上運天奈々子(NANAKO KAMIUNTEN)

上運天奈々子(NANAKO KAMIUNTEN)
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観光産業科学部観光科学科 2013年卒業
上運天奈々子さん (沖縄県出身)

2013年4月 西日本電信電話株式会社入社
2014年11月 全日本空輸株式会社入社

客室乗務員として国内・国際線を担当。接客スキルを競う「OMOTENASHIの達人コンテスト」グループ部門準決勝進出を果たすほか、ドブロブニクチャーター便クルーへの選出や、全米女子ゴルフメジャー選手権ANA inspirationにプロモーション担当として参加するなど活動の幅を広げる。現在はNew York/Kuala Lumpur班を担当し、快適な空の旅と安全を提供している。

琉球大学へ進学を決めた理由を教えてください!

将来に対する明確な展望がなく、可能性を模索する意味でも県内最高峰となる琉球大学を目指しました。高校3年生の時にはオープンキャンパスにも参加。広々とした敷地と学生の活き活きとした様子に憧れを抱き、一緒にオープンキャンパスに参加した同級生と夢のようなキャンパスライフを想像しながら帰宅したのを覚えています。

観光科学科を選択したのは、得意な英語を活かせることに加え、「観光」というキーワードに興味を持ったからです。

大学在学中の思い出を教えてください!

特に思い出深いのは、「かりゆしホテルズ沖縄観光人材育成基金」を活用したハワイ研修です。観光業界で活躍できる人材育成を目的に、琉球大学内から参加者を一般公募し、英語・日本語による面接を経てハワイへ派遣するというプログラム。現地の宿泊施設や島内交通、文化・風習と幅広い分野に触れ、沖縄との違いや先進的な取り組みなどを学びました。

琉球大学にはさまざまな講義・研修が用意されていて、想像を超えた学びに出合えるチャンスが溢れています。

大学で印象深かった講義を教えてください!

1、2年生の時は単位取得に必死でしたが、3年生からのゼミで一気に世界が広がりました。私が所属した上地ゼミでは、ホテルにおけるCS(= Customer Satisfaction)・ES(= Employee Satisfaction)をテーマに、顧客と従業員双方の満足度をあげるための取り組みを学びました。県内ホテルのほか、マカオや香港、ベトナムへの海外研修も含め、幅広い世界に触れることができました。

また、上地先生には学問に収まることなく色々なことを教えていただき、人生観が変わったと言っても過言ではありません。

就職活動について教えてください!

ハワイ研修やアメリカ留学などを通じて世界の広さに触れたこともあり、行動範囲をいかに広げられるかに主眼を置いて就職活動をスタート。渡航費や滞在費を助成していただける琉球大学の「県外就職活動支援事業」を活用し、県外での就職活動を展開することができました。

新卒ではNTT西日本に就職。兵庫県で代理店営業としてフレッツ光の販売促進に尽力していましたが、他愛もない会話の中で、以前から憧れていたCAへの想いが再燃。「人生1度きり」という友人の後押しを受けて、現在の全日空のキャリアへと繋がりました。

現在のお仕事について教えてください!

客室乗務員としてNew York/Kuala Lumpur班を担当。国内線から国際線、エコノミーからビジネスクラスなど、客室乗務員は業務の習熟度によって活躍できる場所や役割が異なるため、さらなる熟達を目指して、お客様へ快適な空の旅を提供できるよう真摯に取り組んでいます。

琉球大学で学んだ観光の知識や技術、授業で繰り返し行ったプレゼンテーションなど、社会人生活の中で存分に活かされていることに感謝しています。

琉球大学を目指す学生にメッセージをお願いします!

琉球大学への入学はゴールではなく、その後に続く社会人生活のため「いかに学ぶか、何を学ぶか」が求められるスタートの場。県内外の私立大学に比べて国立大学のため授業料は一律同額で、しかも県外一流大学に負けない数多くの貴重な学びとチャンスに巡り合うことができます。さらに琉球大学では、様々なバックグランドを持った教授の方々や県外からの学生、留学生など、多種多様な人々との出会いに溢れています。

行動することで沖縄以外の大きな世界を見ることができ、可能性を広げていけるので、思い切ってチャレンジしてください!