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Butterfly Campus を目指して

2015年4月27日 掲載


本学の広大なキャンパスのあちらこちらで、美しい蝶が私達の頭上を優雅に舞う風景を見ることができたら-そんな夢を描いています。

米国の州立大学では、学生達が行き交うキャンパスの中で、芝生の上や木陰でゆったりと憩う人々の姿が日常的に見られます。その美しい景観ゆえに人々に愛され、豊かに情感が交流する場として地域の人々の暮らしに溶け込んでいて、まさに、Land Grant University の真価を発揮していると言えます。

美しい花々に彩られ、可憐な蝶が舞う。ドライブの目的地にもなるようなそんなキャンパスになれば本学の魅力が増して、老若男女を問わず多くの人々を引きつけ、その効果は大学周辺にも波及していくことでしょう。大学が地域の環境づくりに影響力を持っているということは、人々の暮らしを豊かにするポテンシャルを持っているということに他なりません。景観豊かなキャンパスづくりは、多くの“学園都市”に見られるように、学生や教職員のためということを越え、アカデミックに洗練された“街づくり”にも繋がってます。県民に愛されることを目指したキャンパスづくりは、地域に根ざして発展してきた本学が取り組むべき重要な社会貢献事業の一つなのです。

沖縄県内には、蝶の増殖や安らぎの空間づくりなどに関わっている団体が複数あります。「首里城下にチョウを翔ばそう会」もそんな団体の一つで、オオゴマダラを中心とした蝶の増殖と蝶や昆虫に対する意識啓発事業を展開しています。本学では豊かなキャンパスづくりの一環として、「翔ばそう会」のご理解とご協力を得て蝶の繁殖に必要な食草と蜜源植物を植栽し、多くの蝶が舞うキャンパスを実現しようと計画しています。

南国の貴婦人と称されるオオゴマダラの学名は、Idea leuconoe liukiuensis で、Ideaは観念・発想・夢を意味し、liukiuensis は琉球列島に分布していることを表しているそうです。蝶は、平和の象徴とされる場合もあり、本学の建学の精神「自由・平等、寛容・平和」にも合っています。また、鳥類のように渡りを行う蝶もいて、日本と台湾の間の地域を 1,000~2,000km も渡るアサギマダラや、南北アメリカ大陸を 3,000km 以上も渡るオオカバマダラなどが知られています。小さな体にすごいエネルギーや知られざる生態と知恵を持っている蝶の不思議に惹かれます。本学も国立大学改革の潮流の中で大きな変革をせまられ、その舵取りは容易ではありませんが、蝶のように軽やかに且つエネルギッシュに課題に立ち向かいたいものです。

今後、「翔ばそう会」の専門家に見てもらい、どのような食草や蜜源植物をどこで、どれだけ植栽するのかを決めたいと思っています。オオゴマダラやリュウキュウアサギマダラなどがキャンパス内を悠々と舞う日を、皆さんもどうぞ楽しみにしていてください。