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工学部の城間悠平さん(大学院理工学研究科1年次)と重信颯人さん(電気電子工学科4年次)が
優秀論文発表賞を授与されました

2015年 1月19日掲載


優秀論文発表賞(IEEJ Excellent Presentation Award)は、電気学会が主催する「第67回電気・情報関係学会九州支部連合大会」において、論文発表を行なった九州支部の地域(九州・沖縄)における学生の中から、優秀な論文を発表した者に授与される賞です。今回、理工学研究科博士前期課程電気電子工学専攻1年次の城間悠平さんと電気電子工学科学部4年次の重信颯人さんが、優秀論文発表賞を授与されました。2014年度の発表件数172件のうち、優秀論文発表賞の受賞者は15名でした。

城間さんの受賞論文は、本大会にて発表された「無瞬断スマートハウスにおけるFRT制御時の最適な有効電力および無効電力」です。太陽光発電設備が多数連系された電力系統において故障が生じた場合、太陽光発電設備が一斉に解列して大停電に陥る可能性があるので、故障発生後に一定期間継続運転を行うFault Ride Though(FRT)機能が重要になります。しかし、住宅の受電端電圧は配電電圧に依存するため、FRT動作時に宅内負荷へ悪影響を及ぼす恐れがあります。そのため系統故障時にも宅内負荷へ安定した電力供給が可能なFRT機能を有する無瞬断スマートハウスを提案しています。FRT動作中はインバータから系統へ受電端電圧一定制御のための最適な有効電力および無効電力を注入し、宅内負荷へ与える影響を低減させ、シームレスに自立・再連系運転を達成する研究です。この研究結果を利用することで、災害時においても自立した電力供給が可能であり、このような機能を有するスマートハウスの普及が期待されているところです。

重信さんの受賞論文題目は、「オートタップチェンジャ付柱上変圧器の多目的最適化」です。太陽光発電などの再生可能エネルギーを用いた分散型電源が大量連系された配電系統において、電力の安定供給や品質管理のために配電電圧を適正範囲で維持することが重要な課題となります。しかし、制御機器の導入コスト削減や電圧維持性能向上はトレードオフの関係にあります。また配電系統設計の観点から、制御機器の最適配置問題は重要な課題となります。そこで、近年開発されたオートタップチェンジャ付柱上変圧器を配電系統における電圧維持性能の向上と機器導入コストの削減を目的とした多目的最適化へ適応させ、さらに最適配置問題を同時に考慮することで、経済的かつ信頼度の高い配電系統の構築が可能となります。この研究では配電系統におけるさまざまな問題を同時に考慮することができ、さらに多様な要望に合致した解を提供するこができるので、今後、さらに分散型電源が大量導入された場合も、本提案は配電系統設計に役立つことが期待されます。

今回の受賞に対し、城間さんと重信さんは「このような素晴らしい賞を頂くことができ大変光栄です。ご指導頂いている千住先生、與那先生と研究室メンバーには大変感謝しており、この賞を励みに今後も研究活動に一所懸命励みます。」とコメントしました。

二人の今後の活躍が大いに期待されます。

(左より)城間悠平さんと重信颯人さん

(左より)城間悠平さんと重信颯人さん