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南に拓かれた知の津梁創生を目指して
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アジア・太平洋文化圏の中心に位置する沖縄に設置された琉球大学は、その地理的、自然的、歴史的背景に根ざした南の柔らかな学知を創造し、発展させることをもって、地域特性と国際性を兼ね備えた教育研究の中核拠点を目指しています。研究面では、基礎的研究を重視しつつ、その成果に基づく特色ある研究を戦略的に発展させるべく、平成15年に「研究推進戦略室」を設置しました。 その役割は、1)特色のある大型研究プロジェクトの企画、支援、調整を通して研究の個性化と高度化を促進すること、2)科学研究費等の獲得にむけた教員個々人の支援、指導を通して基盤的研究を活性化すること、3)若手研究者、女性・外国人研究者などの研究環境を整え、次代を担う研究者の育成を図ること、4)学内の研究活動を評価し、課題や問題点の解決を図ること、などであります。 平成22年度から始まった「第2期中期目標・中期計画」では、〜南に拓かれた知の津梁創生を目指して〜を標榜し、①学内の物的・人的研究資源の弾力的かつ効果的運用を通して研究に専念できる環境を整備すること、②内外の研究機関と有機的に連携して共同研究を推進すること、③成果が期待される基礎科学研究と特色ある研究分野を支援し、外部資金等の戦略的な獲得を目指すこと、④研究者倫理に従った自由で公正な研究が推進できる体制を構築すること、⑤これらを通して日本最南端の研究拠点大学への道筋をつけること、などを基本方針として掲げています。 具体的には、学長裁量による各種研究支援経費(戦略的研究推進経費、若手研究者支援研究経費など)の実効性のある運用を図り、研究成果に繋げることが挙げられます。特に、本年度から新たに(大型の)科学研究費等獲得インセンティブ経費を設けましたので、その成果を研究資金獲得の増額につなげていく必要があります。また、若手研究者のスタートアップ、女性・外国人研究者が抱える問題を明らかにし、その解決を通して社会的、国際的に通用する研究活動の推進に心がけなければなりません。また、国立大学の法人化後に一段と強まった競争的環境が行き過ぎた成果主義を生みだしていると指摘する声があります。極端な成果主義が、研究への興味や情熱を削ぐものであってはいけませんし、不正を生む素地になってもいけません。研究面でのファカルティ・デベロップメントもしっかりと進めていかなければならないと考えております。各位の建設的なご意見を期待しております。 平成23年6月
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