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第100回琉大21世紀フォーラムを開催
~未来社会はどうあるべきか~

2019/03/08 掲載


国立研究開発法人理化学研究所の松本紘理事長を講師にお招きした第100回琉大21世紀フォーラムが2月15日、沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ6階ニライにおいて開催され、学内外から約200名が参加しました。

講演では、科学革命の土台となった近代科学の歴史(13~19世紀)を踏まえて、学問が多様・複雑化している現代科学の現況、そして、科学の進化がもたらす未来についてお話ししていただきました。

今回のテーマである「未来社会」については、現在の電車内の風景(乗客全員がそれぞれで自身の携帯を覗いている風景)やリアルな戦争という現場においてさえゲーム感覚でバーチャル化させてしまうという出来事が起きていることを例に挙げ、科学技術の進歩は「幸せ」なのか「不幸」なのかどうか、また、科学の進歩による経済成長で、地球・人類は滅亡に向かっているのではないだろうかと、会場へ疑問を投げかけられました。

そして、未来の地球を支えるためには、現在の学術研究、基礎科学、技術開発のイノベーションに加え、新しい価値観・生き方が必要になるだろうという考えに立って、その新しい生き方の1つとして、ご自身の夢である「太陽系の開拓」を起点に、人類が「太陽系」そして「銀河系」へ進出するであろう未来社会を予想し、その社会に必要な既存の研究・技術や創造すべき研究・技術に関して語ってくださいました。

100年後、それ以降の未来社会に向けてイノベーションを起こすためには、未来のビジョンとそれを実現するためのシナリオを研究者と企業で共有することが必要であること、理化学研究所では、そのビジョンとシナリオを考え、提供する専門職「イノベーションデザイナー」を設置していることについても紹介されました。

最後に松本理事長から、今回参加の多かった高校生に向けて、理系・文系の枠にとらわれず、興味を持って学び考えることを大切にし、人間の持つ4つのガクリョク『①学力(知識と俯瞰力)、②額力(人の気持ちを感じ取り思いやる能力・強い意志)、③顎力(コミュニケーションの能力・健康)、④楽力(何事も楽しむ能力・人間力)』を伸ばしていってほしいとのエールが送られました。

開会挨拶を行う大城学長

挨拶を行う河原様(ダイキン工業株式会社:会長 井上礼之様のご代読)

挨拶を行う鈴木様(一般社団法人日本立地センター 理事長)

講演を行う松本様(理化学研究所 理事長)

会場の様子

質疑応答の様子

閉会の挨拶を行う須加原理事