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ノーベル生理学・医学賞受賞者Sir Tim Hunt先生による特別講演を開催

2017年12月21日掲載


ノーベル生理学・医学賞を2001年に受賞されたティム・ハント先生(Sir Tim Hunt, FMedSc, FRS)の特別講演が、平成29年12月14日に理系複合棟で行われました。琉球大学の若者向けに「Seeing something impossible: Stumbling on the secret of the cell division」の題目で、科学の面白さと発見の歴史についての講演が行われました。当日は、理学部の学部生のほかに、農学部、医学部からの参加もあり、さながら、ノーベル賞受賞者による「琉大白熱サイエンス講義」となりました。講演後の質疑も全て英語で行われ、貴重な国際ハイスタンダード講義となりました。最後に、琉大の科学を目指す若者にメッセージを残されました。

”Keep your eyes on the horizon, but your feet on the ground”

Sir Tim Hunt

14th December 2017“

ティム・ハント先生(Sir Tim Hunt, FMedSci, FRS)は、1943年生まれのイギリスの生化学者です。ウニの細胞周期と同期して増減するタンパク質を見いだし、これを1983年にサイクリン(cyclin)と命名されました。その後、サイクリンはリン酸化酵素(キナーゼ)と複合体を形成して細胞周期を制御していることが証明されました。これが多くの生物で共通の細胞周期制御のメカニズムであることがわかり、細胞学、生化学を中心とした生物学全体の発展に大きく貢献されました。サイクリン発見の業績により、Leland HartwellとSir Paul Nurseとともに、「Discoveries of key regulators of the cell cycle(細胞周期の制御因子の発見)」の功績によって2001年にノーベル生理学・医学賞を受賞されました。

講演中のハント先生

受講生からの質問を受けるハント先生

記念品として贈られた「琉球大学の泡盛」

琉大生へのメッセージ

講演後に行われた学生との懇談会

略歴

  • 1943年 イギリス、ネストン生まれ
  • 1964年 ケンブリッジ大学卒
  • 1968年 ケンブリッジ大学博士課程修了
  • 1991年 英国癌研究基金クレラ・ホール研究所
  • 2002年 Cancer Research UK
  • 受賞歴等
  • 1978年 欧州分子生物学機構(EMBO)会員
  • 1991年 王立協会会員(FRS, Fellow of the Royal Society)
  • 1998年 英国医学院会員(FMedSci, Fellow of the UK’s Academy of Medical Sciences)
  • 1999年 米国科学アカデミー外国人会員
  • 2001年 ノーベル生理学・医学賞
  • 2006年 ロイヤル・メダル