長室での意見交換の様子
     3月27日(火)に中国教育行政官訪日団6名が本学を訪問し、学長表敬及びブリーフィング等を実施した。
     学長室では、はじめに森田孟進学長から「沖縄を琉球と名付けたのは中国であり、両国には密接な関係があった。沖縄が重要な場所であるということは現在も変わりはない。本学は中国の大学との交流を重要視しており、また、82名の留学生を中国から迎えている。今後、一層の推進を目指している」との挨拶があった。劉得潤 団長(教育部弁公庁政務公開弁公室副主任)から「日本と中国の教育分野での交流と協力を目的に訪日したが、文部科学省、東京大学等に訪問し、実りある情報を得た。中国は人口も多く、自国の大学だけでは学生をまかなうのが難しい面もあり、今後とも貴校と中国の交流が発展することを願っている」との挨拶があった。
     続いて行われたブリーフィングは、大学の理念、情報公開状況について、収入源についてなどの事項について実施され、総務部長等各部長も出席して対応した。
     その後、大学会館「うりづん」にて昼食懇談会が行われた。

    「後援財団だより」

    本財団理事会並びに宮里昭也 前評議員への感謝状贈呈式


    感謝状の贈呈を受けた宮里昭也 前評議員
     去る3月28日(水)に、(財)琉球大学後援財団第94回理事会・第14回評議員会並びに宮里昭也前評議員への感謝状贈呈式が行われた。
     理事会では、理事である森田孟進学長をはじめ13名の理事・評議員及び監事が出席し、松本行雄理事長(琉球銀行相談役)を議長に、平成19年度事業計画・収支予算(案)について審議され、全会一致で承認された。また、会議では、各委員から基本財産の運用など今後の本財団のあり方について活発な意見が交わされた。 
     会議に引き続き、宮里昭也 前評議員への、国際交流事業並びに教育研究の充実発展への貢献等に対する感謝状の贈呈式が執り行われ、理事長より「本財団へのご尽力有り難うございます」との言葉と共に感謝状が贈呈された。

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